表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
人命怪々劇  作者: 伊庭 トラの助
第1幕
11/32

逆エビ固め、痛い(良い子は真似しないでね)

やっと二桁に行けました。これからも時間があれば、描いていきたいです。

〜第11章〜



ーーーー「着きましたよ」


みんなを乗せた馬車が止まる。気付けばもう夕暮れ時だった。長い移動時間だったので、自分以外の奴らは寝てしまっている。

仕方ないので起こすことにした。


「おーい メリィー。着いたぞ⁈」


いつからか、自分の右肩に寄りかかるようにスヤスヤと寝音を立てている美少女がそこにいた。


「んぅぅ、あれ裕翔、着いたの?」

「そのようだね」


二人の会話に呼応するように、あくびをしながら起きてくる妖怪達。


「ハァーン。よう寝たわー」

「あ、飛烏、着いたって」

「ほゎ〜〜〜ん。着いたのですか?」

「あ、結無ちゃんちょっと悠士起こして」

「お〜い。悠士くーん、起きて下さ〜い。着きましたよ〜」


しばらく悠士の顔をペシペシ叩いていると、しかめ面をしながら大きなあくびを出し、しばらく放心状態。


「OK着いたな。こっからちょっと歩くからな」


先に馬車から降りると、俺の目に映ったのは、視界を埋め尽くすほど大きなトンネルがあった。


「で、でけぇぇぇ」

「このトンネルは地底へと続いてんだが、どういうことかオレらは真っ直ぐ歩いてるつもりなのにトンネル抜ければもうそこ地底なんだよ。」

「Strang tunnelだな (ドヤ)」

「いや普通に不思議なトンネルて言えよ」


ハハハと笑いあったあと、馬車からみんなでてきたので、再び出発することになった。


その古びた外観のトンネルは、全く明かりがついていなく、奥に白い出口の光が見えるぐらいである。なので、その光を頼りに歩き出す。しかし、不思議に思ったのは、外より何だかトンネル内がとても肌寒かったこと。光が十分に届いていないとしてもここまで寒いのは異常だった。


「寒ッ!何だかすげぇ寒いんだけど」


あっと悠士が声をだす。


「言い忘れてたけど、後ろから声かけられても絶対振り返るなよ。あとあんまりキョロキョロしないこと」

「あのね〜そう言うことは前々から言っておくべきだと思うんだが」

「でもマジだからな。"あいつら"とは関わらない方がいい」

「は、早く行こう」


出口の光へ早歩きで歩く。息を切らしながらトンネルを抜ければ、そこはまさに地底だった。

地面は硬い石でできており、あたりに草や木はない。所々水が噴き出しており、その泉の底は青く光っている。天井はすごく高い。地底もそれなりに綺麗だ。


「ここが地底か〜」

「よし、峰樂寺(ほうらくじ)いくか。」

「峰樂寺?」

「この地底最古の、雛森神社よりもでかい寺院だ。知り合いがそこに住んでてな。そこまで遠くないから安心しろ。」

「地底にも知り合いがいるなんてな」

「あ、言ったっけ。自慢だが、ここら辺の妖怪や人間はだいたい顔見知りだ。」

「やる事無ければフラフラして、事件があれば速攻で飛んできて、何百回も来てますからね。」

「友達100人出来たのかい?」

「100人どころか1000?くらいだな。全員の名前、顔、した事全部覚えてるぜ。」


全員の事覚えてるのか。そりゃすげぇや。


とりあえず、現代で一番最先端の街の外れ

にある峰樂寺へ行くことになった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ーーーー「あ〜あ。暇だなぁ。なんかする事ないかな〜 ・・・ん?あいつは!!」


元気な妖怪の女の子は、今日も何か企んで実行するというシンプルな行動を繰り返していた。


ーー「ったく邪魅あいつどこに行ったんだ?」

「そうですよね……ん?これは…」


参道を走り周っていた最中、シャグが何かを拾い上げる。

それは誰宛てかも分からない小さな手紙だった。

そこには、こう記されていた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

こんにちは!元気?私は元気だよ。ほら、今いろんな風邪が流行ってんじゃん?

でも私、人間にしちゃあ全くもって健康体じゃん?風邪なんかぜんぜん引かないし。

あ、でも一つだけかかったことがあるよ。五月病?だっけかななんかそんな奴笑 また今度それにかかったら、

あの『チビ』医者に見てもらおうっと。

だからあんたももし病気にかかったら、

あの『チビ』医者に見てもらったら?笑


じゃ、また今度ね。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「2回も……2回も……」


その感情は怒りを通り越して、悲しみが溢れて来た。


「ウワァァー、見知らぬ人間に2回も

『チビ』言われたァー。もう身長が伸びないと言う不治の病いに侵されて死んで行くんだァー」

「死にはしないと思いますけど⁉︎」


精神はズタボロで泣き叫ぶ俺の後ろで、腹を抱え、震えながら声に出るのを必死に我慢する少女が一人。


「プフッ ちょっ ちょっと待って アハハハハハッ」


その笑い声はやはり邪魅(じゃみ)だった。少し癖のある黒のショートに、灰色のワンピースに黒のスパッツ。猫のような黒い尾を持つその女の子は、上機嫌に高笑いした。


「アハハッ あんたの泣き顔、お笑いだったぜ」

「ほう……」


邪魅に殺意をぶつける。


「な、なんだよ、」

「てメェは『チビ』を怒らせた…」

「ちょ……てイダイイダイって!」

「うるせぇ!」

「アダダダダっ ギブギブマジ痛い」

「君が泣くまで、僕は逆エビ固めをやめない!シャグレフェリー‼︎」

「1!2‼︎3‼︎!フォーール‼︎‼︎」


どこかでゴングが鳴ったきがした。そのときだった。


「なぁにやってんダァお前らぁ」




「「「え?」」」






つづく

何とか描けました。明日も描けるかな?

次回もお楽しみに。アディオス‼︎

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ