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〝ピキーンッ〟
あ、またこの音……何なんだコレ?
「おっおいマミ! SA団が暴れてるぞ! はっ早く行け!」
そっか、これは敵キャラの存在を知らせる警報だったのか。
「もうっ、谷村君! プッシー! 後で覚えてらっしゃい!」
と言うと初狩さんは再び長い尺を使って魔法少女に変身し、まるで悪役のような捨てゼリフを吐いて去って行った。
『オマエ……また撮ったな』
「……はい」
プッシーと二人きりになった……人間と黒猫だが。
『そういや、まだオレの名前を言ってなかったな』
『プッシーさんじゃないんですか?』
『あぁそれはな、マミが勝手に付けた名前で……本名は違うんだわ』
えっ……初狩さんは無自覚でこんなヤバい名前を付けられるんだ。誰か彼女に英語のスラングを教えてやってくれ!
『で、プッシーさんの本名は何ですか?』
この後すぐ、ボクはこの問いかけを後悔することになる。
『オレの本名は……ヴァギナ=カントだ』
――はい、完全にアウトー!
えっ、スラングって? 続くよー!




