ギャップという凶器。
いや〜全く関係ないですが、僕が本格的にワンオクにハマったのは、ある映画のMADを見てから以来ですか。いや〜助かってます本当に。
〜23章〜
ーー「…⁉︎本当にそんな事が?…」
「でも現状そう言うしかないじゃない。彼に関しては情報が少なすぎるわ。」
「……そうか。わかった。じゃあ5日後の祭の最終会議の時に全部話す。それでいいな?」
二人の妖怪は何も返さなかったが、特に意見も無いようだったのでそうすることにした。
その後葵と別れたあと、オレと万里二人で雛森神社に向け歩いていた。
すると、横で傘をさしゆったりと歩いていた人妖が話しかけてきた。
「にしても悠君…また一段と鬼の風格が出てきたんじゃない?」
「んだよそれ。そして悠君と言うのやめてくれない?」
「あらどうしてかしら?」
「ん〜…なんか悠君て呼ばれると…なんか子供呼ばわりされてるような。そんでアンタと仲良いなんて思われんの腹立つから」
「あら何よ〜、もう十分イチャイチャしてるじゃない〜」
「してねぇし!そしてくっつくな鬱陶しい」
「何よ〜昔はよく二人でデート行ったりしたのに。私達の愛の証はなんだったの〜?」
「それはじじいの時の話だろ⁉︎アンタは一体オレのなんなんだよ?」
「ヒ・ミ・ツ❤︎」
「だああああもうやだこの人ー‼︎」
唯我 万里。現在現存する妖怪の中でも最古中の最古参であり、オレの一族と深く関わっていた唯一の存在。この人物だけは特殊で、普段人か妖怪など一つの種族に分かれるが、こいつは人と妖怪の間、つまり『人妖』と言う分類に属している。そのカテゴリーすらも稀で、頭も切れる、寿命もすごく長く、妖力はトップクラス。普段は各地域を回っており、その美貌に似合わず社会的知識は天幻村では随一。そのせいか周りから少し気難しい人だと思われてるようだ。だが何故かオレの前ではこのありざまである。
全くこの人妖は、どれだけ鬼述の男どもを手玉にとって来たんだ…。まぁこれからも続くんだろうけど。
そんなこんなで雛森神社の前まで来た。すると奥の方から何やら騒がしい声が聞こえてきた。
「あれは……おやおや今回のメインキャストのお出ましだ。」
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「あれ、巫女さんお出かけで?」
「うん。そろそろ部屋片付けないとね。後5日後にはみなさん集まるから。色々とね。」
「俺もついて行っていい?」
「ん?いいけど。まぁあんた達四六時中暇だもんね。」
「男は行動力が命よ…」
すると巫女は鼻を鳴らし玄関に歩いて行った。
それを追いかけ、外に出て行くと、奥から二人程歩いて来るのが分かった。
「あれは…悠士と万里さんね。」
「万里さん?」
「そう。ああ見えて大妖怪なんだけど、少し気難しい人だから。まぁ知って置いて損はないけどね。」
そんなこと言ってる間にもう互いに視認できる距離まで来た。
そこで俺は目を疑った。
「おお君達。お揃いで」
「ゆ、悠士君、その隣の美女は?」
「ああ、こいつはオレの…」
(ヒ・ミ・ツ❤︎)
「ツレです」
するとその美女がゆったりとした口調で話しかけて来た。
「ご機嫌麗しゅう。私は唯我 万里と申します。以後お見知り置きを。」
「ど、どうも。俺は斎内 裕翔と言うものです。よろしくお願いします。」
そう、これまた絶世の美女が現れたのだ。鉄紺色のロングにしなやかな髪を後ろ結んでおり、綺麗な簪を挿している。で紫の瞳。紺と黒の着物を着ており、黒のコートを羽織っている。非常に美しく艶やかで、大人びた色気のある女性だ。そして相当の策士と見た。
「あなたがあっちの世界から来た人間ね。話しは聞いてるわ。そろそろこっちの世界には慣れたかしら?」
「ああ、はい。もう随分。」
すると万里さんは目を細めしみじみと吐いた。
「そう…。それは『大変』ね」
「…?」
その俺の反応を見て、まるで正しい道を知っているのにあえて間違った道を教える時のような、そんな微笑みを浮かべ、神社の方に歩いて行った。
「じゃあなた達留守番頼むわね」
と巫女が鍵を差し出し、悠士が受け取り「しゃーねーな」と一言いい彼女を追いかけて行った。
後5日後、この雛森神社に、沢山の人間や妖怪が集まる。これは俺も一つ頑張ってみんなに対応していかなければ。
と、一人空に向け誓った、7月の終わりの今日この頃である。
つづく
毎回後書きとか前書きとか書くことなくてつい関係ないこと書いちゃいますよね。南無三。
次回もお楽しみに。アディオス☆




