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異世界転生って酷いね。

『』は心の中の声を示します。

「おぎゃーおぎゃー」

そう、俺の体は勝手に産声を上げた。と思った直後謎の頭痛が俺を襲う。そして、俺はあまりにも頭が痛いすぎるので、意識を手放してしまった。


そして意識を取り戻すと、頭の中に声が響いていた。


『・・つき!!あかつき!!暁!!大丈夫!?』

『ああ、大丈夫だ』

『実は、私は身体に通じる神なんだけど、それで、解ったんだよ。この体が産まれてから、頭脳を急激に体を削ってまで無理やり成長させた、しかも、大人並みまで。だから、目に見えるレベルで脂肪が減っているはずだよ』


『つまり、俺はもう頭脳は大人ってこと?』

『そう。深刻なことにもう頭脳は大人なんだよ』

『何が深刻なんだよ』

『ホルモンって知ってる?』


『ああ、知ってるよ。ホルモン分泌器官から出る奴だろ?』

『そう。それの中の?脳からでるんじゃないのホルモンって?』

『いや違うだろ。それでも身体に通じる神かよ?唯の脳筋じゃねーか!!』


『脳筋でわるかったわね。でもこれだけは言えるよ君、さっきまで死にそうだったんだよ?』

『酷すぎるだろ。異世界転生』

『そうだね。酷すぎるね』


そうして神様ことシャロンと会話し終わった後、俺は周りを見回した。なろう小説では周りの反応が見えたりするものだが、全然見えない。


だが、毛布が触れているというのが解ったり、悲しそうな声が聞こえてたりはしている。だが、発音を上手く聞き取れないし、たぶん聞き取れたとしても何を言っているかは解らないだろう。


だが、考えてみればわかることだ。生まれた直後に気を失いグダっとしただろうし、しかも急激に痩せたのだ。悲しくなるのも無理はない。そういえば、生まれてから赤ちゃんらしいことしてないな。まあ、なろう小説だと大抵天才扱いされるので、問題はないはずだ。


見えないといっても、完璧に見えないわけではない。だが、今至近距離で見つめている顔すらもぼんやりしていて、今俺を抱いているのが美人かブスかもわからない。


なので、見えないと言っても差し支えないだろう。そういえばあのときにあったように「おぎゃーおぎゃー」と泣くこともない。


何もすることがないので超絶暇である。なろう小説の主人公みたいに修行でもしたら?といわれそうだが、辛うじて手が持ち上がるだけである。どうやって修行すれば良いんだよ。手を上げたり下げたりしろとでも言うのだろうか。


正直、こんなに異世界転生が酷いことになるとは予想外である。というか、最初のあれを乗り越えられるのは少数派だったりしないだろうか。まあ俺は生き残ったわけだし、これから・・・俺は急に来た眠気に耐え切れずに目を閉じた。

魂は情報ごと中身が流れ出るフラッシュメモリのようなものと仮定しました。そうじゃないと科学の観点から攻められないので。あと、暁はホルモンのことを勘違いしています。決して作者の間違いではない。まだまだ、リアル転生の要素が不足していますが、動けるようになると、もっと増えます。あと、より、リアルにするために意見をください。

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