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私説 水滸伝一〇八編の鎮魂曲  作者: 光闇居士


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〇弐五:王婆、計を巡らせて西門慶をそそり、淫婦は薬をもって武大郎を殺めること

挿絵(By みてみん)

紫石街しせきがい 義憤の雷鳴と虚飾の影』

え~、皆様、ようこそお越しやす。毎度お馴染み、桂枝雀でございます。

さて、今日のお題は、絵ぇでございますわな。この一枚の絵、ただの絵やおまへん。そこにね、人間というもんの、ごうっちゅうもんが、ぎゅーっと詰まっとります。

さぁ、この絵ぇ、ごらんじいなはれ! どえらいことが起こりそうな、そんな空気がね、むんむんと立ち込めております。まるでね、嵐の前の静けさ、いや、もう嵐が始まっとるような、そんな感じがしますわな。

まず、目ぇを引くのは、下の方。道端でね、子供が一人、必死の形相で、おばはんに食い下がっとる。この子供、鄆哥うんかと申しましてな、ちいとばかり、お節介焼きの、気ぃのええ子でんねん。その子がね、背中に背負うてた梨の籠、ドバーッとひっくり返してしもて、梨があっちこっちに転がっとる。これね、ただ梨が散らばっただけやおまへんで。この子のね、純粋な心、真っ直ぐな正義っちゅうもんが、泥にまみれて踏みにじられとる、そんな意味合いが込められとるんですわ。

で、その鄆哥にね、がっちり腕ぇ掴まれとるのが、王婆おうばはん。このおばはんがまた、なかなかの曲者でしてな。顔がね、墨の濃淡で描かれてるけど、これがまた、いかにも意地の悪い、人を食ったような顔。ニヤッと笑うとるんか、怒っとるんか、どっちかわからへんけど、とにかくね、ロクなもんやおまへんわな。この二人の、静かやけど、ぎゅうぎゅうとぶつかり合うてるとこが、絵の真ん中でね、グーッと迫ってきます。

ほんで、その奥、茶屋の入り口から、誰かが駆け上がって行くのが見えますやろ? これがね、武大ぶだいはんですわ。背ぇはちいと低いけど、ガニ股で、小太りな感じが、もう後ろ姿だけで伝わってきますわな。手にはね、自分の身長より長ぁい扁担(てんびん棒)を、ギュッと握りしめてる。これ、普段はね、饅頭売りの商売道具なんですけど、この時はね、もう武器以外の何物でもない。その武大はんがね、階段をダーッと駆け上がって行く。普段は気弱でね、人の好い武大はんが、ですよ。このね、「怒りの猛火」を背負うて、決死の覚悟で二階へ向かっとる。そのね、ちっちゃい背中から、哀れというかなんというか、もうね、胸が締め付けられるような、そんな悲壮感が漂うてきますわ。

そして、目を二階へ。格子窓の向こうにね、ほら、見えますやろ? 男女が寄り添うておりますわな。女は潘金蓮はんきんれんはん、男は西門慶さいもんけいはん。この西門慶はんがね、これがまた、絵から滲み出るような、ええ男。もう、パッと見で「あ、これはモテるわ」ってわかるような、そんな色男ぶり。この二人の艶っぽい姿がね、一階のドタバタとは対照的で、なんとも言えん、えも言われぬね、コントラストになっておりますわな。

この絵の凄いところはね、墨の濃淡だけで、これだけの物語、これだけの感情がね、ズンズンと伝わってくることですわ。鄆哥の純粋な怒り、王婆の底意地の悪さ、そして武大の絶望的な勇気。そして、二階の男女の、冷たい虚飾きょしょく。全部がね、この一枚の絵の中で、グワーッと衝突しとるんですわ。

この後、どうなるか、皆様ご存知のとおりですわな。この、小さな正義と、巨大な悪意の衝突がね、やがては「虎を打つ英雄、武松ぶしょうはん」という、もっと大きな運命のうねりを生み出す。そういうね、人間のごうというもんが、ぎゅっと詰まった、素晴らしい一枚でございました。

え~、毎度お聴き苦しい点もあったかと思いますが、ご清聴ありがとうございました。またのお越しを、心よりお待ち申し上げます。


【しおの】

 さて、王婆おうばに打ち据えられた少年、鄆哥うんかは、煮えくり返るような腹の虫を抑えかねていました。彼は梨の籠を提げ、街路を彷徨いながら武大ぶだいの姿を捜し歩きました。二つの通りを曲がったところで、炊餅すいべいの天秤棒を担いで歩いてくる武大に、ようやく出くわしました。

 鄆哥は足を止め、じろりと武大を眺めて口を開きました。

「やあ、しばらく見ないうちに、えらく太ったじゃないか」

 武大は荷を下ろし、不思議そうに答えました。

「俺はずっとこの通りだ。どこをどう見て太ったというんだ」

「いや、つい先日、あひるの餌にする麦の殻を買い求めようと捜し歩いたんだが、どこにもなくてな。すると誰もがこう言うんだ。『武大の家に山ほどあるぞ』ってな」

「うちにアヒルやガチョウなど一羽もいやしない。そんなもの、あるはずなかろう」

「麦の殻がないって? じゃあ、なんであんたは、そんなに立派な『アヒル(不義理をされた夫)』になっちまったんだ。逆さまに吊るされて鍋にぶち込まれても、気づかないほどの間抜け面をしやがって」

 これを聞いた武大は、色をなして怒りました。

「この悪ガキめ! 俺の女房が男を作ったとでもいうのか。俺をアヒル呼ばわりするとは、聞き捨てならんぞ」

「女房は男を作っちゃいないさ。ただ、色男をこっそり隠しているだけだよ」

 武大は鄆哥の襟首を掴み上げました。

「証拠を出せ! 出さないうちは帰さんぞ」

「俺を掴んでどうする。そんな気概があるなら、あいつの左の玉でも噛み切ってやりなよ」

「頼む、相棒。誰のことだか教えてくれたら、炊餅を十個やろう」

「炊餅じゃ足りない。小主人(若旦那)気取りで酒を三杯奢ってくれるなら、すべてを話してやってもいいぜ」

「酒が飲めるのか? よし、ついて来い」

 武大は荷を担ぎ直し、鄆哥を連れて場末の小さな居酒屋へ入りました。炊餅をいくつか出し、肉を買い、酒を一升注文して鄆哥に勧めました。ところが小僧はさらに、「酒はもういい、肉をもっと切ってくれ」とねだります。

「頼む、早く話してくれ」

「慌てるな、腹ごしらえが済んだら話してやる。ただし、聞いたからといって取り乱すんじゃないぞ。俺が現場へ案内してやるからな」

 鄆哥は酒と肉を平らげると、ようやく重い口を開きました。

「真実を知りたいなら、まずは俺の頭にできたこのたんこぶに触れてみな」

「なんだ、どうしたんだ、これは」

「聞いてくれ。今日、この梨を西門慶さいもんけいに買ってもらおうと捜し回ったんだ。すると街の奴らが言うには、『西門は王婆の茶屋で武大の家内と密会している。毎日入り浸りだ』ってな。小遣い稼ぎに行こうとしたら、あのクソ婆あ、俺を部屋に入れまいと拳骨で叩き出しやがった。それで俺は、あんたを捜しに来たんだ。さっきおちょくったのは、あんたの本気を見るためさ」

「……本当に、そんなことが?」

「また始まった! あんたがそんな腰抜けだから、あの二人はいい気になって王婆の家でやりたい放題なんだ。本当か嘘かなんて、疑っている場合かよ」

 武大は呻くように言いました。

「実を言うと、女房が毎日、王婆のところで針仕事をすると言って出かけ、帰ってくると顔を赤らめているので、怪しいとは思っていた。よし、今すぐ荷を置いて現場を突き止めてやる!」

「あんた、図体は人並みだが知恵がないな。あの王婆は恐ろしい老婆だ。あんたが行ったところで、逃げられるのが関の山さ。それに西門慶は腕が立つ。あんたみたいな奴が二十人かかっても敵わない。下手に突っ込んで返り討ちに遭い、あいつの金と権力で逆に訴えられたら、あんたの命はないぞ」

「……では、どうすればこの屈辱を晴らせるのだ」

「俺もあの婆あに殴られて腹が立っている。一つ策を教えてやろう。今日は何も知らないふりをして家に帰りな。明日、炊餅を少しだけ作って売りに出るんだ。俺が角で見張っていて、西門が茶屋に入ったらあんたを呼ぶ。あんたは近くで待機して、俺がまず王婆に喧嘩を売る。俺が梨の籠を街に投げ飛ばしたら、それが合図だ。俺が婆あに頭突きを食らわせて押さえつけている隙に、あんたは一気に部屋へ踏み込むんだ。どうだい?」

「恩に着る、相棒。これは米代だ。明日の朝、紫石街の角で待っていてくれ」

 武大から金を受け取り、鄆哥は去っていきました。

 武大は酒代を払い、残りの炊餅を売り歩いてから帰宅しました。

 元来、潘金蓮はんきんれんは武大を馬鹿にして罵ってばかりいましたが、最近は自分に非があるのを自覚し、かえって愛想良く振る舞っていました。

【詩に曰く】

淫らな心は翻ることを知らず

偽りの情で強いて連れ添う

隣の男と睦み合うがゆえに

その身には恐ろしき鬼胎きたいを宿す

 その夜、武大はいつも通り帰宅し、何事もなかったかのように振る舞いました。女房が「お酒でも飲む?」と尋ねましたが、武大は「仲間と飲んできた」とはぐらかし、夕飯を食べて眠りにつきました。

 翌朝、武大はわざと少量の炊餅だけを作り、天秤棒に載せました。女房は西門慶のことで頭がいっぱいで、夫の不自然な様子には気づきません。武大が出かけると、彼女は待ってましたとばかりに隣の王婆の家へ忍び込みました。

 武大が角まで来ると、鄆哥が待ち構えていました。

「まだだ。一度売り歩いてから戻ってこい。あいつが来たら合図する」

 武大が売り歩いて戻ってくると、鄆哥が言いました。

「よし、籠を投げたら突っ込め」

 鄆哥は茶屋に乗り込み、王婆を罵り始めました。

「クソ婆あ、昨日よくも俺を殴りやがったな!」

 王婆も負けじと飛び起きました。

「このクソガキ、また殴られたいのか!」

「不義の仲立ちをするクソ犬め、屁でも食らえ!」

 激怒した王婆が鄆哥を掴もうとした瞬間、彼は合図通り梨の籠を通りへ投げ出しました。そして王婆の腰にしがみつき、彼女の腹へ渾身の頭突きを食らわせて壁へ押しつけました。

 その隙に、武大は衣服をまくり上げ、大股で茶屋に踏み込みました。

 王婆は「武大が来たよ!」と悲鳴を上げましたが、鄆哥に阻まれて動けません。

 部屋の中では、潘金蓮が慌てて戸を内側から押さえました。西門慶は恐怖のあまり、ベッドの下へ潜り込みました。武大が戸を激しく叩き、「不届き者め!」と叫びます。

 潘金蓮は戸を背中で押さえながら、わざと大声で西門を挑発しました。

「普段、立派な拳法だなんだと威張っているくせに、いざとなったら紙の虎みたいに震えてるだけ? 情けない男ね!」

 この言葉に火をつけられた西門慶は、腹をくくってベッドから這い出しました。

「すまない、臆したわけではない!」

 西門は戸を開け放ち、「待て!」と叫びました。武大が掴みかかろうとした瞬間、西門慶の右足が飛んできました。背の低い武大にとって、その蹴りはちょうど鳩尾みぞおちに直撃しました。

 武大は仰向けに倒れ、口から血を吐きました。西門慶はその隙に逃げ去りました。鄆哥も騒ぎを見て逃げ出しました。街の人々は西門慶の恐ろしさを知っているため、誰も助けようとはしませんでした。

 王婆は倒れた武大を助け起こしましたが、彼の顔は蝋のように黄色くなっていました。王婆と潘金蓮は彼を二階の寝室へ運び、ベッドに寝かせました。

【詩に曰く】

三寸の小男に才はなく

西門の淫行は雄々しくも醜い

実の夫が間男に害される

毒婦の計略、ここに成る

 武大は五日の間、病床に伏しました。潘金蓮は看病どころか、西門慶と連日連夜楽しみ、武大が水を求めても無視しました。それどころか、厚化粧をして出かけ、頬を紅潮させて帰ってきます。

 武大は絶望し、女房を呼び寄せました。

「お前の不貞を突き止めようとしたが、逆にあいつに蹴られ、今や死を待つばかりだ。お前たちは楽しんでいるようだが、俺の弟、武二(武松)が帰ってきたらどうなるか知っているな? 彼の性格なら、決して許しはしないぞ。もし俺を助けて看病してくれるなら、弟が帰っても何も言わぬと誓おう。だが、このまま俺を見殺しにするなら、弟はお前たちを逃しはしない」

 潘金蓮はこの脅しを聞くと、顔色を変えて王婆と西門慶に相談しました。西門慶は震え上がりました。

「なんてことだ! 景陽岡けいようおかで虎を打ったあの武松か! 彼はこの辺りで一番の猛者だ。そんな男が戻ってきて、俺たちがこれほど長く密通していたと知れば……命はないぞ!」

 王婆は冷笑しました。

「西門の旦那、私が舵取りで、あんたは客のはずなのに、あんたの方が取り乱してどうするんです」

「俺としたことが、動揺してしまった。おっ母さん、何か知恵を貸してくれ」

「あんたたちは、これからもずっと夫婦でいたいのかい? それとも今日限りで終わりにするのかい?」

「ずっと一緒にいたい。当たり前だろう」

「ならば、短い夫婦でいいなら、今日ここで別れな。武大の看病をして、武松が帰るまで黙っていればいい。長い夫婦になりたいなら、私の妙計がある。……ただし、これにはあんたの家にある『あるもの』が必要だ」

「俺の目玉が必要だと言われれば、抉り取ってでも渡そう。それは何だ?」

「砒霜(ひそう・亜ヒ酸、強力な毒)だよ。今の武大は弱り切っている。これを心臓の薬に混ぜて飲ませ、一気に片付けてしまうのさ。火葬して灰にしてしまえば、武松が帰ってきても証拠はない。『兄嫁の再婚に、弟は口出しできぬ』というもの。一、二年も経てば、あんたが彼女を正式に妻として迎えられる。永遠に一緒だよ」

 西門慶は決意しました。

「毒を食らわば皿までだ。やってやろう!」

【詩に曰く】

花に迷い色に耽りて止まず

計略を巡らせて永遠を望む

いずくんぞ知らん、武松の刀の毒

砒霜よりもさらに鋭きを

 西門慶はすぐに毒薬を持って戻り、王婆に渡しました。王婆は潘金蓮に殺害の手順を教え込みました。

「武大に愛想良くして、薬を飲ませな。毒が回ると内臓が裂けるように痛んで叫び声を上げるだろうが、布団を頭から被せて誰にも聞かせないようにするんだ。その後、熱湯で用意した布で血を拭き取り、死体を入棺させる。簡単だろう?」

「手順は分かりました。でも、死体の始末までは私一人では……」

「壁を叩けば、私がすぐに手伝いに行くよ」

 西門慶は「明日、報告を待っている」と言い残して去っていきました。

 潘金蓮は二階へ戻ると、死にかけの武大の側で嘘泣きを始めました。

「私はあんたを騙していたんじゃない。あの男に騙されたのよ。あんたのために良い薬を捜してきたわ」

 武大はそれを信じ込みました。

「助けてくれるなら、弟には何も言わない。早く薬を飲ませてくれ」

 夜、三更(午前零時頃)。潘金蓮は熱湯を用意し、毒薬を薬碗に入れました。

「さあ、薬ですよ」

 武大を助け起こし、最初の一口を飲ませました。

「なんだか変な味だ」

「良薬は口に苦しというわ。さあ、全部飲んで」

 彼女は強引に碗を傾け、すべての毒を武大の喉に流し込みました。

 武大が布団へ横たわった直後、呻き声を上げました。

「お腹が……お腹が引き裂かれるようだ! 苦しい、助けてくれ!」

 潘金蓮は二枚の布団を武大の頭から被せ、必死で押さえつけました。

「息ができない、苦しい!」

「汗をかけば治るって医者が言ったのよ!」

 武大がもがくと、彼女はベッドに飛び乗り、全体重をかけて夫の体を押し潰しました。

【賛に曰く】

肺腑は油で揚げられ、肝腸は火で焼かれるが如し

心のみぞおちは雪の刃に刺され、満腹の中は鋼の刀がかき回す

全身は氷りつき、七竅しちきょうから血が噴き出す

地獄に新たな毒死の鬼が増え、陽間から密通を暴く夫が消える

 武大は二度呻き、やがて内臓が破裂して息絶えました。潘金蓮が布団を剥ぐと、夫は歯を食いしばり、目、鼻、口、耳の七つの穴から血を流して無惨な姿になっていました。彼女は恐ろしくなり、壁を叩きました。

 王婆がすぐにやってきました。

「済んだのかい?」

「ええ……でも、私は腰が抜けてしまって……」

「任せな」

 二人は熱湯に浸した布で死体の血を拭き取り、衣服を整え、白い絹を顔に被せました。死体を一階へ運び、古い戸板の上に安置して入棺の準備を整えました。

 潘金蓮はその後、夫を亡くした哀れな未亡人を装い、大声で泣き真似を始めました。

 翌朝、西門慶から金を受け取った王婆は棺を買い、近所の人々に「武大は持病の心臓病で急死した」と言いふらしました。近所の人々は疑いを抱きつつも、西門慶の権力を恐れて黙っていました。

 葬儀屋の親分、何九叔かきゅうしゅくが武大の遺体を納棺するために呼ばれました。彼は非常に鋭い男でした。

 何九叔が茶屋へ向かう途中、西門慶に呼び止められました。西門慶は彼を酒場へ誘い、十両の銀を差し出しました。

「何九叔、これを取っておいてくれ。武大の葬儀、万事波風立てずに済ませてほしい。ただ、それだけだ」

 何九叔は、西門慶が普段自分のような者に金を出すはずがないことを知っていました。この賄賂には裏があると確信しましたが、権力者である西門を恐れて金を受け取りました。

 何九叔が武大の家に着くと、潘金蓮が嘘泣きをして彼を迎えました。

 何九叔は遺体を検分するために布団をめくり、白い絹を剥ぎました。

 その遺体を見た瞬間、何九叔は叫び声を上げ、口から血を吐いてその場に倒れ伏しました。

 爪は青く、唇は紫、顔は黄色。

 それは紛れもなく、毒殺された者の姿であったのです。

 果たして、何九叔の運命はいかに。そしてこの悪行は暴かれるのでしょうか。

【Vol.025:不倫現場にトツったら返り討ちに遭って、最終的に詰んだ件】


1. 密告少年・鄆哥うんかの逆襲

王婆(悪徳ババア)にボコられた少年の鄆哥、マジでブチギレ。「絶対許さねえ」ってことで、ターゲットの夫・武大ぶだいをロックオン。「おじさん、最近マジで『アヒル(寝取られ夫)』の才能あるね!」って煽り倒して、酒と肉を奢らせて不倫の全貌をぶちまける。いわゆる「リア凸」の作戦会議スタート。


2. 世紀のガサ入れ、大失敗

翌日、鄆哥がババアにヘッドバットかまして足止めしてる隙に、武大が不倫現場の茶屋に突入!

中では不倫カップル(西門慶&潘金蓮)がガクブル。特に西門慶、ビビってベッドの下に隠れるというダサさ。でも嫁の金蓮が「男のくせにチキってんじゃねーよ!」とブチギレ煽り。これでスイッチ入った西門慶、ドアを開けるなり武大の鳩尾みぞおちに強烈なキックを炸裂させる。武大、吐血して一発KO。


3. 最強の弟「武松」という死亡フラグ

5日間放置プレイされ、瀕死の武大は最後のカードを切る。「俺の弟、あの虎を素手で倒した武松ぶしょうだぞ? 帰ってきたらお前らマジで終わるからな。今のうちに看病しろよ」って脅すんだけど、これが逆効果。西門慶たちは「武松が帰ってきたら殺される!」とパニック。


4. 王婆、悪魔のライフハック提案

ここでババア王婆が「証拠隠滅すればよくね?」と、まさかの完全犯罪を提案。

「西門さん、アンタの家にある砒霜(ヒ素)持ってきな。薬に混ぜて消しちゃえば、後は火葬して『病死でしたー』で押し通せるよ」と、最悪すぎる解決策を提示。不倫カップル、これに乗っかる。


5. 恐怖の深夜毒殺タイム

深夜、金蓮は「これ、体にいいお薬だよ♡」と嘘泣きしながら武大に毒を飲ませる。

武大「……なんか苦いんだけど」

金蓮「良薬は口に苦いんだよ(笑)」

飲み干した瞬間、武大の五臓六腑がバースト。苦しむ夫の顔面に布団を2枚被せ、金蓮はさらにその上に乗って全体重でプレス。武大、目や耳から血を噴き出して死亡。エグすぎ。


6. 隠蔽工作とキレ者の検視官

死体を綺麗に拭いて「持病で死にました」と嘘の葬式をスタート。

そこに呼ばれたのが、ベテラン葬儀屋の何九叔かきゅうしゅく。西門慶から「これで黙ってろ」と大金を積まれるけど、遺体を見た瞬間、プロの目は誤魔化せなかった。

「爪が青い、顔が黄色い、これ100%毒殺やんけ……!」

ショックと恐怖のあまり、その場で吐血して倒れる何九叔。


逆ギレ不倫カップル、ババアの知恵で夫を毒殺。

でも「最強の弟」という最大級のフラグが、遠くからこちらに向かっている……。

次回:復讐の鬼・武松、爆誕の予感。マジで震えて待て!

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