ジョアンナへの想い3
学園に通い始めます。
思考がおかしいです。
15歳になり学園に行くことになった。
ジョアンナとカリーナが初めて顔を合わせると思うとワクワクした。
学園に行く前日、カリーナを呼び出し「好きだよ」と嘘を言ってやった。
カリーナは泣いて喜んでキスをして胸を触らせてくれた。
前に母が言っていた『身持ちの悪い女』とはこういう女の事だと理解した。
ジョアンナはどんなに優しくしても、どんなに意地悪しても手も握らせてくれなかったし、馬車でも絶対隣には座らなかった。
だからカリーナにはとびきり優しくしてやろう。
そしてジョアンナは相手にせず、ヤキモチを焼かせてやると心に誓った。
家庭教師に聞いたのだが、夜会実習とかいうものが学園ではあり、その実習を何度も経験し、社交デビューを飾るのだとか。
その社交デビューでは婚約者の瞳の色、髪色等を差し色に使うのだとも教えてもらった。
カリーナに俺の瞳の色に合わせたドレスを一着なるべく早く作るように命じた。
学園でジョアンナに会った。カリーナはずっと私のどこかに触れていて、気持ち悪いと思った。
ジョアンナはカリーナに「こちらこそ仲良くしてくださいね」と婚約者の立場で話しているのだと思った。
なら、カリーナを婚約者のように扱ってやろうと思った。
夜会実習の日、ジョアンナをエスコートしなくてはならないことは知っていた。
エスコートしなかった時のジョアンナの顔を見たくてカリーナをエスコートをした。
教師がちょっとグチグチ言っていたが双方納得済みだと説得した。
夜会実習が始まってもジョアンナは講堂に現れなかった。
カリーナにジョアンナが来たらすぐに教えろと言いわたし、私は友人達と話していた。
残念なことに講堂に入ってきたジョアンナを見逃してしまったが「遅かったな」と言ってやったときのジョアンナのあの顔、あの体の震え、見ていてこれほど気持ちが良かったことはなかった。
ジョアンナが屈辱的な顔をすればするほど私の心は満たされるのだと知った。
もっとあの顔を見たかった。
その日の夜、ジョアンナから手紙が来て鬱陶しいと思ったが、中身を読んで私は満足した。
内容は『なぜ夜会実習のエスコートをカリーナにしたのか』と『婚約者である私を蔑ろにしているのは先々のために良くない』と書かれてあった。
手紙の返事は面倒であったし『学園でいつでも話せるのだから、手紙は送らなくていい』と書いて送った。
この手紙を受け取ったジョアンナの顔を思い描いて気分爽快になった。
今日は最高の一日だった。
それからのジョアンナは夜会実習に一人で来るようになった。
当然のことである。
私という婚約者が居るのにエスコートさせるわけにはいかないだろう。
これもまた私が特別なのだと気分が良かった。
だからカリーナにぽそりと「ジョアンナは夜会実習に一人できていやみったらしいよな」と囁いてやった。
それまでも私やカリーナの周りはジョアンナを否定する者ばかりになっていたが、その声が一層大きくなり、嫌がらせをするようになっていた。
毎日ジョアンナを見ると私は満足した。
ジョアンナ、愛しているよ。
いかがでしたでしょうか?