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六月は“粥を食べる”
一年で一番厳しい時期を乗り越え、陽気な季節がやって来た。陽気な我が民が最も輝く時期でもあるし、モンちゃんも大好きだぞ♪
さて、この時期の主役となる神は一月に続いて、トラロックとなる。乾く時期が早く過ぎ去るよう、再び水の神へ祈りを捧げるのだ。
この時期の風習として、どの家庭においても『エツァリ』と呼ばれる粥を食べることになる。豆とトウモロコシを煮込んで作る粥だ。
客人を招いてはエツァリを共に食し、あるいは他の御馳走を腹に収め、朝から晩まで歌って踊るのがこの時期のよく見られる光景だ。
あと、月末にはこの陽気な季節をもたらした神に感謝を捧げ、繁栄の都テノチテトランのすぐ横にあるテスココ湖に生贄の心臓を捧げるのを忘れてはならんぞ。
陽気な我が国らしい、陽気な月であるな!