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その16.再びダラダラ駄目教師、存在を否定したい。

「しっかし、お前の口から正義なんて言葉が出るなんてなぁ〜」


 騒がしい食堂の一角、

 隣でカツ丼をがっつくサクは突然そんな事を言い出した。

 口の中の物を飲み込んでから喋りましょう。


「なんでさ」

 とりあえず反応はしておく、でもB定職冷めるから適当に。

 ちなみに、ご飯、味噌汁、コロッケ、サラダと、B定職の割りに中々。


 コロッケが良いよね、サラダはあれだけど。


「だってさー、お前からだぜ?焦るわー」

 君の無意識さにも焦るわ。

 メシが不味くなる、口を閉じろ。


「別に、ちょっと気になっただけだけど……」


「はぁ〜〜ん、あっそ」

 等と言いながら再びカツ丼へ向きなおした。

 君から聞いてきてそれかい、いいけどさ。

 とりあえず、しばらく無言で食事をしていた。すると後ろから大人達の声がした。

 生徒ばかりで、ごった返す食堂の中で大人達の声というのはあまりにも珍しかった。

 珍しく思い、耳を傾ける。


「こんな所にいらしてはいけません!さぁ!戻りましょう!」

 焦った様な声が、何度も繰り返されていた。

 周りの学生達も迷惑そうに振り向いている物も居た。


 慌てた大人達は即座に空気を読んだようで、すごすごと去っていった。

 ……?なんだったんだ?

「どしたー?」

 アホ面でサクがこちらを向いた。

「気にせずメシ食えば? 冷めたら不味いよ?」


「それもそうだな!」

 等と言いながら再びカツ丼に向き直る。

 やっぱり馬鹿なんだろうなぁ。



 そう思いながら、B定職に手をつけようとした。

「邪魔すんぞ」


 その声と共に僕の隣にA定職が置かれた。

 なんだ?遠まわしな嫌がらせか?

 A定職はとりあえず何か色々あって凄いのだ。(適当)


「あ゛〜だりぃ」

 その声と共に僕の隣にドカッと勢いよく座ったのは、眼鏡を掛けたヤル気の無さそうな男。


「何やってんですか……」

 僕の声に、男はめんどくさそうに反応した。

「あ?サボり」

 この男、前回1年生の時に出会ったダラダラ駄目教師である。

 ひょんな事から、ちょくちょくと僕の目の前に出てくる。

 駄目教師は、堂々とポケットからタバコを取り出すと口に咥えた。

 あからさまに嫌な顔になったのは僕だけでは無いはず。

「なんだよ」


「わかんないんですか、頭の病院行って下さい、そしてそのまま帰ってこないで下さい」

 そんな僕の言葉を無視して、タバコに火を付けると思いっきり吸い込んだ。


 そして、僕に向かって思いっきり吐き出しやがった。

「い・や・だ」

 ゲッホ! ゲッホ! と咽る僕を見て駄目教師はニヤッと笑って見せた。

 この駄教師がァァ!

「訴えますよ!?」


「それは困るなぁ」

 ケラケラと笑いながら駄目教師は言った。


 本当、死なないかな!

 見た目どおり最低の教師である。

 だが、何故か生徒達に人気がある、らしい。

 女子にも人気があるらしい。確かに顔は良いかも知れない。

 だけど性格は最低だと思いますが……。


「あっれー!? 先生居たんだ!?」

 サクは今頃教師の存在に気づいたようで、ご飯粒を顔面に付けながら身を乗り出してきた。


「おー早句間ァ、相変わらずアレだなー」


 アレって何だろう。

 いや、予想出来ますが。




テスト終わったァァ!!

内容より更新優先!!

見事なグダグダッぷりだなぁ・・

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