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魔法少女……ではなく「遅刻する食パン少女」の初狩さんに恋愛フラグは立たなかった。ボクはゆっくり歩いていると……
〝ドシンッ!〟
曲がり角で何者かとぶつかり、そのはずみで2人とも転倒してしまった。
「アイタタタ……」
ぶつかった相手は見たこともない少女、しかも食パンをくわえている……えっ遅刻する食パン少女ってこの世に何人もいるの? しかもこんな短時間に遭遇……宝くじで1等が当選するより低い確率だぞ!?
すると、倒れこんだその少女が
「あっああアンタなんか全然すっ……好きじゃないんだからねっ!」
――違った。遅刻する食パン少女じゃなくて『ツンデレ』さんだ。
しかもボク、まだ何も言ってないし……。
「あ、あの……見えてますよ」
足を広げて転んだ彼女はパンツが丸見え……読者サービスだ。
彼女は起き上がり
「みっ、見せたくて見せたんじゃないわよ! バーカ!」
と言うとそのまま走り去って行った。
あ、この人……『魔法少女』だ!
谷村君、見ちゃダメー! 続くよー!




