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第三話

ヴァルドを倒した直後、闘技場の観客席から怒涛の歓声が沸き起こる。


『勝者、九条蓮!驚異の連勝記録更新だ!』


実況の熱狂的な声が響き、俺の名を叫ぶ観客の声が闘技場全体を揺らす。


剣を下ろし、荒い息を整える。身体に馴染んでいく力を感じながら、ふと周囲を見渡す。倒れ伏したヴァルドの身体が淡い光に包まれ、次の瞬間には粒子となって消え去った。


「これが……この世界のルールなのか」


戦って勝てば相手が消え、その力が俺に流れ込んでくる。そんなシンプルで残酷なルールが、この世界を支配している。


その時、闘技場のアナウンスが再び響き渡った。


『次の相手は……蒼の剣士、レオン!剣技のみで数多の敵を葬り去った男が、九条蓮に挑む!』


闘技場の反対側のゲートが開き、そこから青い鎧を纏った男が姿を現した。


「ようやく、面白そうな奴と戦えそうだ」


蒼い瞳に闘志を宿したレオンがゆっくりと歩み寄る。


俺は剣を握り直し、レオンを真っ直ぐに見つめ返した。


「手加減は無しだぜ?」


俺の言葉にレオンが微笑を浮かべ、静かに剣を抜いた。


「望むところだ!」


次の瞬間、闘技場に再び激しいバトルが幕を開けた。

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