ヤベェよ。ヤベェよ。この世界マジヤベェよ。
いつも通り仕上げました。時間がねぇ!でわでわ。
〜第4章〜
ーーというわけでやってまいりました雛森神社。
そこは大きな森の中にあって、途中、幾つもの鳥居を潜り抜け、長い階段を登り、今神社の前。俺とメリィは足を進める。あ、ちなみに源さんはメリィ宅のお留守番してます。
「でっけぇ神社ですな」
「まぁだいたいこの辺りでここ知らない奴はいないわね。巫女さんはいるかしら。」
メリィが呼び出しのベルをならそうとしたが、何を思ったのか、クルッと身体の向きを変え、足早に神社の中へ歩き出した。どこへいくのか気になったが、まぁ何かあったのだろうと思い追求はしなかった。
すると、メリィはなんの躊躇も無く神社の中へズンズン入って行く。自分もついていくが、神社の人達に怒られないか心配だ。
ズンズン進むうち、縁側に出た。その瞬間、身の毛のよだつくらいビックリしたのはいうまでもない。
「コラぁ!まぁたあんた仕事サボってるね!!」
すると、 縁側で寝転んでいた赤白の巫女服が、一瞬にして飛び跳ねた。
「げ、メリィ。なんでこんなとこに...」
「なんでじゃないわよ!あんたが掃除とか仕事してないから、この神社汚いんでしょ!」
それもそうだ。俺が見た限りでも、外は落ち葉ばっかりで、廊下も地味にほこりくさかった。
「ハイハイしますします。今からやろうとしてたのに…」
「いやあんた今寝てたよね?」
「まあまあ、で、そちらは?」
二人の会話に入れず、黙っていた俺はようやく声を出した。
「コホン、俺は斎内 裕翔です。どうやら"あっち"の世界から来たらしいんですけどよく覚えてなくて。それで森で倒れていた所を彼女に助けてもらって、て感じです。」
「"あっち"ねぇ。ま、ゆっくりしてってよ。昼間なんかどうせ誰もこないんだし。」
「それ神社的にどうなのよ…」
「 あ、自己紹介してなかったわね。
私はこの雛森神社の巫女。まぁこんな感じでほのぼのやってるわ。生まれた時はもうこの神社に居たし、周りに人はいないし、妖怪しかいなかったから、名前はみんな知らないの。だから、みんな私を巫女って呼ぶの。そのままよね。」
巫女というだけあり、白の小袖に赤い袴。腰に施された白い上指糸。いたってシンプルである。少し明るい薄茶色のの髪色。後ろは団子で括られ、金の挿頭で留めている。目も薄茶色。普通にカワイイ。
「あの、この世界の事、いろいろ教えてください。」
「いいわよ。少し長くなるかもしれないけどね」
一番気になることを聞いた。
「あの、この世界は、"異世界"なんですよね?」
「まぁそうなるわね。でも私達からしたら、"こっち"の世界が普通だから、そっちが異世界になるわよね」
それもそうか。次に気になるの事。
「あの、こっちの世界から俺のいた元の世界に帰る事は可能ですか?」
「うーん…出来ないことはないけど、難しいってのが現状ね。それが妖怪達の仕業なら尚更ね。まぁ知り合いの妖怪達に頼めばワンチャンあるかも知れないけど。うーん難しいわね。」
「そうっすか…」
肩を降ろす俺を見て心配したのか、巫女さんが励ましてくれた。
「まぁ大丈夫よ。妖怪達には私からも言っておくし、あいつらそんな悪い奴らじゃないし。」
「 元の世界ではだいたい妖怪は人を騙したり、襲ったり、イタズラしたりするって言い伝えられてますけど…」
「あら、それは心外ね。まぁ確かに悪さしたりする妖怪もいるけど、現に私は妖怪に育てられたけど、悪さなんかするつもりないし。そこらへん感謝してるわ。」
メリィが口を挟む。
「 あ、そだ。ついでにこの世界の事、教えてあげたら?」
「そうね…うーん、この世界はね、さっきから言ってるように妖怪がいるの。たくさんの色んな妖怪が。逆に人がちょっと少ないぐらい。で、その中でも強力な力を持っていたのが、『鬼』『天狗』『河童』。数は少ないけど、一途に神と呼ばれる『狐』『蛙』『化身』『天使』『悪魔』とか。あと『吸血鬼』も。『河童』は特に少ないわね。」
人間もたくさんの役職があるわよ。もう、たくさん居すぎてわからんわ。」
「ちなみに、私は"式神使い"よ。言ってなかったわよね?」
ヤベェ。この世界マジヤベェ。今聞いただけで嫌な印象でしかないフレーズのオンパレード。まるで嫌なフレーズのバーゲンセールだぜ。
「で、お二方。これからどうするんだい?」
俺とメリィは顔を見合す。
「どうするって、もちろんメリィ宅で居候ってことになる…」
すると、その言葉を聞いて何か感じたのか、顔をニヤニヤしながらこっちを見ている。
「若いねぇ、お二人さん。いい夜を」
隣りから熱が伝わってくる。多分、巫女さんにからかわれて赤くなっているか、撃おこプンプン丸になっているかのどっかであろう。
「さぁさぁ帰った帰った。これから一人でゴロゴロするから」
と神社を追い出された。
「全く、私と裕翔はそんなんじゃないっての…」
「ん?なんか言った?」
「な、なんでもないわよ!」
気づけば夕方だった。目の前には沈んでいく大きな夕日と、こちらを手招きしている金髪の女の子。
その日の夕方は、今まで見たことない、どこまでも幻想的な風景だった。
つづく
ふぅ。自分の世界を作るの楽しいですよね。では次回もお楽しみに。アディオス!




