182/365
180
……あれ?
ボクは気を失ったようだが再び目を覚ました。
どうやら床に倒れていたみたいだが……視界がいつもと違う。あれ? ボクの視点ってこんなに低かったっけ?
「おぉ谷村、気がついたか……どれ?」
八ヶ岳先生が声をかけてきたが……げっ、先生が巨大化してる! どういうことだ? しかも先生はボクを軽々と持ち上げ膝の上に乗せた……膝でかっ!
よく見ると周りの物が全て巨大化しているじゃないか! ってことは、ボクが小人になったのか!? まぁ小人でもラッキースケベは可能だが……
「おい、小人になったら女子更衣室に忍び込めるとでも思ったか?」
うわぁバレてる!
「オマエは小人じゃねぇ……これだ」
と言って八ヶ岳先生はボクに鏡を見せた。そこに映っていたのは……
――猫?
「すまん! 服が透けて見える薬を作ったつもりが、どういうワケか猫になってしまったようだ」
透けて見える薬は本当に作る気だったんだ! でもどこをどう間違えば猫になるんだよ!?
えっ谷村君ネコになったの……おすわり!(←犬じゃないよ) 続くよー!