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『女性の服が透けて見える薬』
保健室の八ヶ岳先生の机に誰がどう見ても怪しい薬が……バカバカしい、そんなラッキースケベ展開必至の薬などあるワケがな……
いや、ちょっと待てよ!?
八ヶ岳先生は魔法少女たちの取りまとめ的存在、つまりこの人の正体は「魔女」だ! 魔女だったら怪しい薬はいくらでも作り出せるハズ!
確かに「透明人間になる薬」と「時間を止められる薬」、それと「服が透けて見える薬」は男の夢だ(※悪用した場合です)!
興味がないと言えばウソになるが……八ヶ岳先生のことだ、罠ってことも充分あり得る。ボクが薬の前で躊躇していると、
「ええぃ! とっとと飲みやがれゴルァ!」
「んぐっ!」
強引に飲まされてしまった……パワハラだ!
〝ドクンッ!〟
飲んですぐにボクの心臓が激しく鼓動した! めまいもしてだんだん意識が遠のいていく……遠のく意識の中で八ヶ岳先生のつぶやきが聞こえた。
「あれっ、失敗したかな?」
……こりゃ死ぬな。
谷村くーん、さようならー(冗談)! 続くよー!