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歩くつわもの  作者: あめみり
1/1

Private(二等兵)は訓練生

戦いは時がたつにつれて劇的な進化を遂げてきた。

特に車両、船舶、航空機などは多大な影響を与えたであろう。

ただいつの時代においても変わらずに存在するものがある。

それは歩兵である。

手に持つ物は変わっても、人であることに変わりはない。

もちろん戦車に乗るのも人であるし、戦闘機や船だって人は乗るけど…










「12時方向!見える?右側の塀に隠れた!」

隊長がそう叫んだ。

でかい銃を持った人が地に二脚を突き立てた、そして一定間隔で塀のあたりに撃ち始めた。

パパパパン、パパパパン!

煩わしい音の中、隊長が下に銃の下に筒をつけた人に指示を出している。

指示を受けた人が、敵がいる塀にその筒を向けて引き金を引いた。

ポンッという小気味よい音がしたと思ったら塀の角が爆発した。

私が呆気に取られていると

「あなた、なにやってるの?早くガンナーを援護して!」

「へっ?がんなー?」

「あのマシンガン!」

「ああ!あれ!」

そのガンナーとかいう人はなにやらフタを開けてガチャガチャしている。まあとにかくこの人を援護しなくては…





(敵いないじゃん!とりあえず構えておこう…)



「おい!」

ガンナーさんが言った。

「はい!」

私は元気よく返事をした。

「撃ってよ!」



「何を?」



ガンナーさんの顔は引きつってる


お互いに顔を見合わせていると



「RPG!!」

誰かが叫んだ

RPGって何だろう?ガンナーと宙に浮きながらそう思った。


私は死んでしまった。


視界が暗転した…


そして


再び私は光を取り戻した。



「ここはぁ?どこ?」

まあ、どこだかは大体分かってる。作戦が始まる前にいた基地だ。

でも基地内を全部知っているわけじゃないから、今基地のどの辺にいるかわからない。

とぼとぼ歩きながら、さっき起きたことについて考えていた。

(RPGってなに?多分なんか爆発するやつってことはわかるけど…)

(ガンナーって言うのはでっかい銃を持った人)

(ガンナーさん怒っているかもなぁ…)

とりあえず歩いてみたものの、結局見知った場所は見つからなかった。

壁を背に座って。ため息をついた。

(このゲーム分からないこと多すぎ…)






彼女はちょっとした気まぐれからこのゲームをやってみていた。

普段やるゲームは勇者となって世界を救ったり、配管工となって姫を救ったり。

(説明書読んでみるかなぁ…)

今までやったどんなゲームだって説明書なんか読んだことない。

でもこれは流石に…と彼女は思ったのだろう。

慣れた様子でゲーム機のホームメニューを開くと、サブメニューから説明書の項目を選択した。

(ふーむ…)

難しい表情で目次を見る。

(上の方にはなんか警告とか注意とかか…P6メインメニュー、P7訓練メニュー、P8オンラインメニュー、P9フリープレイメニュー)

「あれ…以外と少ない…」

小さくつぶやいた

そしてページをめくった。

「えっ…」

再び小さくつぶやいた。

4ページ、5ページにはびっしりとアルファベットと数字が並んでいる。

決して英語のページなどではない。ところどころ、特に左のページには日本語も入っている。

「目次…」

これまた小さくつぶやいた。

飛ばし飛ばしこの長い目次を見てみた。

(医療キット、ボディーアーマー、ポーチ、階級、部隊編成…)

右ページに目をやると

(M4、M16、M1A2、UH-60…)

さらに最後の項の右にあるページ数を見て…





彼女は説明書を閉じた。



初めて物語?を書かせて頂きました

拙い文ですが、読んでくれた人がいれば嬉しいです。

これからどんどん無理矢理にでも歩兵装備、そして現代戦についての事を突っ込んで行きたいです。

因みにタイトル通り二等兵は訓練生なので、実戦には出ません。(現在のアメリカ陸軍では)

すいません、間違えてるかもしれません(笑)

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