闇が指すところ
①
現在社会である今の日本、光あるところには光があり、悪魔や邪神などと契約し魔法を使う為には、必ずその代償が必要になる。
魔を志すものは、この代償を自分で集めなければならない。
金なら金で払えるが、人の心はそうはいかないだろう?法律や警察などあるが、そんなもので払いきれない事の方が多い。
そしてある日気づいたのだ、この世の中自体が怪異に溢れている。
闇の欠片が少女神守マモルの目に留まった。
「見て見ぬふりも人によっては、救いになりますよ、マモルお嬢様」
漆黒のドレスを羽織ったメイド、彼女は、中世的なマモルより可愛らしく
、金色の髪をした少女に見える。
その見た目とは裏腹に、年齢は10代半ばにして神守財閥メイド長を務める優秀な人材だ。
「分かってて言ってるでしょ?ナツメ」
マモルが不機嫌な顔で応えると、ナツメと呼ばれた少女は微笑みながら返す。
「はい。マモルお嬢様は、優しくそういう方ですから、分かっておりますとも」
マモルはナツメの返答に、むくれながら言う。
「もう!ナツメは意地悪になったわ!」
マモルが言うと、ナツメはさも当たり前のように言い返す。
「はい、私はあなた様のメイド長ですので」
そんな二人のやりとりを見て笑い。
「店長がこの闇の残滓をみたらどういうはらんをおこすのかな?」
マモルの目の先には、なにもない公園だが、右目の瞳【見通す神瞳】には、足が人の顔で形成された虫の異形の怪異が蠢いているのを捉えている。
「マモル様、この公園は、今月に入って2度も怪異の目撃情報があります」
ナツメがマモルに言うと、辺りを見回す
陰陽師の家系の彼女は、それなりに霊力は、高く、回りに浮かぶ黒い気持ち悪い残滓が見えているらしい……。
懐から銀の棒を取り出すと。
「襲われない限り倒すなって白里さんに言われてるけどあれは、もう何人も人を食べているわ……だから」
マモルは、そう言うと銀の棒を地面に突き立て。
「滅するわ!」
マモルが言うと、ナツメは頷き。
「はい、お嬢様」
ナツメが返事をすると、マモルは、目を瞑り精神を集中させる。
すると
「銀の破魔弓よ、いでよ
"Arcusargenteusdaemon,age."」
棒は、空間の魔力を吸収し、銀の弓となり、マモルの背丈と同じ程に大きくなる。
マモルがその弓を引き絞ると、その弓矢に纏った魔力は凝縮されて、巨大な光の閃光になり怪異を撃ち抜く。
光の矢は怪異を貫くと浄化する。
「終わったわ」
マモルが弓を持ち、臨戦態勢から回りの安全を確認したあと、ナツメに言う。
「お疲れ様ですお嬢様」
ナツメはマモルに労いの言葉をかけながら、浄化された怪異の残滓を見る。
「しかし、この公園は、今月に入って2度も怪異の目撃情報がありますね」
ナツメが言うと、マモルは頷きながら。
「祓うのは、私たち陰陽師の仕事だけどこれだけ異常に出てくると、白里さんの所に行かなくちゃね」
ナツメはそう言うと、ため息をつき。
「はぁ……めんどくさ……」
マモルが言うと、ナツメはクスクスと笑いながら。
「そうですね、協力してもらっているのは、すいませんね?」
マモルの頭を撫でながら言うナツメ
そうしていると、ナツメのスマートフォンから着信音が鳴る。
「はい、店長?え、今すぐこい?怪異の亡骸も忘れずに?は〜い、今行きます」
ナツメが電話を切るとマモルに言う。
「白里さんからの呼び出しです」
するとマモルは、目を見開き驚いた様に言った。
「えっ!あの白里さんが今すぐ来いって?」
マモルは驚きながらもすぐに持ち、弓を元に戻し、服にしまうと車に乗る。
ーーーーーー
魔道具名称
銀の破魔弓
(Arcusargenteusdaemon,age.)
製作者仁科ルキナ
製作者が特に気負う事なく作った破魔弓は、小振りながらに、その必殺の螺旋の一撃は怪異を浄化する事ができる。
しかし、銀の魔力を使い果たすと、1週間ほど再使用ができないというデメリットがある。
ーーーーーー
解体作業を終え、車に乗り一時間
「ナツメ、またこれ充電に一週間かかるんだけど?また霊木の弓で戦わないと駄目?何か、わたしも魔法か術をならおうかな?」
「店長に店いったら聞いてみますか?」
「そうね」
そうしているとナツメが運転席から言う。
「ちなみにですが、追いかけられていますね、この車を運転しながら私が攻撃魔法とか使えると思いますか?」
マモルは顔を青ざめながら……。
「ナツメさ〜ん、あなたは霊装で戦うのは、そんなに下手ではありませんよね?お願いで後ろに追いかけてるとか言わないで!!えー、車に乗りながらの射撃、…大丈夫かな、……」
椅子の機械を触りミラー機能を写し、倍率を高くして後ろの気配のものを写す。
「弓が駄目なら銃貸しましょう」
「え?いいの?使いたい使いたい!!
この世界の銃は、昔、ダンジョンと言われる異界に繋がる対なる神たちが作った迷宮の入り口のために、何かの影響で消えてしまったアーティファクトでハンドガンのものでも、50センチの鋼材を撃ち抜く一撃を与える別名【ARMS】と言われる、よく使ってるtaceaccipiterを!
はい、お嬢様、キーどうぞ?」
マモルが喜びながらキーを受け取りイスの金庫からジェラルミンケースをとりだす。
隣に座る執事の綿貫は優しく微笑んでいるが……内心呆れていた。
(銃好きすぎだろ、このARMZマニアこれかったらいくらするのじゃ?)
すると、後ろをつけてきた車の一台がいきなり車の前に出てきて、蜘蛛の足をはやし盛り上がり、顔が足の蜘蛛の怪異が車の前に現れる。
ナツメは、慌てずに急ブレーキを踏み車が急停止する。
すると車は止まるがマモルとナツメの体が前に押し出されそうになる。
しかしナツメは冷静に言う
「お嬢様!伏せてください!」
マモルが急いで伏せると、車のルーフが開かれて、銃を確認し。
【主設定、ナツメからマモルへと一時期譲与】
ナツメが車のルーフにマウントされた長い銃身の銃を箱から取り出しホルダーを抜き、椅子に片手で取り出す。
そして、迫り来る蜘蛛の足をもつ怪異に向けて銃を構えると
「食らいなさい!」
マモルは、天上を開け椅子の上に登り引き金を引くと、大口径のハンドガン型ARMS【taceaccipiter】から放たれた弾丸は、マモルの目には写らないほどの速度で魔力の光を発しながら、車と蜘蛛の怪異を貫き、車のフロントガラスに蜘蛛の怪異の大きい身体を撃ち抜いた。
「taceaccipiter」
ナツメは、そう呟くと。マモルはナツメからtaceaccipiterを受け取り。
「やっぱりこの銃いいわね!」
「まぁ、黄金級のARMZだからね」
マモルとナツメは、主従関係だが幼馴染み同士で、綿貫は、ナツメの祖父であり優秀な術者でありtaceaccipiterの元持ち主でナツメに譲り渡したのである。
「私もARMZほしいなぁ……」
「爺さんが若い頃に骨董品屋で見つけて買ったものらしいから、その骨董品屋に行けばまだあるかもね?」
「いつか見に行ってみようかしら」
マモルがそう呟くとナツメは。
「まぁ、それはいいとして……車の残骸持っていくんでしょ?解体時間かかるから、少し待っててね?」
ナツメが言うと解体道具をもって綿貫と出る。
「うん、ゲームでもやって待ってるね?」
マモルは残念そうな顔をするとナツメが。
「まぁ、その銃での射撃は楽しかったでしょ?また今度練習しましょ?」
ナツメが優しく言うと、マモルは笑顔で言うとでていく、かばんからゲーム機を出して。
「そうね!楽しみながらやると楽しいもんね」
そしてナツメと綿貫が車の残骸を解体するなか、マモルはゲームをやり始めるのであった……。
ーーーーーー
ARMZ名taceaccipiter
ランクハンドガン黄金級
弾数12発
攻撃力SSS
発射数3発/1
マガジン(残弾は、ケースの中に保持)
装弾方式オートマチック方式
(他に弾薬を内部補給する(ただし攻撃力は、低い)機構がある。3発式だが弾薬の自動生成機能があり一度装填すると2時間後に再生成、2発につき5時間後に再生成される。)
ーーーーーー
②
マモルが車から降りて解体作業に入った頃。
「しかし……はぁ……」
ナツメは、ため息をつきながら、車のタイヤを銃で蜘蛛の頭を撃ち抜き地面に埋める。
「どうした?」
「流石の私でもため息つきますよ」
「じい様、見てくださいよ、いつの間にやらあの蜘蛛畜生、この車に張り付きやがりましてね」
爪の痕を見せる。
「そうか……で、どうする?」
「修理費いくらかかるかな……はぁ」
すると綿貫は、蜘蛛の死骸を車のルーフから下ろすと。
「まぁ、この程度なら儂が直せるわい、ナツメは解体作業に集中せい!」
「ありがとうございます!ではお言葉に甘えて」
「うむ、しかしあのマモルお嬢様もARMZを使いこなせるとは、ギフテッドという能力者は、強いようだの?、普通ならびくとも反応せんぞ?あの銃の弾丸は、」
綿貫が言うとナツメは。
「そうね、ただこのtaceaccipiterは、あれでも性能を落としてるんですよね?」
「うむ?なぜじゃ?」
「私の見解ですが恐らくギフテッドな能力者に適合する為に作られたものだとか?だって、ダンジョンができたときには、銃とか戦車の近代兵器なくなったんでしょ?それで、一部のギフテッド能力者にこのtaceaccipiterが適合したとか?まぁ、私の推測ですが」
「なるほどな……しかしあのマモルお嬢様の能力は、まだわからんからの……可能性の塊じゃ」
「そうですね、でも私は、どんな能力だろうとついて行きますよ?」
「お腹空いた~、ポテトチップ食べよー、あ、カップラーメンある!!お湯お湯!!お湯沸かさないと……えっと、ケトルで水入れて~沸くまで時間があるしゲームやろ!ポテチっと」
マモルがゲーム機を操作しながら独り言を言ってると。
「お嬢様!!ちょっとは手伝ってください!」
ナツメは怒りながら言った。
ーーーーーーー
「でまた、お前は、ラーメン食って帰ってきたと?前の事件のとキも食ってタよな」
眼球、革、甲殻を識別しながら白里龍飛
この次元のはざまにある怪異【マヨイガ】を店を賄っているである。
店長は、いるのだが精神は、まだ子供なので、白里が店長代理をやっている。
「すいません……美味しかったので家では食べられないんですよね、滅多にしか食べれませんし」
「であの公園には?なんかあったか?」
白里がナツメに聞くと。
「はい、店長の予知通りでした」
すると白里は、顔を曇らせながら言う。
「そうか……爺さんの依頼の怪異はどうだった?」
「ちゃんと仕留めましたよ!」
足が顔の部分を持ち。
「何度もみても気持ち悪いわ、これごはん食べられないです」
コンビニのおにぎりを頬張りながら言う。
「まぁ、これも仕事だからなぁ」
「で?今回の報酬は?」
ナツメが聞くと白里は、少し悩んだあと。
「はぁ……今回は、これやるよ!」
そう言うとナツメの手のひらに小袋を渡される。
中をみると鍵?だった。
どうやら電子鍵のようで。
「奥の倉庫五番にまだ組み立て途中のがらくたがある好きなのひとつだけもっていいぞ、値段にして最高なものは、1億ぐらいだ」
「えー、がらくたー、まぁでも1億ならいいか!」
「それからな、あの爺さんから連絡があって、マモルの嬢ちゃんにもARMZをひとつ作ってやってくれだとさ」
するとナツメは。
「やったー!!私のも作れますかね?」
「さぁ?わからんが……多分作れるだろうが貰う金は、ワンオフ品だから高いから覚悟しとけ」
白里が言うとナツメは。
「え?どれくらいですか?」
「さぁな、とりあえず2億くらいじゃないか?」
するとナツメは少し嬉しそうにしながら言う。
「まぁ、それぐらいなら、ぽんっと出してくれますよね」
「そんじゃ俺は作業するから勝手に倉庫の中を探索してくれ」
「え?探索?ですか?」
「うちのお嬢が作った倉庫だ、ただのそうこじゃないゼ?低位怪異がでル財宝倉庫ダンジョン、五階層お前ら三人なら簡単にクリアできるだろ?」
ケラケラとわらいながら言う。
「わかりました、では探索してきます」
ナツメは言うと倉庫に向かうのであった。
ーーーーーー
3階層目の低位怪異を討伐する【四人】
「やっぱりドロップもしょぼいね?」
マモルが弓を下ろしながら言うとナツメが言う。
「まぁ、ボチボチ、奥まで行けないよね?明日学校は、どうなのまもちゃん」
「明日サボるよ?習うことないし聖柰先輩なんでここにいるんですか?」
ナツメは、宝石の短杖持ち【火炎弾flammabomb】をチョロリン、片手に棒状の武器を持った橙色の小人に放つ。
「まもちゃん!なんかきたよ」
マモルに言われて聖柰は、鞭のような蹴りでチョロリンを仕留める。
「チョロリン?」
「倉庫ダンジョンのガーディアンだよ、ルキナちゃんが歩く怪異食べ物を作ってるみたいなの」
ポロンと半円形のクリーム色のスライム怪異「スプリム」倒すと中華スープのインスタント食品ができる。
「まだバイト浅いからここまでいれて貰ってないんだよね?」
「え?いつのまに?バイトに」
「いつまで事件の時かな?多田野ちゃんも雇われてるよ、喫茶店の方で」
この聖柰・マッケンリーが、ビニール状に包まれたチョリソーを倒したチョロリンから手に入れる。
「食べ物を怪異にするなんて凄いよね?このスプリンの死骸を鍋に入れると美味しいスープが出きるんだよ?」
スプリンのなかにチョリソーをいれて、スープを作り始める聖柰・マッケンリー。
「できたよ、ナツメちゃん」
「いただきます!」
スープをもらい。飲んでみるとかなり美味しい塩ラーメンのスープだった。
「んー、麺なしのラーメンですかね?取り敢えずここにいれば食料危機には、なりませんよね?もうひと味ほしいです……え……と」
ポケットから【冷凍石(gelidalapis)】を投げて氷の塊にするとチョリソーを木のまな板で形もなくなるほど細かく切り刻み
【風神(VentusDeus)】で細長く麺状に
切り鍋のなかにいれ水で解凍してスープのなかに入れ沸騰させる。
「んー、うまくいきますね!即席の肉麺です!でも麺というより、ちょっと太めの細いお肉ですね?弾力があって噛みごたえがある感じです」
ナツメが即席の麺料理を作りながら食べていると。
「あー!またまもちゃんが料理してる!ずるい!!」
聖柰が騒ぐとナツメは笑う。
「はいはい、食べる?」
「ん?麺なんて、どこで手に入れたの?あー肉麺なんだ…、んーー!、なかなかおいしいずるずる……!」
「ごちそうさまでした」
ナツメと聖奈がラーメンを食べ終わり。
「あの、マモルちゃん?ナツメちゃん?」
「はい、なんでしょうか?」
「どしたの?なんかあったの?」
ナツメは、少し気恥ずかしそうにしながら。
「トイレいってもいいですかね?」
すると。聖奈も顔を真っ赤にし。
「そういえばトイレどこ?」
「ふあー、そこ曲がってた所がカプセルホテルですよ、新品ですよ」
槍をもって、聖柰の姉、愛奈が通りすぎて言った。
「ありがとうございます」
ナツメが、トイレのある場所に向かい一休みしたあと
「え?これっていつものメンバーじゃない?おじさまは、いないけど」
「私、ここでルキナちゃんに頼んで冒険者させてもらってるの、まだ三階層しか行けないけどね?」
聖柰と愛奈、そして三女の蘭と末っ子のノラ、会わせて四人の姉妹は、留学生であり女神の母と、もう亡くなったが英雄の父の子供である。
「ふーん、そうなんだ?」
すると愛奈がナツメに。
「冒険者なの?私もなの~でもまだ5階層しかいけない~」
「へ~じゃあうちのもおんなじだ」
そこに三女の蘭が来て言う。
「姉さんより先いくなんてそれってどうなの!!蘭」
「ソロの姉さんと違って私は、プリーストのノラと魔法使いの美流ちゃん、タンクのマキに闘将の私でパーティ組んでるの~まぁ、でも聖奈は、まだこの次元に慣れてないからしょうがないよ?それにルキナちゃんのところでバイトしてるなら仕方がないことなんじゃないかな?」
愛奈が言うと蘭は。
「えー、それって大丈夫なわけ~?ってあんた中学生でしょ!!なんでバイトなんかしてるのよ、冒険者は、18歳になってからでしょ?それにまだ高校にはいってないはずよね?」
「あー、私も学生です。一応学校に通ってるのですが……学費免除してもらっているだけなので……」
すると美流のうしろからかおだしてマナが言った、背中から触手をくねくねと出している。
「え?この子、怪異?」
「元ね?今は、ルキナに仕える亜神だよ
、ナツメちゃん」
「え?ナツメって……あの?」
蘭が言うとミユは。
「あのARMZ使いで有名なナツメサン?、凄い!!」
「え?そうなの?」
蘭が言うとミユが言う。
「そうだよ!!ルキナ様から聞いてたの!ARMZを使える人がいるってー」
すると愛奈は。
「あー、でも私らには、まだ早いよ高すぎるもん」
「え?蘭明日学校でしょ、だいじょうぶなの?」
「え、私たち、夕方の学校から来てるけど、え?時間軸違う?え?」
するとミユが。
「うん!時間軸は、別だけど同じ次元にあるから大丈夫」
「へー、そうなんだー、じゃあ私も冒険者できるんだ!!」
蘭が嬉しそうに言う。
「まぁ、まだ早いけどねー、ここだけだってルキナ様は、いってたでしょマキ」
制服で背中まだ髪が長くおとなしめの
女の子、マナが言う。
「そうだよ!マキとミユになんかあったら私達怒られちゃうんだから」
「へぇ、店長から、このダンジョンの鍵貰ったの私たちで最後なの?」
「え?私、そうなの?」
「え?聞いてないの?」
愛奈と聖柰が言うと。
「うん、私たちは、ここでルキナ様のところでバイトしてるだけよ?私たちは、暇潰しと三階のカプセルホテルを借りて生活したりしてるんだけど?」
するとミユは。
「えぇー!知らないでここまで来たんですか!?じゃあ皆さん転移装置を使わなかったんですか!!」
それを聞いてくる。
「転移装置?」
「ほらこんなの?」
三人のスマフォについた水晶の玉、祝の紐がついているこれが転移装置なのだろう。
「この鍵とは、違う感じ?もしかするといりぐちも?」
「わたしらは、二階、四階のカプセルホテルがスタート地点なのよ」
「うそ、蘭!早く言ってよ!」
聖が言うと。
「え?だって聞かれなかったし」
「レベルとか上がらないでしょここ?」
「え?上がるよ?経験値少ないけど」
やはり違う時間軸から来てるようで。
「もしかして、地下とか四階には、行かないの?」
聖が言うと聖奈は。
「三階までいくと死んじゃうらしいから……そもそもレベル上げるなら二階層で上げないとまだ早いかなって」
「え?そうなの?ちなみに今何歳なの?」
マモルが食べ終わった肉そばをゴミ箱に入れながら言うと。
「私は、17歳」
らんが言う。
「18歳だよ!!」とミユ。
「嘘でしょ!!私たちより年上じゃん!」
驚いて、聖奈は、言った。
「やはりそうなんだね?聖奈と愛奈ねえ様いやに子供っぽいと思ったらちなみに、私、聖奈の風爪と愛柰ねえ様の聖風を使うことが出きるわよ」
風の爪を呼び出して切り従属してくれる魔方陣を作る使役魔法、聖風は、ドーム状の結界作り回復効果をえる。
「うそ、ナツメちゃん達ってそんなすごいの?」
愛柰は、言うが。
「まぁ、まだ三階層しかいってませんから……でもルキナ様が言うには、もっと上の次元にいけるらしいですよ」
すると蘭が。
「あ、そろそろ帰らないとルキナ様が……こほん……」
ミユが頬を赤くして言う。
「ルキナ様が心配します」
するとナツメは。
「あ、ごめんね?なんか引き留めちゃったね?」
「またいつか会えますよね?」
マキが言うと蘭も言った。
「私らも姉妹で冒険者してるから!会えるとおもうよ!」
「アー、みゆちゃんだっけ?」
「はい、なーに?」
「ルキナちゃん今どうしてるの?」
マモルが聞くと、
「いつも通りお金集めと困っている人にさしのべて天罰与えるやつには天罰与えてるよ」
するとマキが言う。
「ルキナちゃん、神様の昇段試験落ちてるんですよ、私たちと遊んでしまって」
「あ、そうなの?姉さんたちも?」
ナツメが聞くとミユが言う。
「はい、ルキナ様は、勉強と運動は、ピカ一に出来るのに、どうしてかは、わかりませんが落ちてしまうみたいで……」
「わかった、じゃまたね」
ナツメたちは、カプセルホテルに戻った。
「ふぅーなんか凄いことになったなぁ……まさか未来からルキナちゃんのその友達たちが来るなんて……」
カプセルホテルのソファーに座りながらナツメが言う。
「経験値が手に入るのは、羨ましいね?私らもほしいね?」
マモルが言う。
「そうだと思うよ?さてと風呂入って寝ようかな」
すると帰ろうとしているミユが……
「お風呂なら二階の奥にありますよ!」
するとナツメは。
「蘭達は?」
「解散してバラバラに帰ってるんだよ」
「そうなんだ」
するとミユは、手を振りながら奥へと入っていった。
「それじゃまたどこかで」
それだけ言うと笑顔で奥へと入るのだった。
ーーーーーー
③
「とても可愛い子だね?マモルちゃん?ウリウリ、うかうかしてるとミユちゃんにとられちゃうよ?」
「ちょ、くすぐったいよナツメちゃん!」
「ふぅ、なんか変な感じだったね?あの子たち?」
愛奈が言うと聖が言う。
「うん、本当に未来からきたんだろうね」
するとマナも言う。
「四年後だもんね?何が起きてるかわかんないよね?じゃ、おやすみ」
「ふあーおやすみー」
「え?二人ともほんとに寝ちゃうの?」
「え?まだ寝ないの?」
カプセルから顔だけ出して聖柰が言うと、マモルは。
「明日、学校休むし」
「え?それって?」
するとマモルは。
「今日、いや、昨日から楽しみで……まさか会えるとはおもわなかったよ」
そして二人が寝てしまうと愛奈が一言いった。
「ぐごわぐごー……」
綿貫がカプセルから寝ているのを確認すると。
「え?マジなの?」
そして眠りにつくのだった。
ーーーーーー
④
次の日、学校が休みで昼前に起きて下に降りていくと……
「おはようございます」
ミユがいた。
「あれ?どうしたのかな?」
ナツメが聞く。
「おはようございます、昨日は、どうでしたか?」
身長は、約157cm、可愛らしく華奢な茶色の髪でポニーテールのロング、瞳は琥珀色をした胸が残念美少女が聞くと蘭は。
「あー、まぁ楽しかったよ?」
するとマキが言う。
「強いモンスターも倒したし」
それを聞いてミユが言う。
「え?もう5階層に行ったんですか!?」
驚きを隠せない少女、顎に手をおき
「そうそう、マモルちゃんに会ったよ」
「そっか……マモルさんに会えましたか何年ぶりですかね?」
そしてマモルは、愛奈と聖の後ろに隠れていて恥ずかしそうにしている。
「そういえば、いつもダンジョンにルキナさんいないの?」
するとお着きのメイドは。
「はい、ルキナ様は、店とダンジョンの運営をなさっていますから忙しいんですよ、最近」
「へ~大変じゃない?ダンジョンにいってるの?」
愛奈が聞くとミユは言う。
「いえ、昼間は、お店ですから……ダンジョン、ロナにまかせてます」
「え?おみせ?他にも宇宙開発してるんでしょ、?宝石集めのために」
「そりゃもう、ダイヤが降る星とか最高だと思いませんか?下級神やおじいさまやお母様の眷属借りて宝石集めです!」
「うーん、まぁ、ルキナ様の趣味だからねぇ……」
袋から宝石をじゃらじゃらとさせ……
「主食と言うわけでは、ないですがとても綺麗なんですよ?皆さんもどうせだしお一つ1000万でどうですか?私の加護付きですよ?お買い得では?」
「うーん、持ち合わせが今無くてこの間防具を新しいのにしたばかりなので」
学校の机にマキが言う。
買わせた宝石で術者用のARMZに作るのが彼女の手であるそしてよりお金かける。
最低でも2億~5億、最高で50億はかけてる。
「あれ?ナツメさん達は、買わないんですか?」
「あー私のARMZもう持ってるし」
「え?そうなんですか?」
「あ、そういえば私持ってないや」
鶴の一声のごとくルキナのとなりに座る蘭が言うと、
「それはいけませんね!ルキナ様!」
蘭の手を優しく握りながら。
「よろしいでしょう……さぁこちらへ」
「いや、私そんなお金持ってないし……」
するとミユは。
「あ、そうなんですか、ローンでいいですよ?蘭さんに合う神宝石は、」
「こら、来週白里さんに頼む予定だったでしょ、ミユ?」
「あ、そうだった、ごめん、マキ」
「あら?もう決まったのですか?」
奥から出てきた蘭達を見て言う。
「え、えとそれじゃこの小さいやつを」
三カラットのトパーズの入った箱を持つ
「あら、さすが蘭さんお目が高いね?このトパーズ、私の加護てんこ盛りですよ?」
すると蘭は。
「え?そんな高いの?」
ミユが言う。
「はい!これは最高級品ですよ?粉にしてまた固め其れを繰り返し神器化させるのに3日かかります」
すると蘭が。
「あ、じゃあこれください!」
「え?本当にいいんですか?お値段は、」
「はい!これでお願いします」
「わかりました、それでは……マキ?」
「はいはい、今月分ね?ほんとにお金無いんで前金いくらがいい?」
「ローン含めで100円でいいですよ?」
頭をコテってと傾け。
「お金無いんなら稼げばいいです」
「あ、そっか!じゃあ1000円で」
するとルキナは、うけとると900円払いが。
「はい、確かに、ARMZは、五階層のいつものがらくた部屋で好きに組み立ててくださいな?」
「何回払いになるのかな?財閥のお嬢様って金銭感覚が鈍いの?」
「何言ってるんですか?貴女も上級財閥のご息女一人でしょ、信じられないけど」
「あれ?それどこで聞いたの?」
「お母様から聞いたんです」
「え?ルキナちゃん?」
ーーーーーー
エピローグ
ダンジョン攻略でなんとか店内に戻った三人と二人
「ただいまー」とマモルが言うと……
「おかえり、遅かったね?泊まってたの?」
棚卸しをしている店主の仁科ルキナは、バックヤードで段ボール箱を整理していた。
「あれ?ルキナさん、今お店にいるの?」
愛奈がが言う。
「えぇ、今から現地に飛んで金山を作りにいくんですよ」
「え?今から?」
すると度が入っていない、メガネを上にずらしながらルキナは、。
「えぇ、私は、管理者ですから……お金が手に入るのは嬉しいですけど神の力って素晴らしいですね?もう小さな国を買って1000億貯まりました?狭い土地ですしと宝石さえあれば無敵なんですよね」
ダンジョン製作でその国に、摩訶烏屋とその国に繋げるゲートを作るらしい。
「いってきまーす」
ルキナは、メイドのロナと共に亜空間の中をゲートで飛んだ。
「あれ?ルキナ様?」
ロナは、どうやら管理業務をしてるらしい。
「金山を造るなんて凄いですね」
亜空間には、金や銀そしてプラチナでできた装飾品に宝飾品が積まれていた。
「はい!これでここの土地神達のプレゼントなんてもういりませんね?」
「え、じゃあそのお金で」
「はい、ある星を買い取ります」
「へ?そんな簡単にできるんですか?」
するとルキナは。
「えぇ、私の母が管理者ですから……あ、ロナさん?ゲートは、どこに繋げますか?」
「銀河系を離れるから……ゴニョゴニョ」と空間から呼び出した黄金の馬が引く馬車に乗るルキナは、ロナに指示をだす。
「さてと、では出発しましょうか」
ルキナは、亜空間からゲートを開いた。
エピローグ②
二週間後
「おきロー、ルキナー、久しぶりの学校ダロ」
「ふぁ……私の分身がかわりにいってたから」
「おはよう、ルキナちゃん、」
白里に起こされたねぼけたルキナとミユは、寝間着のまま起きてくる。
学校が休みなのでこの二週間みっちりお金稼ぎをやっていたのだ。
マキも愛奈もそれぞれ自分のARMZをいじっている。
「そういえばナツメさん達は?」
「……ミユさん……私がいなくて寂しかったですか?って」
お互い赤くなり見つめ合う二人するとマキは。
「あぁ、やっぱりギャルゲーみたいな展開になってんの?」
愛奈も言う。
「いいなぁ?私もなりたいな……」
ルキナは、茶々を入れられ朝食の準備をすませるとテーブルの上に置いた。
「はい、今日の献立は、パンケーキとサラダですよ~」
「ぶー……」
「……」
頬を膨らませているルキナに、どうみても切れているミユ。
「おはよう、ルキナ」
蘭は、テーブルにつく。
「お、おはようごさいます」
ミユの様子が変だったので挨拶がたどたどしくなる。
「どうかしたんですか?」
すると愛奈が言う。
「あはは……なんかねー、少しからかいすぎたみたい」
「バカは、死ななきゃなおらないと言うけど、貴女は、1回死んでもなおらないから何回死ねばいいのかしら?」
ミユは、あきれながらマキに言う。
「ぶー私、なにもしてないのに」
するとルキナがマキのとなりに座るとパンケーキを食べさせる。
「はい、あ~んしてください?」
「え?なになに?モゴモゴ喉につまる」
マモルもきて座るとパンケーキをマキにつめる。
「はい、空気読めない子は、こうだよ」
「ちょ、ちょっとまって!私なにもしてないよ!」
するとマキがルキナに言う。
「貴女は、少し甘やかしすぎました、マキさん?お小遣いを減らされたいんですか?」
「え?それは、困るよ……だって私のおこづかいかつかつで……!!」
「てめえら静かにごはん食べやがれ!、そしてさっさと学校いきやがれ!!こっちは、忙しいンダヨ!!、ナツメは!まだか!!あくしろ!」
白里は、皆に怒鳴る最中、空に浮かぶ青く浮かぶ星を二階で眺めマモルに撫でられた猫は、あくびをするのだった。




