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「ふえ~ん、遅くなっちゃったぁ~!」
初狩さんたち3人が遅れて校庭にやって来た。手には反省文が……まだ書き終えてなかったんだ。
「SA団! 学校までやって来るとは何て卑劣な」
「オマエたちが遅いから来てやったんだろうがぁ」
エクス=パーサ、代わりにツッコんでくれてありがとう。
「もうっ! こうなったら変身よ!」
3人は、これも生徒指導室で没収だろ? と言いたくなるような変身ステッキを取り出した。魔法少女であることは周囲に内緒……という設定はどこに行った?
初狩さんが「変身の呪文」を唱えようとした。そういえば……前回の呪文は倫理的に問題があるから替えてくれ! とボクは使い魔のプッさんに進言していた。
今回から新しい呪文になるということだが……いったいどんなのだろう? 他の2人も含めて気になるところだ。
初狩さんは静かに呪文を唱えた。
「桃巻き髪黄巻き髪青巻きまみ……あっ! 間違えちゃったぁー!」
まさかの早口言葉ーっ!!
えーん、昨夜あんなに練習したのにー! 続くよー!




