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区切りがいいのでとっても短いです。
このとき、部屋では王子、ブリエンヌ殿下が窓からじっとリオを見つめていた。
「あいつが護衛のリーオか…。幼い頃からずっとローズの護衛として一緒にいるが、どこまで護衛というのが本当なのかは分からん」
コンコン
「失礼いたします」
「どうした」
入ってきたのは、フーシェだった。
「こんな情報が…」
フーシェはブリエンヌに囁く。
「何?そうか。わかった。暫く様子を見てくれ」
「わかりました」
フーシェが立ち去ると、ブリエンヌは独り言を言った。
「さて。準備にとりかかるか」