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人命怪々劇  作者: 伊庭 トラの助
第1幕
14/32

走れ!音速を超えろ‼︎

今回は小文字が多いです。ご了承下さい。そういう回なんだよォ仕方ないね。


〜14章〜



ーー生い茂る林。ひんやりした透き通る空気。天まで届くような無数の竹の列。

何故ここに草木が生えているのかと言うと、その昔、この地球にはまだ地底がなく、生物が住める環境は地上のみであった。しかし、そこから何百万年も先、地球上の生物がほとんど死に絶えた。そう、氷河期が訪れたのだ。そしてその後、地球のコアが膨張し、地層は押し出される。そこで氷河期が終わり、地球のコアが収縮し、現在の地底が出来た。

元々一つの地層だったのだから、土、水はある。後は日光だが、それは問題ない。何故ならこの地方には、天空に輝く太陽ならぬ『天道石』がある。これは、地上の太陽の光を吸収し、まるで太陽の様に日光をくれる。だからさほど地上と変わらないのである。雨に関しては地上から降る雨の雫が土に染み込み、それが水滴が滴り落ちてくる。


的な事を言いながら林の中を歩く少女が二人。


「じゃあそろそろ本堂の方へ戻りましょうか。」

「そうだね」


しばらく歩きながら喋っていると、地底の座敷童、シャグメが少し遠慮がちに聞いてきた。


「悠士さんとは、どういった関係で?」


その質問に超能力少女 結無は、少し照れた口調で話す。


「えっ…?いや、私はただ助けてもらっただけで、別に…」

「え〜でも彼、多少あなたを過保護にしている様でしたけど…。やっぱり彼もあなたの事『好き』なんじゃないですか?」


問いただす様にニヤケながら追い詰める赤髪の座敷童。そんな彼女のストレートな言葉に、ぽっと頬が赤くなる超能力少女。

結無は恥ずかしながらも何とか話す。


「そ、そんな事は無いと思います。か、彼はそんなす、『好き』とかそんな感情ではなくて、『厚情』とか思いやりの感情だと思います。第一彼には愛していた人がいましたし。私はただ…『尊敬』しているだけなので…」

「なるほど(分かりやすいな)」


そんな話をしながら二人は本堂の脇にある大きな池の側を歩いていた。すると、隣を歩いていたシャグメが、何かを見つけた様子。


「どうかされました?」

「あれは…」


シャグメの視線の先を見つめると、何やら白い物体が見えた。と突然シャグメが声を荒げる。


「あー‼︎ま〜た池の鯉喰ってる〜!コラ

リン〜待ちなさーい‼︎」

「あ‼︎ちょっ、ちょっと!」

「鯉喰ったら祟られるぞ〜」


どうやらその対象は、この寺で飼っている黒ネコの様だった。

私達の声に気付き、そそくさと逃げ去るネコを追いかけていくシャグメ。


「あーあ、行っちゃった。どうしよーー」


そう言いかけた瞬間だった。シャグメの後を追いかけようとした瞬間、


「ワッショォォォォイ‼︎‼︎」

「キャァァァァァァ⁉︎ で、出タァァァァァァア‼︎ーー」



「ああ逃げられた…この死体どうしよーー」


後方から叫び声が聞こえた。それは瞬間的に誰の声か分かった。


「結無ちゃん⁉︎」


後ろを振り向くと、池の向こう側からこっちに泣き叫びながら走ってくる結無と、二足歩行し追いかけてくる大きなマッスルモリモリの鯉。鯉⁉︎

猛スピードで結無が泣きながら抱きついてきた。


「シャグメちゃぁぁんッ‼︎助けテェェェ‼︎」

「えぇぇぇぇェェ⁉︎何この状況⁈」

「早く逃げないと‼︎マッスルっ!モリモリ‼︎鯉がっ!」

「マジで出やがった‼︎‼︎は、早く逃げよう‼︎」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


三人は結無とシャグメを探しに、庭を歩いていた。


「源さん何してるかな〜」

「さぁ。どうせいつものソファで寝てるんじゃない?」

「やけに冷たいな。」

「そう?」


すると、一歩先を歩いていた遙の脚が止まる。


「おい、あれ…シャグメ達じゃないか?なんか奇声放ちながらこっち走ってきてるけど。」

「へ?」


視線の向こうには、泣きながら何者かに追いかけられている二人の少女。あれは、人⁉︎ でもなんか鱗あるし、あの顔、鯉⁈


「うわぁぁぁん皆サアァァァァン‼︎」

「ちょっ、どったの⁉︎」

「化けて出ましたぁぁ鯉のマッスルが‼︎」

「いや意味わかんねーよっ‼︎」

「祟られるんやぁぁぁ」

「何があったんだよ⁉︎」

「早く逃げよう襲われるぞ!」


全員で大逃走中。皆死ぬ気で走ったため、途中で脚が止まってしまう。


「はぁ…はぁ…っおい奴らついてきてるか?」

「いや…何で追いかけられて…んの?」

「リンが、鯉を食ったから…化けて出た…っ」

「化けて出んの⁉︎」

「ん?この音…」


ドッドッドッと走る足音。まさか‼︎


「まだ来てタァァァァ‼︎」

「走れ‼︎お前ら走れ‼︎音速を超えろ‼︎」

「無茶言うな‼︎」

「あっそだ‼︎結無ちゃんあれ!あのゴリラ妖怪の時の動き止めるやつ‼︎」


一瞬、こっちを見た結無と目が合う。


「あれどうやって止めるんだっけー⁉︎」

「しらねぇよ‼︎悠士にやってただろあん時!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ふふんふふふふっー♪今日もいい天気だなぁ〜……ん?」


散歩帰り、久々の晴れに浮かれていると、何やら大人数を追いかけるマッスルモリモリの男が二人、目の前を通り過ぎていった。


「はは、疲れているのかな?変なもんみたな……あれ?今なんかシャグメさんと遙さん居なかった?」


何かに気付き、本堂に駆けて行った。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「で、大庭園にきたのはいいがあいつらどこにーー」


奥から何やら大人数の声が響き渡っている。


「あっちか‼︎行こう!」


急いで声のする方へ向かう。そこは大庭園の隣にある大きな広場だった。


「さ、流石に此処はないか、遠いし…」

「あっあれ!」


推命が叫ぶ。指の指した先を見る…。


大人三人に子供二人。そしてその後ろにはマッスルモリモリの二人?の鯉。


うん。


居たーー⁉︎




つづく




日本vsキューバ‼︎勝てよ!日本‼︎

次回もお楽しみに。アディオス⁉︎

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