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第四話
レオンが地面を蹴ると同時に、その姿が目にも止まらぬ速度で俺に迫ってきた。
「速い!」
咄嗟に剣を構え、鋭い一撃を受け止める。金属同士が激しく衝突し、鋭い音が耳をつんざく。
「いい反応だ。だが、俺の剣はここからだ!」
レオンの連続攻撃が始まった。一撃ごとに速度が増し、振り下ろされる剣が見えないほど速くなっていく。
――このままじゃ防ぎきれない。
俺は直感的にそう感じ、攻撃を捌きながらチャンスを探す。
「くっ……!」
肩口を掠める剣撃をギリギリでかわしながら、俺は意を決した。
――攻めなきゃ負ける。
一瞬の隙を見逃さず、俺は防御を捨て一気に攻撃に転じた。
「はああっ!」
振り下ろした剣がレオンの鎧を掠める。わずかな傷をつけた瞬間、レオンの瞳が嬉しそうに輝いた。
「いいぞ!それでこそ戦いがいがある!」
レオンが再び剣を振り上げ、空気を裂く一撃を放つ。
――やっぱり、この世界はバトルしかない。
だが、それでいい。
「だったら、とことんまで戦ってやる!」
互いの闘志が激突する中、俺たちは再び剣を交えた。




