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古沢岩美  画伯を、ご存じだろうか?  シュールな裸婦で有名な、、、、(マイ・アート・レビュー)

作者: 舜風人




といっても


まあ今現在では


あまり知られた画家ではないだろうな?




ところで、、、、、、、、




実は私もひょんなことから古沢岩美の、裸婦画と巡り合ったのである。


それは、、、、、、、、、、、、、、、、、、




今からザっと、、50年も前だろうか?




当時私は東京の某大学の哲学科の学生で


汚い、築80年の3畳一間の下宿に寝起きして、、、、


ヘーゲルや、ニーチェの研究に没頭していたのである。


ゼミの指導教授が名古屋の某寺院の住職で


東洋哲学の研究者でもあったので、インド哲学にもはまっていました。


また、


ドイツ語が必修でそのため?いつしかドイツ文学にも傾倒して、、


中でも「ドイツロマン派」には、どっぷりつかりましたね。


私の求めていた感性がマッチングしてしまったのです。




ドイツロマン派についてはこのブログの随所で書いていますので


それらをご覧くださいませ、




さて、、、、、、、、、、、




そんなある日のこと


たしか、、1972年ころ?だったと記憶していますが、、、


週一回は必ず行く「神田古本屋街」で、


バートン版のアラビアンナイトの邦訳本を見つけました、


たしか?大場正史さんの訳でした。(これは初版は1967年です)


河出書房の8巻本でした。


その一冊を開いてみると中には


豪華なカラーの挿絵がふんだんにあったのです。


なまめかしい、中東の美女がそこにはいました。


ちょっとデフォルメされていて、ちょとtシュールな、、


アラビアンナイトの美女・妖女でしたね。


それこそが


なんと


古沢岩美氏が描いた挿絵だったのです。


このころ出版ブームで文学全集なども全盛期でした。


いろんな全集が出ていましたね。


で、、


とうぜん挿絵も全盛期で、、いろんな画家がいろんな全集本に描いていましたが、、


古沢岩見氏の挿絵はインパクトが違いましたね。


今まで見たことがない妖艶さとでもいうのでしょうか?


この挿絵だけを切り取って飾れそうな、、そういう裸婦像でしたね。




具象画?というよりも


かなりデフォルメされていて


ちょっとシュールでもあります。


そういう裸婦ですね。


8巻本で、高いので買いませんでしたが


目には焼き付いたのを覚えています。




だが?


それで終わりではなかったのです。


当時ネットもないし、古沢画伯について調べようもないので、それ以上はわからなかったのですが、、




再びある日




神田の古本屋街でカザノヴァ回想録を見つけました。


河出書房の6巻本で、原典全譯版でした。


それをひらいてみると、


その挿絵が、、まさに古沢岩美氏だったのです。


あのちょっとシュールで


デフォルメされた裸婦がそこには描かれていました。


こうして私は何時しか


古沢画伯の裸婦にはまって?しまったのでした。


あれから50年。


今現在では


古沢画伯の絵は


それほど有名でもないし


評価もされていませんよね?


でもあの頃


わたしの心をとらえてしまった画家ではあったのでした。


いまでは


全てが懐かしい思い出の


1ページですけどね。





https://www.google.com/search?q=%E5%8F%A4%E6%B2%A2%E5%B2%A9%E7%BE%8E&client=firefox-b-d&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=2ahUKEwiSiuOVja_8AhUuTGwGHY06Bl8Q_AUoAXoECAEQAw&biw=1366&bih=579&dpr=1





















































































































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