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続編

作者: 菜畑三太郎

 一度完結させた文章の続編を記すのは今回が初めてです。

 別段誰かから書いてくれと頼まれたわけではなく、ただ単純に私がこの問題について大いに関心を持っているために続編を記している次第であります。まぁ、私の投稿作品に感想がつく、ということが目隠しをして初球ホームランを放つこととほぼ確率が同じでありますので、愚かで単純たる私が狂喜し、調子に乗って続編を記している、というわけではないこともないということはどうぞご指摘にならないでください。

 蛇足であることはわかっているのですが、お付き合いいただけるだけの時間と余裕があるのであればよろしくお願いします。


 さて、前作で私がどんなことを述べたのかと申しますと、簡潔にまとめまして「考えて生きていない人間は死んだも同然である」というものであります。詳しくはこちらをご覧ください⇒http://ncode.syosetu.com/n2374ci/(宣伝ではありません。ないって言ったらないんです)


 上記サイトの文章に対して、ある方から感想が届きました。

「あなたの意見に則った場合、楽をするために集団に従属している大衆も死んだも同然になってしまうね」

 ……分かりづらいですか?要約が下手くそですみませんね。

 例をあげましょう。


 「最近流行りのもの」と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?アナと○の女王?ラッスン○レライ?あ○たかいんだからぁ?

 まぁなんでもいいんです。とにかく、その流行りのものを思い浮かべたとして。


 それって、流行するほど価値のあるものだと、あなたは本当に思いますか?


 数学の難しい問題を一時間解くか、一時間音楽を聴くかを迫られた場合、数学が嫌いな多くの人は後者を選択するでしょう。そのものがよほど好きではない場合、思考することは苦痛なのです。「隣の席の○○ちゃんがア○雪見たんだって!面白いって言ってたから私も観に行こ!」……思考をしないで行動することは簡単です。誰かがやったことをそのまま模倣すれば、それであなたの行動が決まってしまうのですから。そうしてこの模倣が、○○ちゃんからあなたへ、あなたから××くんへ…………。これが連鎖し出来上がったのが「流行」なのではないかと感想をくれた方は考えておられるようで、私自身もそのように考えています。


 そして今回の本題は、「流行に乗っかっている大衆もまた死人同等の存在であるのか」ということです。


 一概に死人とは言えないと私は考えます。

 流行のものを好んでいるとはいえ、そのものの真の価値を見つめ評価している者たちはたくさんいるわけですし、そんな者たちがいなければ流行は引き起こされません。(××くん⇐あなた⇐○○ちゃん⇐…と考えると、遡った先には流行の「作り手」がいるはずです)


 私が問題にしたいのは、「あなた」のような人間です。

 ○○ちゃんの「面白い」は、「あなた」の「面白い」なのですか?

 まさに模倣です。そこには「あなた」の意志はありません。「あなた」は○○ちゃんという傀儡師を通してしか、行動することができていないのです。それは果たして生きていると言えるのでしょうか?


 現在日本にはこの「あなた」のような人種のものがたくさん存在しているように思えます。前述した流行の代表たる三つのものについては私自身の主観が入ってしまうので何も申しげませんが、これらについて考えなしに「面白い!」とか「感動した!」とか言っている人がたくさんいることは事実であると私は考えています。


 さて、最後に質問です。




















あなたは、ちゃんと生きれていますか?

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