やっぱり凄いね、主人公って。
今回主人公べた褒め回です。
あ、『3月9日』歌いましたよ。なんか泣きそう。次はONE OK ROCKの「Be the light 」歌います。
〜第12章〜
ーーその声は良く聞いたことのある友人の声だった。
「や、やぁ悠士君達。な、何故ここに?」
「何故じゃねぇよ。オレらは日照様に用があるから来たんだよ。で、なんで逆エビ固めなんだよ。ほら飛烏、卍固め」
「了解!ヒヒヒ 悪く思わないでくださいね 遙さん」
「え⁉︎ちょっ、ちょっおま、やめ
アァァァァァァンーー」
「で、また何で?て言っててももう分かってるけどな。ま〜た邪魅がちょっかい出したんだろ?」
「何故分かった⁉︎」
「分かるわっ!」
すると、苦笑いする俺を見て、背の小さい青年が話しかけて来た。
「知らない顔だが、新入りかい?」
「ああ、俺は斎内 裕翔と言うもんだ。実はあっちの世界から来たんだけど、未だそこんとこよく分かってないんだ。まぁよろしく頼むよ」
「そうか。私はこの峰樂寺の医療担当をしている、王 遙人だ。そんでこいつらは、峰樂寺の座敷童にして、お手伝いさんのシャグメと、うちの大事な用心棒の邪魅だ。よろしく頼む。」
この青年がこの歳にして、医者というのもすごい話だ。
黒から白のグラデーションのかかった髪、色白の肌、華奢な身体に、医療用の白衣の前を開け、下は黒一色のシャツと長ズボン。
非常に頭が良さそうな印象だ。
「日照様は?」
悠士が聞く。その問いに邪魅が答える。
「日照様は本堂にいるよ。何やら"天幻村1000周年記念大感謝祭"のことで色々忙しいんだとさ。」
「実はオレもそれについての話をしに来たんだが...まぁ一先ず行こうか」
そんなこんなで峰樂寺の前まで来た俺たちだが、途中、遙が邪魅と喧嘩し、『チビ』の一言で緩やかな坂道を滑り落ちて言ったのだから、彼のメンタルは豆腐並と見た。
この峰樂寺は悠士の言っていた通り大きな敷地面積だった。本堂に着くまでかなりの時間がかかった。脚よ持ってくれ!
「じゃとりあえずオレは日照様に会ってくるわー。その間お前らなんかしといて」
「分かりました」
悠士と別れた俺たちは、とりあえず客間で過ごすことになった。俺、遙、メリィは3人で雑談、結無とシャグは二人で庭を散歩、邪魅と飛烏のイタズラコンビ二人は、何かニヤつきながらコソコソ喋っている。
「聞いたかい?ここの村の話」
「ざっくりとした感じの事は」
「ここの村はね、悠士の一族、鬼の鬼述
一族と深い関係があってね。まぁ彼はそんなこともあったから、今に至るまでに多くのイザコザあった。けど、彼はそんな全てのイザコザを解決して、村に無くてはならない存在になったんだ。」
「俺はその話聞く限りもっとムキムキのいかつい奴かと思ってた。」
漆黒の黒髪に瞳、そして耳の上には鬼の象徴の黒い大きな角。凛々しい顔付きに少しツリ目、八重歯。襟付きの長袖のシャツ。18〜20ぐらいの印象の青年。
「彼からそんな気がほぼないだろう?でも戦闘において彼が一番ズバ抜けて能力が高い。絶対的な抜群のセンス、気迫、筋力、スピード、判断力。そして、惜別の魂。」
「惜別の魂?」
「それは、5000人に一人が持つと言われる、完全に即死する攻撃を食らっても、魂さえ残れば時間と共に再生する、いわゆる『超再生能力』だ。」
「す、凄いなそれ」
「そう言うことがあったから彼は死ななかった。」
「それに、彼は『五禁術』、言わば禁忌を使ってるしね。」
「禁忌を⁉︎」
「そう、彼が使ったのは『堕落万象の禁術』と呼ばれる、自分の身体に禁術を掛け、各々の能力によって使える技が違う最大禁術を使ったんだけど、これも彼の強運のおかげで、神に認められて、その能力を使えるようになったんだよ。」
「す、すげぇ」
「しかも、おかしな事にその禁忌のやり方は皆知らないんだ。だが、彼は何故だか、使い方を知っていた」
「ま、使いたくはないわね。あの時は仕方なかったけど。」
凄いの一言しか出なかった。
「ま、そう言うのは彼の努力のおかげでもあるけど、やっぱり周りの状況と、"先代"たちのおかげでもあるんだ。」
若い3人の雑談はまだまだ続く。
つづく
WBC、日本順調ですよね。このまま突き進んで言って欲しいです。
次回もお楽しみに。アディオス‼︎




