――― 2話 異世界転生・ファンタジーの世界 ―――
みき「ここが誘いの森かー
りく「なかなか雰囲気あるやん
みき「ほんのり光るキノコも可愛いなー
りく「でも無闇に触ったらアカンで
みき「触ったら死ぬんか?
りく「そーいうのもある
みき「ひぇー、ヤバイな
りく「気ぃ付けりぃーよ
みき「それにしてもファンタジーの虫デカいよな
りく「あー、せやな
みき「ダンゴ虫でこの大きさやで
りく「丸まったらバスケボールくらいあるよな
みき「うんうん
りく「でも逆に小さいのおらんのええよな
みき「蚊に刺されるとかないしな
りく「むっちゃエエことやん
みき「こうやって寝っ転がってもええしな
りく「嬉しいことやで
みき「あ
りく「どしたん?
みき「あそこ何か実ぃなっとる
りく「リンゴか?
みき「ちょっと取りに行ってええか?
りく「ええけどー
みき「じゃあ、あの木登ったろ
りく「無理すんなよー
みき「よしょ、よいしょ、ほいさ、ほいさ
りく「アイツすげーな
みき「おーし、いい所まで来たな
りく「おーい、大丈夫かー
みき「おーう、ちと待っててなー
りく「取ったら落としてええよーキャッチすっからー
みき「うぃー
りく「お、お、お、
みき「よし、取れた、うーん、いい匂いや、いくでー
りく「ほいほーい
みき「てりゃ
りく「よ、おおっ、っと、よし、オッケー
みき「じゃ戻るか、そーっれ
りく「アイツすげーな
みき「たらいまー
りく「おかー
みき「それムッチャええ匂いするで
りく「おお、ホンマやな
みき「見た目リンゴっぽいけど桃の匂いや
りく「これは食べれるやつや
みき「でもな、あとで食べようや
りく「なんでなーん?
みき「この匂いを楽しもうや
りく「なるほろ、疲れてる時にこの匂いで癒されようってか
みき「うむ、あとさっき木の上から見えたけどなー
りく「ん、何かあったん?
みき「滝見っけたよー
りく「おお、マジか!目的地やん