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神経痛ってどんな痛み?

神経痛はヤバい。

一時期、針仕事って響きがいいよね☆と趣味が刺し子の時期があった。

で、友達がすんごい出来を誉めてくれるから増産してたら肩こりが悪化してですね。

なんか最近すっごい肩こりするなーと思いながら過ごすこと1週間。


背中に寝違えのような痛みが現れる。

寝違えなら急性の痛みか…とりあえず冷やすそうと湿布を貼る。

アレルギー持ちなのでただ冷やすだけの湿布を気休めではあるけれどとりあえず貼る。

「背中 寝違え」で検索してみると「ぎっくり背中」との不穏ワード。

あぁ、言いえて妙だなと納得する。

 

「寝違えにしては治んないな、これ」と疑問に思いつつ過ごすこと3日。

次の日からもう…朝起きる瞬間から痛い。

何これ? しかし、土曜日。仕事である。

着替えようと首を動かすと背中に激痛。

何だこれ…使える痛み止めはカロナール(アセトアミノフェン…炎症を抑える効果が少ない)しかない。

アレルギー体質をうらみつつ出勤。 仕事中もひたすら痛い。

追加で痛み止めを使っても全く効かない。

帰る頃にはボロボロである。

ちなみに普段仲の良い店の薬剤師のおいちゃんは機嫌が悪くあまりうてあってくれなかった、悲しい。

いっそアナフィラキシー覚悟でロキソニン飲もうかな…と血迷いそうになるレベルで痛かった。

 

日曜日。動けねぇ…。

痛みのあまり着替えが困難。 くしゃみをしたら首から背中にかけて激痛がはしり、微動だにできず10分悶絶したところで欠勤を決意。

自力で着替えることもできません…と泣きの電話を入れた。

1日休めば…月曜には動けるだろう、たぶん。


翌朝、そんなことはなかった。

満遍なくどの姿勢でも背中が痛くて寝不足です。

寝返りをするたびに痛みで目覚めるし、そもそも痛くて眠りも浅い。

あと痛み止めが心底効かないし、日々悪化するしこれは寝違えではないな、きっと。

とりあえず病院に行ってから出勤することにしよう。

遅刻の連絡をして病院へ…えぇ、月曜日だしね。混んでます。

問診票に記入をしてひたすら待ち。

痛くてもう何もできないよ( ;∀;)ケータイ見るどころじゃない。


そしてやっと順番が来るもレントゲンで再度待つ。

首から背中にかけての撮影。

そして待ちに待った診察室へ!助けて…。

先生に尋常でない背中の痛みを伝える。

あと痛みでそこまで気にしていなかったけれど、背中に正座をした後のようなひどい痺れが気味が悪く不快でして(・∀・)

そういえば手の小指あたりまでも軽い痺れがあるなぁと…。

ふむ…と手渡されたのは握力計。

なぜに握力?

 

結果、右手は12キロ、左手は9キロ。

嘘だろう?小学生レベル…!

25キロくらいはあったと思うよ、高校の時のスポーツテストで。←それでも弱め

最近、品出しの時にちょいちょい物を取り落とすのは「うっかりさん☆」じゃなくて握力が弱っていたせいか!


レントゲンの結果も踏まえ、「頚椎椎間板ヘルニア」との診断。

え、首なのに背中の痛み?

痛めた位置により痛みが別の部位にも現れることを知る。

首に巻くカラーを渡される。

巻くとずいぶん頭の重みを軽減してくれるので、気持ち痛みが和らいだ。

やっぱ、首由来の痛みなのか!

今後は神経痛の薬を段階を踏んで痛みがなくなるまで増やし、リハビリをしつつ徐々に減らすこととなる。

重いものは持たないようにとの指示も受ける。


「日常的にビールケース(12キロ)を運ぶ機会も多いのですが、何キロまでなら…」と聞いてみるも「今の感じなら無理でしょう?安静にね」と言われる。

安静。えぇ、足首の靭帯をやったのをしばらく放置した前科のせいもありますね。

そしてリハビリに向かう。

あまりにも悪そうなため、理学療法士さんとのリハビリも組み込まれる。


常時痛むためぐったりしてリハビリ室に行く。

首の牽引もあったけれど、不穏に痛いので途中で止めてもらった。

低周波治療器もなぜか激痛だったけれど、そちらは頑張った。

よくなるにつれ、痛みは減ったので当初は悪かったせいだと思う。

そして理学療法士さんに体の状態を確認してもらう。

ガッチガチでして…しばらくは電気と低周波治療は毎日、週一で理学療法士さんとのリハビリが決定。

「これは痛いね…」と言われたとき寝不足と痛み疲れで不覚にも泣きそうになる(´;ω;`)


結局、仕事は1ヶ月半ほど休むこととなる。

最初の1週間ほどは、仰向けで寝る姿勢以外だと痛みがひどいのでただ虚空を見つめて過ごす。

ケータイを持つと痛いし、それどころじゃないからほぼ仰向けで虚無の顔をしていた。

薬は毎週増量するごとに痛みが減っていった。

下を向くと痛いのでシャンプーは滝行スタイルとなる。

首を鳴らす癖があったが、頚椎椎間板ヘルニア発症以降はもう怖くてできなくなった。


カラーを付けられた犬のごとく…大人しく過ごす日々。

人間ってこの重い頭を支えて、1日立って過ごすだけでえらいなって思うようになった。

仕事復帰後もしばらくはカラーを付けて過ごしていた。

夕方には痛みと痺れが出るものの何とか過ごせていた。

健康診断もこのカラーをしたままいったので「あぁ…」という感じで、健康でないのに健康診断とは…と思いつつ受けたし病歴の欄は全部埋まった。


カラーを外しても動きやすくなった頃、リハビリ室の受付の方から「最初はあんなにも辛そうだったのに…元気になったね!」と言われる。

当初があまりにも満身創痍といった具合だったのだろう。

 

やっと元気を取り戻してきたそんな最中、新しいアレルギーの発症(・∀・)

えぇ…香水に柔軟剤やアルコール消毒とあらゆるものに反応して尋常でなく咳込み、喉はかゆく大惨事パート2だよ(・∀・)

引きこもり生活リターン。

丸2週間、外出ができなかった。

今度は臭いさえなければ元気なので虚無顔にも磨きがかかる(・∀・)

ただ、リハビリどころじゃない。薬をもらってくるだけで精一杯。


自宅でストレッチだけは続け、梅雨で少し悪化したのを乗り切りつつ減薬を続け梅雨明けあたりで薬もやめられた。

…うん、服薬治療をやめるまでに結局1年以上かかった。

今もまだ冬の寒い日や、雨の日なんかには痛みと痺れが出るときがある。

神経痛、マジでヤバい。

痛み止めでどうにもならない痛みのときは、整形外科を速やかに受診すべきと思う。

ヘルニアレベルの激痛は市販ではもう…手に負えないなって思う。

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