続・聖なる堕天使と邪な聖人の彼~水無月上総山へのクリプロ2018参加特典ギフト(200文字小説)
「まさか本当に止められるとは思わなかったわ」
「言っただろう。春菜が居れば出来るって」
いつもライターを落としては見上げていた。
それは本当に偶然だったのだけれど。
でも、そこには俺の宝物があった。
俺はそれを手放したくないと思った。
一緒に暮らし始めて1年が経つ。
そろそろ決めようか…。
「なあ、これ受け取って欲しいんだけど」
その瞬間、俺の手から指輪がこぼれ落ちる。
それを拾って見上げる。
きれいな脚がそこにある。