闇レストラン
2018年 ジャカシティ フォレット地区
多くのバー、クラブ、カジノ、そして違法風俗店がある「眠らない街」ジャカシティ。
だがこの街にも落ち着いた雰囲気の場所はある。住宅街に近い西商店街もそうだ。この商店街は個人経営のカフェ・服屋・宝石店・床屋・レストランなどが並び、お洒落だという評判だ。
肉屋「コールナー精肉店」も有名で地元に人気のある店だ。陽気な地元ボクサーの兄弟コールナー兄弟によって運営されている精肉店で、豚肉やチキン、牛肉の他にも馬肉・カモ肉・鹿肉・いのしし肉など多様な肉が売られている。そして肉を売りながらコールナー兄弟は地元住民の良き話相手になってくれる。それに加えてこの精肉店にはレストランも併設されており、コールナー兄弟が新鮮な肉を調理して提供してくれる。定まったメニューはなく、客の注文に応じて様々な調理方法で肉が提供される。(中にはバーベキューを注文する客もいる。そのような客のために敷地内にはバーベキューのための設備が備わるエリアがある。)
このような人気の精肉店だが、閉まっている状態の深夜にここを訪れる変わり者が存在するようだ。乗りつけられた車から降りた黒いハット、サングラス、黒マスク、フロックコートを付けた人物が玄関に近づくと、店のオーナーであるコールナー兄弟が姿を現した。彼らは警戒するように深夜の通りを眺めると「お帰り。」と言ってその人物を店の中に招き入れた。
コールナー兄弟は普段はレストラン利用客が座る席に来訪者を案内した。兄のレイデン・コールナーが「少し待っててくれ。今料理を出すよ。」と言って奥に引っ込んでいく。
調理場にいる弟のバロー・コールナーは巨大なプレートで分厚い牛肉を焼いていた。レイデンはバローに「肉の焼き具合はどうだね?」と尋ねた。「すまん。もう少しかかる。」と短い返答をしたバローはプレートの肉の具合を確かめている。レイデンは「ソースを作っておくぜ!」と言って冷蔵庫からいくつかの野菜を取り出し、ミキサーにかけ始めた。
客席では男が帽子とフロックコートを脱ぎ捨て、「やっと帰って来た!我が家に戻った気分だ!」と狂気的な顔で叫ぶ。
この男こそハラス刑務所から脱獄した凶悪犯「解体屋」フーバーであった。人体の解体に狂気的な快楽を感じ、裏社会にもぐって死体処理をビジネスにしてきた男だ。
そしてコールナー兄弟はフーバーの本拠地である精肉店を表向きのオーナーとして経営しながらフーバーを守る凶悪な用心棒兄弟である。
四日後 ハワイアンジェファソンシティ ハワイ空港
「あなたは何故公安警察軍の機密情報を手に入れたのですか?」と取調官。その向かい側に座る男は無精ひげをかきむしりながら俯いて答える。「ああ・・・それはだな、とある襲撃のためさ。我々は脅されてるんだ。脅されて殺しをやる。私が会社を設立した時はこんな暗殺組織にするつもりはなかった。アロウみたいな腐った仕事をするつもりもなかった・・・・」涙をこぼす男。取調官は溜息をついて問いかける「バーナードさん、大丈夫ですか?」「・・・だがあの襲撃作戦で大切な部下が死んだ・・・あの優秀な狙撃手ボリスが!」取調官は壁に向いてバーナードに聞こえないように舌打ちをすると「またあとでお聞かせください。」と言い、廊下に向かって言う。「バーナード氏を待機室へ!」その声に呼応して二人の警備員がやってくる。彼らはバーナードに手錠をかけて向かい側の部屋に連れていく。冷たい鉄のベンチがあり、一人分の席に一つずつ突起が付いている。警備員は突起にバーナードの手錠をかけた。「お前の番さ。」と隣に座るリーストンに力なく言うとバーナードは両手を広げて顔をうずめた。その様子をエレーナとチョクが気の毒そうに眺めている。
翌日 ジェファソンシティ 行政特別区
ペンタゴンの会議室には緊張した空気が漂う。ペンタゴンの高官が司法省の高官を問い詰めていた。「バーナードはおたくが黒幕だと言っていますぞ。」とペンタゴンの秘書長官ブルックが述べると司法省刑務局長レニーが反論する。「なるほど。あなた方はバーナードとかいうどこの馬の骨か分からない・・・いやあなた方の雑用係の話を信じるんですな?」「雑用係?どういう意味でしょう?」「ふん。そこにいる米軍統括官に聞いてみたらどうです?」するとその統括官ネリーが声を荒げた。「私に何の関係がありますの!?言ってごらんなさい!」すると先ほどまで冷や汗を流していた司法省公安局長ボニーが笑顔で口を開く。「バーナードは共和国軍と組んでいるでしょう?あなたが統括する軍ですよ?」「なるほどね・・・でも我々が業務の一部を彼の会社に委託しているだけだわ。あなた方のような黒い仕事はやらせていません!」だがそのネリーの言葉に司法省副長官モーリーンがかみつく。「黒い仕事ですって?馬鹿にするのは辞めて下さらないかしら?我々司法省とあなた方ペンタゴンが上手くいっていないのは分かっている。だけどね・・・限度ってものがあるでしょうよ!仕事を馬鹿にしないで頂戴!」するとネリーはさらに挑発行為を続ける。「司法省そのものには敬意を払っているわ。でもね・・・今の司法省には何も期待できない!あなたのような短気な人が副長官なの・・・」「黙りなさい!もう耐えられないわ。あなた方とは話し合っても意味はなさそうね。あなたがたとバーナードの関係について連邦警察に捜査をさせます!」だがその時大きく机を叩く音がした。「落ち着くんだ!」そう言い放つのはペンタゴン長官のジョゼフだ。「我々は今日争うためにここに来たんじゃない。私の部下の無礼な態度は許してくれ!私は一度考えたんですよ。ペンタゴンにとっても司法省にとってもダメージにならない方法をね。」「ふうん。お聞かせくださいませ。」と嫌味ったらしくモーリーンが言う。だがジョゼフは平然としている。「では、話しましょう。ボニーさんがおっしゃったように我々はバーナードと組んで数々の軍事作戦を立案してきた。大統領閣下不承認でね。だから我々とてバーナードを調べたくはない。本気ですよ。そしてあなた方も何らかの作戦でバーナードを使った。だからここは互いの秘密を守ろうではありませんか。私は今から公安警察軍総司令官に電話します。そして・・・バーナードの捜査から手を引かせましょう。」「分かったわ。こちらも連邦警察に捜査の手を引かせるわ。」
4時間後
「ええ。そうです。司法省の汚れ仕事ですよ!」と憤ってエレーナが机を叩く。「司法省か・・・」取調官は困っている様子だ。これは空港警察の手には負えないかもしれない。
その時、いきなり扉が開いた。「署長!」取調官は驚いた。通常空港警察署長は空港内の署長室にて雑務を行っているか、地下の会議室で空港を運営するハワイアン航空会社組合議会の役員と会議しているかのどちらかである。現場には出てこないのだ。
「どうされましたか?」「詳しくは言えないけどあなたが取り調べている人たちは釈放ね。」「しゃ、釈放!?」「ええ、そうよ。冤罪よ。」「しかし、彼らは・・・」すると署長が語気を強めて言う。「そのバッジを取られたくなかったら釈放しなさい!署長命令よ。」「わ、分かりました・・・」
「くそ・・・奴らはまだ俺らをはたらかせるつもりだな。」バーナードは苦々しげに空港警察が手配した航空警備部隊用の小型機を見てつぶやく。
「申し訳ありません。私たちのミスです。ちなみにあなた方はもう指名手配されていません。連邦警察は捜査から手を引きましたわ。」というわざとらしい警察署長の声を背中に聞きながら一行は飛行機に乗車する。
バーナードは席に座るなり携帯電話を取り出す。しばらくしてライリーハラス収容所長が出た。ライリーはバーナードが口を開く前に話し始める。「すまないバーナード、俺も死人が出る事態になるとは思わなかったんだ。できるなら君達に手を引かせたいんだがそれがどうも・・・」「黙れ!死人が出る事態を予想していなかっただと!?ふん、馬鹿言えよ!俺たちの任務はあんたの管理不足で逃げ出した囚人共の殺害だぜ!?死人は出るだろうがよ!!もういい。俺の軍人時代のことを暴露したきゃ暴露しろ!俺をムショにぶちこみたきゃ勝手にしろ!ハラス収容所に行ってやってもいいぜ、クソ野郎!俺、いや俺たちは手を引くからな。人を殺すのも嫌だし仲間が殺されるのも嫌だ!頼むならあんたの収容してる連中の誰かに頼めよ!冷徹な殺し屋が一人くらい収容・・・」「ああ、本当にすまん。だが俺は上に掛け合ったんだぞ!犠牲者が出た以上バーナード達には手を引かせるべきだと。」「・・・ああ、そうか。すまないな、ラリー。ボリスの死で少し気が立っていたんだ。で、お前の上司どもはなんて?」「クソ・・・それが・・・バーナードだけでなく会社ごとつぶしてやると脅してでもやらせろとよ。全くあの老害ども何を考えてやがる!あの馬鹿どもはお前が依頼任務を続けなければお前だけでなく会社をつぶすつもりだ。」「何!?だが俺は軍事会社を設立してから違法行為に関わったのはお前が持ち込んだこの暗殺任務だけだぞ。」「ああ、犯罪組織としてつぶすという意味じゃない。奴らはもっと穏やかに、しかし確実に会社を倒産に追い込む気だ。」「どうしようってんだ!」「よく分からないが・・・奴らはペンタゴンを巻き込んだようだ。軍からの仕事を回さないようにするつもりさ。あんただけじゃなくあんたが雇用して大切にしてる社員も巻き込むつもりだ。彼らを失業に追い込む。」「クソ!お前がこんな仕事を持ってこなければ・・・クソ野郎め!」と怒鳴ってバーナードは通話を終了した。
「社長、どうされましたか?」心配そうにエレーナが尋ねる。バーナードはしばらく答えずに窓から飛行機離陸の様子を眺めていたが静かに言う。「いいか。お前たちは通常任務に戻れ。」「しかし社長・・」「いいから!これは社長命令だ。俺は司法省の汚れ仕事をまだしなきゃならねえがお前たちは降りろ。もう仲間を失いたくないんだよ!」バーナードは自分でも情けないと分かっていながらもなきじゃくる。だがその肩に手を置いたエレーナは静かに、しかし毅然とした態度で言う。「私があなたに雇用されてから一度もないことですが・・・社長命令を拒否します。」「何!?」「社長、僭越ながら俺も拒否しますよ。」とリーストン。「社長、申し訳ありませんが俺もその命令には従えない。」とチョク。「おい・・・死ぬかもしれないんだぞ!」とバーナードは必死に止めようとする。「社長のお気持ちは分かりますよ。でも、我々だって社長が一人で危険な任務に行くのを黙って見送ることはできません。仲間が大切なのは我々も同じですよ。」とエレーナ。「全く・・・お前らを雇ってときの俺の見立ては正しかったよ。お前ら・・・いかれてやがるな!」「ハハハ、今更ですか?社長。」と陽気にチョクが言う。
翌日 ウェストランドシティ
バーナードの卓上の電話が鳴る。「はい、もしもし。」すると電話の向こうから下品な笑い声が聞こえる。「まさかこの俺を頼るとはね!驚きましたよ。」「オスカー、貴様とはあまり長い間会話したくないんだ。金は払ったろう?さっさと情報を教えて電話を切れ!」「はいはい・・・ではメモを準備してくだせえよ。」と答えるのは殺し屋オスカーだ。元々バーナードと同じ軍人だったが拘束した武装組織のメンバーに違法な拷問を行って軍を解雇された。解雇された後は裏社会に入ったようだ。
「ああ、メモは今手元にある。続けろ。」「へい・・・あんたが追ってる死体処理屋のフーバーですがね・・・何と驚き!ジャカのレストランにいますぜ。」「何!?確かな情報か?」「ああ、確かですぜ!なにせ俺の同業者がそいつに死体処理を依頼したんですからね。」「場所はどこにあるんだ?」「あんたも知ってるレストランですよ。コールナー精肉店ですよ!」「何だと!観光客にも人気なあの?」「ああ。ちなみに地元のボクサー兼ヒーローの店主どもの正体は札付きのワルですぜ。奴らは元々地下格闘技の選手でね、違法の地下格闘大会で沢山人を殺してる。」「あの陽気なコールナー兄弟がか?」「ああ。今そう言ったぜ。奴らは表社会でボクサーとなりながら裏では殺し屋やマフィアの用心棒で稼いでいた。たぶんボクサーとして表社会に出てこれたのもボクサーの利権に関わるどこぞのマフィアのコネでしょうよ。」「で、奴らがフーバーをかくまってると?」「かくまってるどころの話じゃねえ。奴らはボクサー引退後フーバーに雇われて精肉店を経営することになったんでさあ!地下格闘技時代コールナー兄弟に投資した牧場主がいやがってよお、そいつから仕入れた肉を売る精肉店を開いてフーバーの拠点を隠してるらしいですぜ。」「何と・・・精肉店とはなかなかやりはがる・・・」「裏に肉の加工場がありますぜ。想像したくねえがあそこなら死体処理の道具はそろってるしな・・・・」「クソ!肉を加工する道具を死体処理にも使ってるってか?」「ああ、そうだと思いますぜよ。精肉店とレストランはあくまで副業だな。奴らは死体処理業者だ。」「ああ、分かった。」「また俺に雑用こなしてもらいてえときは遠慮なく電話くだせ・・・」バーナードは殺し屋オスカーからの電話を最後まで聞かずに切ってから今度は内線をかけた。仲間を招集するときだ。
三日後 ジャカシティ フォレット地区
深夜も街は賑やかだがここフォレット地区は眠っている。ここは比較的治安が良く、静かなのだ。
だが今日はいつもと少し違う様子だ。コールナー精肉店の入り口よ横の路地、裏口に面した隣の通りの歩道、道を挟んで向かい側の歩道に柄の悪い連中がたむろしている。入り口三名、横路地二名、裏口三名、向かい側の歩道三名の計11名のチンピラがいる。なにやらコールナー精肉店を守っているように見える。
そして店内。外に明かりが漏れ出さないようにするためなのか小さな蝋燭を付けたテーブルを囲んでコールナー兄弟が向かい合って座る。テーブルの上にはライフル。いつでも手に取れるようにしてあるようだ。「デストロイウォーターズの連中は役に立つかな?」と弟のバローが不安そうに言う。だが兄のレイデンはさほど心配していないようだ。「大丈夫さ!殺し合い闘技をやってた頃全盛期の俺を唯一殺しかけたあのモディ―がボスだ。あいつに任せとけば心配ねえ。」「危険な野郎じゃねえかよ。」「馬鹿言えよ!殺し合った後俺とモディ―は友情を確立した。」「でも奴がチンピラのまとめ役だと知ったのは最近じゃねえか!奴はあんたに隠していたのさ。」「ああ、かもな。とにかく不毛な議論は終わりだ。俺らはフーバーをかくまわなけりゃならねんだよ。気を抜くなよ。」
だがその時外からチンピラの一人が入って来た。「奇襲だ!」とその男は叫ぶ。
バーナードは消音ライフルで路地から飛び出てきた男の足を撃った。「予想通りだ!用心棒連中を雇っていたようだな。」と言うと彼は殴りかかって来た玄関前の男の腕をひねりあげ、襲い掛かってくるもう一人の男の顔に叩きつけた。
「くそ!こっちもなの!?」向かい側の歩道から飛び出してきた男達に蹴りを入れるエレーナ。奴らの手からのこぎりが落ちる。「なんて野蛮なのかしら。」エレーナはそう言うと立ち上がりかけた男の顔を蹴りつけ、気絶させる。
チョクは路地から回り込んで来た裏口からの援軍を片付けていた。彼らがバッドを持って殴りかかってくるがそれを避けながら懐に飛び込んで殴りつけた。そうして楽々と三人を片付ける。
「よし、行こう!」バーナードは両側に二人の部下を従えて玄関に向かい・・・弾を避ける。「通さねえぞ、強盗共!」二人の筋肉質の男が入り口に立っている。彼らはライフルを持っており、それを乱射する。「くそ!」バーナード達は乗って来た車の影に飛び込んで各々飛び道具を準備した。
「奴らが使っているのは消音ライフルじゃありませんね!」とチョク。「ああ、くそ、住人たちが起きだしたようだ。まずいな・・・」周辺の民家の家に明かりがつき、住民たちが顔をのぞかせる。
だがコールナー兄弟は全く引く様子がない。彼らの残虐性が呼び覚まされたようだ。「はっはっはっはっは~ゴミども!死ぬがいい!」彼らはバーナード達が隠れている車めがけて銃を乱射しながら近づいてくる。
「クソ!手の出しようが無いし、逃げることも出来ねえ。」とつぶやくバーナード。だがその時チョクがかがんで車に入るとバッグから何かを取り出した。「目立つから使いたくなかったが・・・」と言ってチョクはその物体をレストランに放り投げる。
「ん?何だ?」コールナー兄弟は飛んできた丸い物体に戸惑う。
「離れて!」チョクがバーナードとエレーナを引っ張りながら言う。そしてその直後後ろで爆発音がした。「こりゃ・・・すごいな・・・」バーナードは言葉を失う。レストランは完全に瓦解し、コールナー兄弟は即死だ。「改造爆弾ですよ。使いたくなかったんですがね・・・とにかく依頼は達成できたと思いますよ。」「流石だ。だが依頼は達成できていないかも。」バーナードは近くを指さす。
「あ、フーバーですよね?」とエレーナが叫んでピストルを取り出す。バイクに乗ったフーバーが逃げ出そうとしていた。エレーナのピストルの弾は届かず、フーバーは逃亡してしまった。
三日後 ウェストランド
バーナードは何本目か分からない煙草を吸う。司法省から請け負った脱獄者殺しの任務でかなりストレスがたまっていた。だが家庭をもたないバーナードにとって家族である社員たちを失業から守るためには司法省に従うしかない。
「くそ!」どことなくイライラしてきたと気が付いたバーナードは少し眠ろうと思った。
そのとき、卓上の電話が鳴る。「ん?」バーナードは電話を取ると少ししゃがれた声が聞こえる。「やあ。」「ああ・・・バーナードシールドコープですが?」「ああ。織田の友人のジョルジョーニだ。ポルノ映画の会社をやってる。」バーナードは溜息をついた。どうやらスネイクマン殺しの件がジョルジョーニにバレたようだ。
だがジョルジョーニの話は予想外のものだった。「私の従兄弟がマフィアの一員でね、リトルローマにいる。そいつからプルアーノファミリーの情報が入った。奴らの元アンダーボスであるコルレッリが戻ったそうだ。拠点の場所を送るよ。」