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私説 水滸伝一〇八編の鎮魂曲  作者: 光闇居士


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35/49

〇参四:鎮三山、青州道に大いに暴れ 霹靂火、夜半に瓦礫の場を走る

挿絵(By みてみん)

「龍虎相搏つ — 清風山下の激闘」:

剛と柔、炎と風が激突する伝説の一騎打ち。霧がかった清風山の雄大な背景を背に、二頭の馬が躍動し、二人の将軍が武器を交わす。秦明の狼牙棒と花栄の点鋼槍が火花を散らす、運命の瞬間。


【しおの】

 さて、都監の黄信は馬に跨り、その手には喪門剣を横たえておりました。一方の劉知寨もまた武官の装束を纏って馬に乗り、三股叉を携えております。その後に続く百四、五十人の兵たちは、それぞれ槍や棒を手にし、腰には短刀や鋭い剣を帯びておりました。打ち鳴らされる太鼓と銅鑼の音を合図に、一行は宋江と花栄を乗せた囚車を護送し、青州を目指して出発したのです。

 清風寨を離れて三、四十里ほど進んだころ、前方に鬱蒼とした大きな林が見えてまいりました。山の鼻に差し掛かった時、先頭を行く兵が声を上げます。

「林の中に人影が見えます」

 一行は足を止めました。黄信が「なぜ止まるのだ」と問えば、兵は「林の中でこちらを窺っている者がおります」と答えます。黄信は気にも留めず、「構うな、そのまま進め」と命じました。

 林に近づくと、にわかに二、三十面もの銅鑼が激しく鳴り響きました。兵たちは慌てふためき、今にも逃げ出さんばかりです。黄信が「待て、陣を敷け!」と怒鳴り、劉高には「お前が囚車を後ろから押さえろ」と命じました。劉高は馬の上で返事もできず、ただ「救苦救難天尊」と神の名を唱え、助かるならば十万巻の経を上げ、三百の寺を建てると必死に願をかけます。その顔色は、まるでお化けの冬瓜のように、青くなったり黄色くなったりと、見るも無惨に怯えきっておりました。

 武官である黄信はさすがに度胸が据わっており、馬を走らせて様子を見に行きます。すると林の四方から三、五百人もの小嘍囉、すなわち山賊の手下たちが姿を現しました。みな屈強な体つきで、凶悪な眼光を放ち、赤い頭巾を巻いて刺子の衣を着ています。腰に剣を帯び、長槍を構えた彼らは、瞬く間に一行を包囲しました。

 そこへ林の中から三人の好漢が飛び出してまいりました。一人は青、一人は緑、一人は赤の装束を纏っています。みな金糸の刺繍が施された万字頭巾を被り、腰刀と朴刀を携えて行く手を阻みました。中央には錦毛虎こと燕順、その右手に矮脚虎こと王英、左手には白面郎君こと鄭天寿が控えております。

 三人は大声で叫びました。

「ここを通る者は足を止めろ。通行料として金三千貫を置いていけば通してやる」

 黄信は馬の上から怒鳴り返します。

「無礼者め、鎮三山であるこの俺を知らぬか」

 三人は眼を剥いて笑い飛ばしました。

「鎮三山だろうが何だろうが、金三千両を置いていけ。さもなくば通さん」

 黄信が、自分は上官の公務で赴く都監であり、通行料などあるはずがないと言い放てば、好漢たちは嘲笑います。

「都監だろうが皇帝だろうが、金がなければ通さぬ。金がないなら、代わりにお前たち自身を人質として置いていけ」

 黄信は激怒し、「山賊め、図に乗るな!」と叫んで左右に太鼓と銅鑼を鳴らさせ、馬を躍らせて燕順に斬りかかりました。三人の好漢も朴刀を振るって黄信に挑み、激しい打ち合いとなります。十合ほど戦いましたが、三人を相手に黄信は次第に押され始めました。文官の劉高は加勢することもできず、逃げ腰です。黄信はこれ以上戦えば捕らえられて名を汚すと判断し、馬を返して一目散に逃げ出しました。三人の頭領が追いかけましたが、黄信は構わず清風鎮へ逃げ帰ってしまったのです。

 兵たちも黄信が逃げるのを見るや、囚車を放り出して四散しました。残された劉高は慌てて馬を走らせようとしましたが、手下たちが仕掛けた絆馬索に馬の足を引っかけられ、無惨に落馬します。手下たちは一斉に劉高を捕らえ、囚車を奪い取りました。花栄は自らの力で囚車を壊して飛び出し、宋江をも救い出します。兵たちが奪った馬や、劉高の着物を剥ぎ取って宋江に着せ、一行は山へと引き揚げました。劉高は赤裸のまま縛り上げられ、山寨へと連行されたのです。

 実はこの三人の好漢、宋江の消息を知るために手下を清風鎮に忍び込ませていたのでした。そこで黄信が宋江と花栄を捕らえて青州へ送るという情報を聞き、大路を先回りして待ち伏せていたのです。

 山寨に着いたのは夜の二更、午後十時頃のことでした。聚義庁にて宋江と花栄を上座に据え、酒食の宴が催されます。花栄は三人に命を救われた礼を述べましたが、清風寨に残してきた妻子と妹が黄信に捕らえられるのではないかと案じておりました。燕順は、黄信もむやみには手を出せまい、もし護送されるなら必ずこの道を通るゆえ、明日我ら三人が連れ戻してこようと約束し、手下を偵察に向かわせました。

 宋江が「あの劉高を連れてこい」と命じると、燕順は「将軍柱に縛り付け、腹を裂いて心臓を兄貴に捧げましょう」と言います。花栄は「俺が自ら手を下す」と刀を取り、宋江に濡れ衣を着せた恨みを劉高にぶつけました。劉高の心臓は抉り出され、宋江の前に献じられます。宋江は「あの悪婦も殺さねば気が済まぬ」と言えば、王英が「明日、俺が必ず捕らえてきてやる」と笑うのでした。

 一方、逃げ帰った黄信は慕容知府へ急報を送りました。知府は花栄が謀反を起こし、清風山の賊と通じているという訴えを聞いて驚き、青州兵馬総管の秦明を呼び出しました。

 秦明、諱を明といいます。性格は短気で、その声は雷鳴の如く響くことから霹靂火とあだ名されておりました。狼牙棒を使いこなし、万夫不当の勇を誇る武将です。秦明は知府の命を受けるや、「賊を捕らえねば合わせる顔がありませぬ」と激怒し、百の騎兵と四百の歩兵を率いて直ちに出陣しました。

 慕容知府は城外の寺院で兵たちのために饅頭と酒を用意して見送ります。その軍列は実に見事なものでありました。

 旌旗は火の如く烈烈として、戈戟は麻の如く森森たり。陣は八卦に分かれ長蛇を擺べ、誠に神驚き鬼も怕れるほど。槍には緑沉紫焔を見、旗には繍帯紅霞を飄す。馬蹄の来往乱れ交加し、乾坤に殺気を生じ、成敗は誰が家にか属する。

 秦明の全副披掛、すなわち完全武装した姿は英雄そのものであります。

 兜の上の紅纓は烈焔を飄らし、錦袍は血に染まりて猩猩たり。連環の鎖甲には金星を砌く。雲根の靴には緑を抹し、亀背の鎧には銀を堆くす。乗馬は獬豸の如く、狼牙棒には密かに銅釘を嵌む。怒る時、両目は便ち円かに睜く。性は霹靂火の如く、虎将はこれ秦明なり。

 知府の命を受け、秦明は軍勢を清風山へと進めました。

 一方、清風山では秦明の来襲を察知し、宋江と花栄が智略を練っておりました。「先には力戦し、後には智取す」と、花栄は策を立て、手下たちを飽食させて準備を整えます。

 山下に到着した秦明は陣を敷き、翌朝、花栄を呼び出しました。花栄が姿を現すと、秦明は大喝します。

「花栄、貴様は将門の子でありながら、なぜ朝廷に背いて賊に降ったのか。今すぐ馬を下りて縛につけ」

 花栄は「劉高という小人の仕打ちにより、逃れる術がなかったのでございます」と苦笑いを浮かべて答えましたが、秦明は聞き入れず、狼牙棒を振るって斬りかかりました。

 南山の一対の猛虎、北海の二条の蒼龍が争うが如き戦いです。龍の怒る時は頭角崢嶸たり、虎の闘う処は爪牙獰悪たり。翻翻覆覆として、点鋼槍には半米も閑を放たず。往往来来として、狼牙棒には千般の解数あり。点鋼槍を使う壮士、威風は上に斗牛を逼りて寒し。狼牙棒を舞わす将軍、怒気は起こりて雲電の発するが如し。

 二人の戦いは四、五十合に及んでも勝負がつきませんでした。花栄は隙を見て馬を返して逃げ、秦明が追ってくると、後ろ向きに矢を放ちます。矢は見事に秦明の兜の飾りを射落としました。秦明が驚いて足を止めた隙に、花栄と手下たちは山へと戻っていきます。

 秦明はさらに山を攻めようとしましたが、上からは大木や石が降り注ぎ、近づくことができません。性格の激しい秦明は怒りを抑えきれず、山を回って道を探しましたが、手下たちの陽動作戦に翻弄されるばかりでした。東に銅鑼が鳴ればそちらへ走り、西で赤旗が揺れればあちらへ向かいます。しかし、そこには倒木で塞がれた小道しかなく、賊の姿は見当たりません。

 夜になっても騒ぎは止まず、宋江と花栄が山頂で酒を飲む姿を見せつけられて秦明は激昂しました。夜半、三更の頃になった時、手下たちが水を堰き止めていた仕掛けを一気に放ちました。不意を突かれた秦明の軍兵たちは激流に飲み込まれ、多くの者が命を落とします。秦明自身も小道を逃れる途中で落とし穴に落ち、伏兵に生け捕りにされてしまいました。

 夜明け、捕らえられた秦明が山寨に届けられます。花栄は自ら縄を解いて平伏し、「手下が失礼をいたしました。どうかお許しください」と詫びました。秦明は「捕らわれの身となった以上、殺すなり何なり好きにせよ」と答えましたが、宋江と知り合うとその義侠心に触れ、態度を和らげました。

 宋江たちは秦明に仲間入りを勧めましたが、秦明は「生きては大宋の人間、死しては大宋の鬼となる」と頑なに拒みます。宋江は「無理にとは申しませぬ。ただ数日ゆっくりなさってください」と引き止め、酒宴でもてなしました。秦明はつい酒に酔い、ぐっすりと眠ってしまいます。その間に、宋江たちはある恐ろしい計略を実行するのでした。

 翌朝、秦明が青州へ戻ると、城外の町はことごとく焼き払われ、無惨な死体が積み重なっておりました。

 城門は閉じられ、慕容知府が城壁の上から怒鳴ります。

「反賊め! 昨夜、大勢の民を殺し家を焼いたのは貴様ではないか。もはや許しはせぬ、貴様の妻子はすでに処刑した!」

 知府が槍に刺した秦明の妻の首級を見せると、秦明は目の前が真っ暗になりました。

 行き場を失った秦明は瓦礫の中で立ち尽くしましたが、そこへ宋江たちが現れます。宋江は「実は我々が貴方の格好をして城下を襲わせたのです。貴方の帰る道を絶つためでした」と正直に告白し、膝をついて罪を請いました。秦明は激怒して狼牙棒を振り上げようとしましたが、彼らの礼を尽くした態度と、もはや戻れぬ境遇を悟り、ついには仲間に加わることを決意しました。宋江は花栄の妹を秦明の妻として迎えるよう取り計らいました。

 秦明は仲間に加わった証として、清風鎮の黄信を説得し、花栄の妻子を救い出すことを約束します。黄信は師である秦明の説得を受け、また宋江の正体を知って自らの不明を恥じ、仲間に加わりました。

 こうして「鎮三山」黄信と「霹靂火」秦明が清風山に合流し、いよいよ清風寨へと軍勢を向けるのでありました。

【Vol.034:鎮三山は口だけ、霹靂火は人生詰んだ件】

■前半:鎮三山(笑)、秒で逃げる

まず、黄信こうしんっていう「鎮三山(3つの山を鎮めるぜ)」とかイキったあだ名の武官が、捕虜の宋江と花栄かえいを護送しようとすんだけど、道中で山賊トリオ(燕順・王英・鄭天寿)に囲まれるわけ。

黄信、「俺の名を知らんのか!」ってイキるけど、山賊に「知るか金出せ」って言われて戦闘開始。でも多勢に無勢で速攻逃亡。あだ名負けもいいとこ。逃げ足だけは光速。

残された文官の劉高りゅうこうは、山賊にボコられてキャプチャされる。花栄たちは自力で脱出して、山賊のアジトで合流。「ウェーイ!」って宴会開始。

で、劉高は心臓抉り出されて殺される(グロ注意)。宋江が「あのクソ嫁も殺してえ」って言ったら、ド変態の王英が「俺が捕まえてヤるわw」とか言い出す始末。この時点ですでに倫理観崩壊してる。

■中半:脳筋・秦明、罠にハメられる

逃げ帰った黄信の通報で、青州から秦明しんめいっていうバリ強の将軍が出撃。こいつは「霹靂火へきれきか」ってあだ名で、声デカいしキレやすい典型的脳筋。

秦明、めちゃくちゃ強いんだけど、花栄たちの「逃げると見せかけて煽る」戦法に翻弄されまくり。山を登ったり降りたりさせられて、最後は夜中に水攻め&落とし穴コンボで生け捕りにされる。物理最強でも知力で負けた。

ここまではよくある話。ここからが宋江のサイコパス本領発揮。

■後半:宋江、鬼畜すぎる「リクルート術」

捕まった秦明、「殺せ!」って言うけど、宋江は「まあまあ飲みなよ」って超優しく接待。秦明、酒飲んで爆睡。

その間に宋江が何したかというと、手下に秦明のコスプレさせて、秦明の住んでる街を襲撃・放火・虐殺させた。

翌朝、秦明が街に帰ったら、街は灰になってるし、上司(知府)が城壁から「お前のせいで街は壊滅だ! お前の嫁と子供、処刑しといたからな!」って、秦明の妻の生首を突き出してくる。

秦明、意味不明すぎて絶望。

家族殺され、家燃やされ、帰る場所なし。人生終了。

そこに宋江が登場。

「ごめ~んw 実は昨日、あなたの格好させて街襲わせたの俺たちなんだわ。帰る場所なくすためにやっちゃった☆ てへぺろ」

■結末:ブラック義兄弟の誕生

普通ならここでブチ切れて宋江を殺す場面だけど、秦明は「もう戻るとこないし、こいつら礼儀正しいし……」って、なぜか仲間入りを承諾。ストックホルム症候群かよ。

で、宋江がすかさず提案。

「奥さん死んじゃったけど、花栄の妹あげるから、これでチャラね!」

は????????

女性はアイテムか何かですか????

「装備スロット空いたから新しいの装備させるわ」みたいなノリで妹を差し出す花栄も花栄だし、それで納得する秦明もどうなってんの。妹の人権どこいった。

最後は黄信も「師匠(秦明)がいるなら俺も」って仲間になって、みんなで次の戦場へ。

いや、秦明の元奥さんと子供、マジで浮かばれねえから。


【総評】

宋江、「徳が高い」とか言われてるけどやってることは完全なるテロリスト兼カルトの勧誘。

「仲間になるなら家族皆殺しにして退路断つ」ってやり方、現代なら即炎上じゃ済まないレベルの犯罪ムーブです。あと、「女=慰謝料代わりの物品」扱いするこの世界観、コンプラ的にアウトすぎて震える回でした。現場からは以上です。


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主要人物図鑑(登場順)


047:霹靂火へきれきか秦明しんめい★梁山泊一〇八将★

~声デカすぎ! キレやすすぎ! でもイイだった


あだ名: 霹靂火へきれきか

意味:「青天の霹靂」のような激しい炎。

現代風に言うと:「瞬間湯沸かし器」「暴走機関車」「声量オバケ」。

武器: 狼牙棒ろうがぼう

解説:長い鉄の棒に、狼の牙みたいなトゲトゲが無数についた鈍器。

スタイル:技術とかない。「当たれば死ぬ」。物理演算無視のパワー特化型。

性格: 短気。すぐ怒る。でも裏表がない単純な性格(だから騙される)。


1. 今回のハイライト:人生の無理ゲー化

元々は青州の軍隊のトップ(総管)で、エリート公務員だった秦明。

今回のお話では、彼にとって「ブラック企業梁山泊」への強制転職イベントだったわけ。

出撃: 「山賊退治? 任せろオラァ!」と意気揚々と出撃。

翻弄: 花栄の煽り運転(寸止め逃走)にブチ切れてスタミナ切れ。

罠: 水攻め&落とし穴で泥まみれになって逮捕。(ここまでは武人の恥で済む)

地獄: 寝てる間に「秦明のコスプレ集団」が自分の街を放火・虐殺。

絶望: 翌朝帰宅したら、上司に「お前の家族、処刑しといたわ(生首ドン!)」される。

勧誘: 宋江「あ、それ俺らがやったんだわw ごめんねw 仲間になれば?」

承諾: 「……はい」

結論:メンタル強すぎかよ。

普通なら宋江をその場でミンチにして自害するレベル。それを「戻る場所ないし…」で飲み込ませる宋江のサイコパス・マインドコントロールが怖すぎる。この回は秦明の「人の良さ(単純さ)」と「不幸属性」が極まった瞬間だね。


2. 今後の活躍(微ネタバレ&武芸解説)

さて、そんな不幸なスタートを切った秦明だけど、実力はSSRスーパースペシャルレア級。

梁山泊に入ってからの彼は、文字通り「最強の特攻隊長」として覚醒する。

ポジション:梁山泊・五虎大将軍ごこだいしょうぐん

林冲りんちゅう関勝かんしょう呼延灼こえんしゃく董平とうへいと並ぶ「神7」的なトップ5にランクイン。

役割は完全に「タンク(壁役)」兼「物理アタッカー」。

戦いが始まると、一番最初に「うおおおお!」って突っ込んで、雑魚兵をトゲトゲ棒で粉砕するのがお約束。彼の通った後は更地になる。

武芸スタイル:

「殺るか殺られるか」。防御? 知らねえな!

一騎打ちでの勝率はかなり高いけど、短気だから挑発に弱く、たまに罠にかかる(学習しない)。でもその「危なっかしさ」が逆に萌えポイント。

花栄とのコンビ:

今回ボコボコにやり合った花栄とは、義理の兄弟(花栄の妹と結婚したから)になり、戦場でもよくセットで動く。

「遠距離スナイパーの花栄」×「近距離パワー系の秦明」という、FPSゲームなら最強のパーティを組むことになる。


3. 風刺:コンプラ無視の「代替妻」問題

最後に、もう一度触れなきゃいけないのが「花栄の妹」問題。

秦明が家族皆殺しにされて落ち込んでるとき、宋江と花栄が言った解決策がコレ。

宋江「大丈夫っしょ! 花栄の妹あげるから!」

花栄「俺の妹やるんで、それで機嫌直してくださいよ兄貴!」

秦明「マジ? じゃあ入るわ」

……全員感覚バグってる。

これ、現代ならTwitter(X)で「#梁山泊を許すな」「#花栄の妹を救いたい」でトレンド入り確定の大炎上案件。

「前の奥さんの代わり」として差し出される妹の人権ゼロだし、それを受け入れる秦明も「女なら誰でもいいんか?」ってツッコミ待ち状態。

でも、これが水滸伝流の「おとこの絆(という名の狂気)」なんだよね。


まとめ

秦明は、「宋江という悪魔的カリスマ経営者に人生を破壊され、再構築された社畜の星」。

今後、彼が戦場でトゲトゲ棒を振り回して暴れれば暴れるほど、「ああ、彼はこうやって悲しみを忘れているんだな…」と生温かい目で見守ってやってくれ。

パワー系脳筋の哀愁、ここに極まれり。

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