飯テロのつもりはないが……。~ラーメン好きな私ののほほんラーメン紹介~
ちょっとした勘違い? なのかな……
作品タイトルからは想像できないと思いますけど、お話しの内容はラーメンのお話です。(*^▽^*)
本日もお立ち寄り頂きありがとうございます!!
今まではそう思い込んでいたけど、本当は違った……といったような経験無いですか?
今回のお話はですね、そんな事を私ではなく相手が感じたというお話です。
お時間がございましたら最後まで御付き合いくださいませ。
3月も後半というかもうすぐ4月になろうとしていますが、この時期って色々な意味で町が騒がしくなりますよね。各種学校の卒業式や進級に合わせた入学式。それに伴う上京の準備や逆に地方への引っ越しの準備など。色々と重なるものが多くて街もそういう方が多くなり忙しない感じがします。
そして卒業と言えば卒業旅行とか、春休みを利用した家族旅行。お花見など皆さんで何処かへお出かけするという機会も多くなります。
そうそう。私が住んでいる地域では初心者マークを付けた自動車が多くなってくる時期でもありますね。
今回のお話はその初心者マーク付きの自動車のお話――ではなく、観光に来ている方々から聞いた(相談された)事なんですよ。
御存じの方もいらっしゃると思いますけど、私が住んでいる場所って所謂『○○の町』というやつでして、それを目当てに観光客の方が来てくださるんですが、その方々が思っている事と、実情は違うって事を知ると驚かれるというか……。
というのも、まぁぶっちゃけてしまうとですね、私の住んでいる場所というのが、元祖日本の三大ラーメンの街の1つなんですよね。
地域によってご当地ラーメンってあると思うんですけど、それって例えば豚骨ラーメンがメインだったり、味噌ラーメンが主流だったり、醬油味に個性が有ったりしますよね? 後はトッピングの種類だったりで、それで他の地域のラーメンに差をつけるわけで、その個性こそが宣伝にもなっています。
私はですね、結構な頻度で町の中を買い物に出かけたり、散歩したりすることが多い訳なんですが、その度に県外ナンバーの自動車を眼にするんです。そしてそういう方々っていうのはほぼ観光客の方が多い。
そうなるとですね、歩いている私に声をかけて来てくださる方も割と多いんですよ。私が外出するときは動きやすい格好というか、基本的にはジャージにパーカーといういで立ちが多いんですね。まぁどこから見ても地元民的な恰好です。そして観光する時のカバンとかを持っているわけでもないので、パッと見てわかるんでしょうね。だからこそ声をかけてくださるんでしょうけど、その内容で多いのが――。
「お勧めの店ってどこですか?」
「喜多方ラーメンって何がお勧めなんですか?」
「喜多方ラーメンって何味が主流なんですか?」
などが多いです。
あぁ所在地をぶっちゃけてしまいましたね。まぁいいか(笑)
因みにですね、私が住んでいる場所から徒歩数分圏内に、有名なお店が数店あります。なのでそういう質問が周辺に住んでいる私に向けてされるのは、何となくわかる気がします。
で、です。
これがですね、このお話のタイトルにも掛かるんですけど、皆さん喜多方ラーメンってちょっとした勘違いというか、思い違いしてるんじゃないかな? と思ってるんですよね。
前述した私に対する質問って、要は『喜多方ラーメン』とは『味』や『トッピング』につけられた個性によってもたらされていると思っている方が多いのかな? と。
例えば味噌味なら札幌で、豚骨は博多で、ちゃんぽんなら長崎とか醤油なら富山ブラックというイメージみたいなものを持たれているのかな? と思うんです。
え? 何が違うのって?
実はですね、喜多方ラーメンって『味』は何味でも喜多方ラーメンなんですよ。そう味噌でも醤油でも、塩味でも喜多方ラーメンなんです。
なので、『喜多方ラーメンは何味ですか?』と聞かれてもですね、『○○味です』とはお答えできないんですよね。
では何が『喜多方ラーメン』なのかというとですね、実は明確にされているものが有るんですよ。
平打ちの熟成多加水ちぢれ麵で、麺の太さが約3㎜~4㎜の物を使用しているラーメンの事を『喜多方ラーメン』としています。つまりはベースとしているスープの味は関係ないのですよ。
そして厳密にいうとですね、関東などで主流の細いストレート麵を使っているラーメンは、いくら喜多方の地元で出されていても『喜多方ラーメン』とは言えないのです。
喜多方ラーメンでも、今は地元ばかりではなく、関東圏や関西圏などでもお店で食べられるようになってますが、麵に関してはそのお店を出す地域性に合わせて出されていると思います。
細い麺だったり、縮れてないストレート麵だったり。
まぁ、地元の人間からするとそれは『喜多方ラーメン』では無いですね。
トッピングに関してもですね、喜多方ラーメンなら『コレ!!』というものは無くて、チャーシュー、なると、メンマ、ネギなどが載っているだけの、いたってシンプルなものが多いです。
それにより、結構喜多方ラーメンがシンプル過ぎて否定的な方もいらっしゃるとは聞いてます。特徴がないラーメンにうつるみたいですね。確かにそれは否めませんけど……。
そんなわけでして、前述のような質問をされた時はですね、私が答えているのはまず『何味が好みですか?』という事と、『こってり系orあっさり系』どちらが良いですか? という2点です。
それによってその方たちの好みの味に合わせたお店をご紹介しています。
そしてですね、そういう質問をされる方というのは、おそらくですが有名なお店を目指されてお見えになっていらっしゃると思うんですよ。でも有名なお店ってとてつもなく行列ができるんですよね。1時間待ちなんて当たり前なんです。
地元の方はですね、並んでまで『そこ』で食べなくてもいいんですよ。というのも大体の方はなじみの店と他に数件の『行きつけ』が有ったりしますから。
そいうお店の方が混んでないので、すぐ食べられますしね。
喜多方ラーメンを食べにいらっしゃるのであればですね、有名店では無くてもお店の前に『老麺会』という黒い暖簾が出ているお店なら、『喜多方ラーメン』を食べられると覚えておいていただけると、割と混んでないお店を見つける事が出来ると思いますよ。
この『老麺会』の暖簾が出ているお店は、『喜多方ラーメン』の規定(あるらしいです。よく知らないですけど細かいものが有るのかな?)通りの麺を使用しているので、何味を食べても『喜多方ラーメン』を食べたと言えますよ。
そうそう、何故喜多方ラーメンが有名になったのかというとですね、町の規模に対してラーメン屋さんの数が多いからなんですよね。
以前は喜多方って人口が1万5千人程度だったんですよ。そこにラーメン屋さんが70店以上あったんですね。
現在の喜多方は周辺町村と合併しまして、3万人以上の人口に増え、ラーメン店も100店舗(旧喜多方市外町村を含む)になってます。
なので自分の好みの味を見つけるのも楽しみの一つとしてみてはいかがでしょうか?
食べ歩きするにしても、結構な日数かかるでしょうけどね。(笑)
もちろんですね、私に偶然声をかけて頂ければ私のおすすめのお店をご紹介しますし、一緒に食べに行ってもいいですよ。
あ、その時は自分から藤谷K介とは名のならないのでわからないかもしれませんけどね。(笑)
今回のお話はですね、皆さんが思っているものって実は『そういうもの』じゃないよってお話でした。
最近聞かれることが多くなったのでこんなお話をしてみました。今回のお話はここまでです。最後までお読み頂きましてありがとうございます。
お読み頂いた皆様に感謝を!!
たぶんですけど、結構多くの方が勘違いというか思い違いというかしていらっしゃると思うですよね。
わりとメジャーな物なんですけど、『特色がわかりづらい』ので、そうなっちゃうのかもしれないんですが……。
※『拉麺会』ではなく、正しくは『老麺会』ですね。訂正して修正しておきます。
読みはですね同『ラーメンカイ』です。ろうめんかいという方も中にはいらっしゃいますが、基本的には同じです。(*^▽^*)