ジョアンナへの想い2
どんどん病んでいきます。
ダットンはいつも笑顔で生きています。
短く区切りすぎました。
7日12時にオールアップになります。
カリーナは優しくすればするほどなんでも言うことを聞くようになった。
最初は嫌がってグズグズしていても最後には私の言うことを聞いた。本当に駄目なこととそうでないことを見極めるのは難しかった。
カエルを触れと言った時はグズグズ言いながらも触ったのに、蛇を触れと言った時には泣き出した。
慌てて周りを見回し、弟がいないことを確認した。
その日は凄く優しくしてやった。
私はカエルも蛇も絶対触らないが、最後には触るのだからグズグズ言わなければいいのにとちょっと腹がたった。
その日はジョアンナと私が行きたかった動物園に行く日だった。
馬車に乗り込もうとしたらカリーナが私も一緒に行くと言ったが許されることはなかった。
身分が低いと言うことはこういうことなんだと思った。
ジョアンナは会う度に口うるさくなった。
「そんな事をしてはいけません」とか「口の中に食べ物が入っている時は話してはいけません」とか、家庭教師のようなことをいつもいつも言うようになった。
月に一度会うジョアンナの事が嫌いになった。
ジョアンナの行きたい場所の日は体の具合が悪いと言って行かなかった。
ジョアンナは直ぐにそれに気が付いて、毎回私の行きたい場所に行くようになった。
だが、口うるさいのだけは止めなかった。一度「気分が悪くなるからうるさく言うな。もう来ないぞ」と言ってやったが「ダットン様のためなのです」と言ってジョアンナは引き下がらなかった。
次に会う約束の日、私の行きたかった場所だったが行かなかった。
そうしたら『うるさく言って申し訳ありませんでした』と謝罪の手紙が届いた。『二度とうるさく言うな』と返事に書いてやった。
それ以降、ジョアンナは私に何も言わなくなった。
カリーナと弟が仲良く遊んでいた。私が家庭教師に授業の進みが悪いと言って叱られていた時に。
その頃には見極めが上手になっていたのでカリーナの嫌がることをたくさんして、優しくして、もっと嫌がることをして、もっと優しくしてやった。
それを毎日繰り返してやったら、カリーナの嫌がることがどんどん少なくなっていった。
カリーナは私のことが好きだと言って、私の言うことは何でも言うことを聞くと私に誓った。
嫌がる振りも見せず何でも言うことを聞くカリーナがツマラナクなった。
ツマラナイと思ったが、他に遊び相手もいなかったので仕方なくカリーナと遊んでいた。
いかがでしょうか?