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ボクは先日、初狩さんが魔法少女に変身する様子をこっそりスマホで隠し撮りしていたのだ。
最近のスマホカメラはとても性能が良い。シルエットになっていた初狩さんを勝手に補正して、その姿が高画質でくっきり鮮明に映し出されていた。
『ボクと関係を断つのなら、この動画をSNSにアップしますよ』
『おっおい! オマエの方がよっぽど外道じゃねーか!?』
『さあ、どうしますか?』
『ぐぬぬ……』
ボクは最後の賭けに出た……だが危険な賭けだ。なぜなら彼らは魔法を使う可能性がある。もしプッシーに「認識阻害」という超ご都合主義な魔法を使われたらひとたまりもない。
『し……仕方ない、今回だけは……み、見逃してやろう』
プッシーが諦めた。やった! これで初狩さんと離れずに済む。ついでに動画もまだ使える。
『なぁ、教えてくれ! オマエはなぜ、そこまでして……』
ボクは迷わず答えた。
『ボクは、魔法少女……初狩さんのことが好きなんです!』
えっ……続くよー!




