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僕が僕を諦めた日
よろしくお願いします。
僕が僕を"名無し"と知った日。それは協会にて行われる信託の日だった。
僕達が生きるこのアルカディアでは、人にとっての天敵、モンスターが存在する。モンスターはマナを主食とする生き物だ。マナはどんな生物にも存在する。空気中に薄く漂う命の源泉。そして、そのマナはもちろん人間にも存在する。
モンスターは人に内在するそのマナを狙って襲い掛かってくる。そういう存在だ。自身が生きる糧となるのだから当たり前だ。
そんなモンスターに対抗するため、人々は戦う力を求めた。
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