怪しい占い師
ひっっっさしぶりに書きました、コメント、評価お待ちしております.....
ちなみに、作者はノミの心臓でっす!
現実は残酷だ、どれだけ足掻こうともどうにもならないことがあるそれを知るには、少しだけ遅かったのかもしれない
「あなたはあと5年で亡くなります」
路地裏にいた怪しい占い師からいきなり告げられたその言葉に頭は真っ白になった。
いつもの帰り道、通ったことの無い道を通ってみようと思ったのが間違いだったのかもしれない。
いつもなら店の明かりが煌々と照らす道を帰っていたのだが、ふと途中で路地裏があったと思い出してしまった。
それがいけなかったのかもしれない
「もし、あなた何かしら悩んでいませんか?よろしければ占ってあげましょうか」
路地裏に入った所で、怪しい占い師の見た目をした人物に声をかけられた。
「え?いや結構ですけど....」
唐突に声をかけられた人間としては当たり前の反応を返す。実際の所、仕事で疲れていたというのもあって早く帰りたかったのだ
「まぁまぁ、そう言わずに、私から声をかけたのでお代はいりませんから」
「......本当ですか?」
「もちろんですよ」
「時間はどのくらいかかりますか?」
「そうですねぇ....大体15分ほど」
ふむ、と少し考える。
お代はいらない、つまり無料で占ってもらえる、それも時間は15分ほど、仕事で疲れてはいるが、なんせ21歳独身で友人もいない。
つまり、帰ってもやることがないのだ。
時計を見ると、針は丁度20時を指していた。
今から家に帰ったとしても大体20分ぐらいで着く、それなら占って貰うのもいいかもしれない
「それじゃあ、お願いします」
「ありがとうございます、これも何かのご縁ですからね、しっかり占わせていただきますよ」
そういうと占い師は水晶を覗き始めた。
「........何か質問とかないんですか?」
水晶を覗き始めてしばらく経った後、自分から占い師に声をかけた。
なんせこの占い師、時間にして5分ほどだろうか、一言も発さず水晶を見続けているのである。
普通占いとは何か質問等を聞くものだろう、そう思い占い師に尋ねると
「いえ、知りたい事もその結果も全て水晶が教えてくれますので」
そう返ってきた
「そういうものなんですか」
「はい、そういうものなんです」
どうやら巷にありふれた占い師とは違うらしい、これは面白い
「そろそろですよ」
そんな事を思っていると、占い師にいきなりそう声をかけられた
「何がですか?」
「まぁ、見ててください、すぐに分かりますよ」
そう言われてしばらく様子を見ているといきなり水晶の様子が変わり始めた。
何やら紫色の煙のようなものが水晶の中に生まれ渦を巻き始めたのだ
「え?一体どうなってるんですか?」
「まぁまぁ、ここから知りたい事が.......えっ?」
私をたしなめながら水晶の様子を見続けていた占い師がいきなりおかしな声をあげる
「一体何があったんですか?」
「.......いえ、その」
「占ってもらってるんですから、なんでも言ってください、気になります」
「えぇ......はい、わかりました」
「あなたはあと5年で亡くなります」
頭が真っ白になった




