表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/76

ナナヤ

???「よぉ!ヨミ!戻ったか!お、隣にいるのが新人か!よろしくな!さっき長官から連絡きたぜ!」なんだこの暑苦しい人は。


ヨミ「うん。ただいま。新人のイツキだよ。あの人がナナヤね」


『よろしくお願いします。ナナヤさん』


ナナヤ「かてぇかてぇ!呼び捨てでいいぞ!俺も呼び捨てにするからな!イツキ!」体感温度が上がったなぁ。汗かきそうだ。


ナナヤ「さて!訓練していくんだろ!俺が相手してやるよ!イツキ!こっちきな!」すべての会話に「!」入れて喋る気なのかこの人は。


ヨミ「イツキ……。ご愁傷さま。ああなるとなかなか帰れないよ」


『……』

すごい嫌なんですけど!でもここで逃げても逃げ切れる気がしないし、無駄に時間使うより相手してすぐ帰ろう。そう決心し、ナナヤに近づいていく。


ナナヤ「素直だな!まず、軽く体力をみせてくれ!訓練室を……う~ん……とりあえず100周な!」

おい!無理に決まってんだろ!だが、このタイプはいくら言っても聞かないだろうなぁ。


『100周って。とりあえず走れるだけ走るよ』


ナナヤ「以外に文句言わずに走ったな!……その調子だ!……そう!……もっとペース上げろ!……そう!」

普通の学校の体育館くらいの大きさだから20周くらいは以外に走れたが、そこからがキツイ。


『ひぃ・・ひぃ・・はぁ・・はぁ・・』

帰りたい。もう寝たい。カレー食べたい。風呂入りたい。そう思いながらも無理やり走った。

だが、60周丁度で動けなくなった。その場で下を向き肩で息をする。汗が地面にポタポタと大量に落ちる。


ナナヤ「思ったより走れるな!60周か。んじゃ今日はこの辺にしとくか。将来的には300周は余裕になってもらうぞ」


ヨミ「おっつー」


『づがでだぁ~』

寝転がって、息を整えつつふと考える。数時間前に優の死体見たはずなのに、なぜかランニングしてる。人生とは不思議な物だな。などと意味の解らない事を考えつつ休憩をした。


ナナヤ「ほれっ!これ飲んでおきな!」


渡された小瓶を開けて飲む。開け方も味もオロナ○ンCそのまんまだ。これ好き。


『ぷはっ!おお?疲れが消えていく?』


ヨミ「そうだね~。筋肉痛になるくらいの運動量なら、これ飲んでおけば疲労は消えるね」すごいなー。何入ってるんだろ。


ヨミ「それじゃぁナナヤ、イツキはこのまま家に帰すから」


ナナヤ「OK!またな!イツキ!」


『おつっしたー』

早く帰りたくて適当に返事した。その後、ヨミの後ろを付いていき、雑談をしながら家の近くまで来た。


ヨミ「それじゃぁイツキ、明日の夕方ここに来るから、学校をちょいちょい休む理由とか考えといてね。訓練で帰れなくなったり、は大丈夫か。海外で監視したりとか将来あるから」


『海外!?まぁ、全世界て言ってたもんな。つかパスポート持ってないけど?』

修学旅行国内だったんだよ……。


ヨミ「あのドアでいくからパスポートいらない」

ああ、あの空間裂くやつか。なるほど。


『あのドアなんて名前なの?かっこよさげなんだけど』


ヨミ「どこでもd」


『その名前はダメだな!もう「あのドア」って呼ぶ事にする。じゃぁ明日!』

この話はすぐに切り上げるべきだ。この話は続けてはいけない気がした。


ヨミ「どこでm……」

イツキは耳を塞ぎ『あー聞こえない聞こえない』と言いながら急ぐように家に入って行った。


ヨミ「どこd」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ