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CAMELの煙草

作者: tomica

CAMELの煙草って販売終了してたんだね。

休憩をしに同僚らと休憩所へ足を運ぶと、俺は灰皿を取りに行く間に、アイツは珈琲を自販機で入れてくる。狭い仕切りの中で俺とコイツは紙コップとステンレスの灰皿を交換した。

アイツは生意気にジタンの煙草の箱を胸から出すと、手なれた仕草で火をつけるのを横目で見ながら俺も最後のキャメルの煙草に火をつける。


「なんだ、そんな深刻な顔をして」


俺が深く煙を吸い込むと溜息のように煙を吐き出すのを見て心配してきやがる。

暫くだまって煙草の煙を眺めて、カッコつけもそこそこにがっくり肩を落とす。


「この煙草、コレが最後の一本なんだよ」


「んぁ?禁煙すんの?すげー。応援すんぞ」


からかうように笑うコイツがムカついて少し拗ねた俺に紙袋を押し付けてきた。


「俺、青森に出張した時にコンビニにで見つけたんだよ。持って行けよ」


貴重なキャメルの箱にお目にかかれて俺は持つべきは友だなと思ったよ。正直コレで煙草を止めようかと思っていたんだ。

「禁煙なんかクソ喰らえ!」と俺は紙コップを持って珈琲で乾杯して一気に飲み下そうとした珈琲の殺人的な甘さに俺は咽て鼻から煙りと一緒に珈琲が出てきた。


「あ、ゴメン。間違えた。お前の珈琲はこっちだった」




お題:コーヒーと殺し屋 制限時間:15分 (未完で加筆)

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