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バスジャックするため幼稚園バスに乗り込もうとしたSA団幹部の2人、だが慌てた様子の「保育士」さんに押し返されてしまった。
幼稚園は文科省の管轄なので「教員」だが……こんなクソ小説に細かい設定を求めるなよ!
「てんてー、おちっこー!」
どうやらバスに乗った園児が尿意をもよおしたらしい。
「近くにコンビニあるよ~すぐそこ」
「サンクス!」
初対面でフランクな会話! しかも昔聞いたことのあるフレーズ……
「保育士さん!」
「はい?」
「コンビニにトイレだけ利用はマズいですよ! これで子どもたちに『うまい棒』でも買ってやってください」
イブが財布からお金を渡した。この人、悪の総統じゃなくて聖女だわ。
つーかさっきボクが思い出せなかったお菓子の名前、うまい棒だった! まさかこんな所で伏線回収するとは!?
「あ、お嬢さんたち!」
「……はい?」
「ついでにムリ言って申し訳ないんだけど……(車内にいる)子どもたちの相手してくれる?」
私は「コーンポタージュ味」が好きー! 続くよー!