引っ張り出された傍観者
息抜きで書きました
駄文ですのであまり期待せずにそれでも読んでやんよって心優しい方はお願いします
私は傍観者だ
現役女子高生で周りからは姉御はだなんていわれていたりもする
美少女の友達A、Bにかこまれ生活している
女子高校生らしく色恋の話なんかもよくする
ただし、聞く側オンリーだけどね
けれども私はそれでかまわない
この立場を気に入っている
もう一度言おう、私は傍観者だ
「ねぇねぇ、聞いてよ、先輩がね〜」
「あー、はいはい、のろけはいいって」
「ぶ〜」
いつも通りのたわいない会話
その時の出来事だった
「おーい、お客さんだよ」
クラスメイトに呼ばれてしょうがないなぁと入り口の方へと行った
そこには身長は女子の私より少しだけ高いかなって位でとっても童顔な男の子が手紙らしき物を手に持っていた
多分ラブレターだろう
うちの学校ではなぜかラブレターが今流行っている
そしてこういうこともよくあることなのだ、私の持てるお友達にラブレターを渡してくださいってのが
まぁ、少し面倒だけど、からかうネタになるし嫌ではない
このこはどっちかなぁ、なんて内面ニヤニヤする
「あ、あのこれ!!」
「あー、はいはい、どっちに渡せばいいのかな?」
「え、いや、あ……」
「あ?」
「あなたです!!」
「ん?」
「よ、よろしくです!!」
そういい少年は脱兎のごとく逃げ出した
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「「「「えっーーーーーーーーーーーー!?」」」」
クラス一同大騒ぎ
私は真っ赤になってあたふた
「は、はぅ、え、ぇ、あぅ、ぅう」
「お、落ち着いて」
落ち着けるわけないでしょ!!
2分後それでもなんとか友達のおかげで落ち着いてきた
「これはついに春が来たってことじゃないかな?かな?」
「…………よかったね」
「いやいやいや、ちょっと待とうか、まだラブレターだと決まったわけじゃない!!」
封筒をよく見る
ピンクの封筒がハート型のシールで止めてある
………………
「乙女かっ!?」
「落ち着いてってば」
突っ込まずには入られない
封筒に私の名前が丸っこく可愛らしい字で書いてあることも突っ込みたいがどうにか押さえた
くっ、まだ逃げ道はあるはずだ
考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ
「あ、罰ゲ――――」
「その勘違いは私sideだけで充分です!!」
「くっ」
逃げ道はないようだ
友達はによによしながら私のことを眺めている
「もうっ、この話はおしまい!!」
「えー、ま――」
ばっ←私以外の人に見えないようにスカートをめくる音(超高等技術)
カシャッ←すばやく構えたケータイで写真を撮った音
ぶーぶぶー←目の前の美少女のケータイのバイブ音
「うん? ってこれ!?」
来たメールに驚愕を覚えている友達
「一斉送信!? えっ先輩にこれ送ったの!?」
何かあった時のためにすぐに送れるようにしておいたメールに撮ったばかりのパンもろ写真を添付して目の前の美少女とその彼氏に送りつけた
「私をからかうからよ」
「ちょっ!!」
さっきとは逆に私が優位を取り戻し美少女の方が真っ赤になってあたふたしている
とっても可愛いのでさりげなく盗撮し先輩に送っといてあげた
ちなみにパンツは青と白のストライブだった
ミ○かよっ!!と突っ込んでおいたのでクラスのわかる男子はとても興奮したことだろう(笑)
ラブレター的なのにはその日の放課後に空き教室に来てくださいと書いてあった
人がいなくなる時間帯までまってしょうがなく重い足取りで空き教室に行ったら呼び出した少年はすでに待っていた
緊張しているのがよくわかる、お互いに
とても真剣な顔をしていてここでふざけてはダメだろうと私も覚悟を決めた
「――――僕と付き合ってください」
こうして私は傍観者から物語の中心へと引っ張り出されてしまったのだ
多分これの続きは書かないです