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霧の中で

作者: 西の宮

 私はいつも不安だ

 自分がどこに立っているのかわからないから

  

 あの子に言われた言葉がある、「自由という めまいじゃないの?」って


 彼女はふわふわと飛んでいるように見えた。

 ひねくれものの私には あの子が八方美人なだけで

 個性がないんじゃないかって思ってた


 最後に会った時も ふわふわと浮かんでいるように見えたけど

 本当に飛んで行ってしまった


 今頃 なにをしているのかしら

 また 雲のようにふわふわと浮かんでいるのかもしれない


 他人の目を よく気にしていた私に

 優れているか 劣っているかなんて関係ない 特別になろうとしなくていいと教えてくれた日を

 今でも ふわりと思い出す

 

 特別になろうとしなくていいなんて まるで歌の歌詞みたい


 誰かにとって特別じゃなくても あなたは特別だと微笑んでくれた

 あの子の笑顔が 今でも浮かぶ


 ああ 私も あの子のように浮かびたかったのね

 

 

曇り、ところにより雨

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