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その149.僕の過去

 イラ付いている僕等知らずに『僕』は肩を竦ませて見せる。


『君は変わったね』


「……そうかな?」

 僕自身変わったつもりは無い。

 もしも、それで変わったと思ったのなら……

 あの子のせいかもね。



『解らないなら、昔の自分を思い出して比べて見ると良い』



「は?」

 今が変わってるのかどうかも解らないのに、比べようが無いだろ、馬鹿か?。


『だったら、その眼で昔を見れば、きっと気づくさ』

 またコイツは勝手に僕の心の中を読みやがって。

 

 めんどくさい奴。


「どうやって昔を見れば良いのさ?」

 ありえない事ばっか言ってんじゃないよ、ったく。


 本当

 イライラさせてくれる。 


 その時、突然だった。

 灰色の世界が、輝きだす。


 何も聞こえなかったのに、

 耳に障る可愛らしい音色が奏でられる。

 それに負けない程の騒音が聞こえた。


「ここ、は?」


 目の前で煌びやかに輝きを放っているのは、メリーゴーランド。

 灰色の世界は、輝く遊園地へと変わっていた。

 そこには見覚えがある。


 昔暮らしていた家の近くに在った遊園地だ。


 メリーゴーランドには沢山の子供が乗っている。

 


 その中に。


 短髪の黒髪の小さな男の子と、髪の長い小さな少女が一緒の馬に乗っていた。

 

 笑顔を向けながら、手を振っている。

 


 その手を振っている先には。



「あ……あ……」

 僕の。


 母さんと、父さんが……居た。

 父と母が暖かい笑顔でその子達を見送っている。

 


 そう。

 

 馬に乗っているのは、


 姉と僕だ。


「な、なんだよコレ、なんだよコレ!!!」

 怒りの言葉をブツけようと、振り向いた先に、『僕』は居なかった。


 頭の中に声が響き渡る。


『過去だよ』


 解ってる……そんなの解ってる!

 何故こんなのを見せる、何で、何で!!

 僕の苦悩など知らずにメリーゴーランドは回っている。

 


 楽しそうに笑っている僕と姉を、見ていられなかった。

 

 これはまだ僕達が幸せだった頃の世界。

 

 頭の良い父に優しい母。

 


 どちらも自慢だった。


 

 これは幼稚園児くらいの時だった。


 僕がそう思った時に、また世界は周りだした。


『次は、小学校だ』


 やめろ、なんでこんなのを見せるんだ! 

 やめてくれ……。


 過去なんて見たくない。

 僕は過去を捨て去りたいと思っている人間だ。


 死んだ父や母を、何故今見なければならない。


 伸ばせば届く距離にいないから何も感じなかった。

 

 何故伸ばせば届く気がする様に見せる。


 これが過去に戻ったのであれば……僕は全力で過去を変えるだろう。

 だが、これは見ているだけだ。


 再び自分の『不幸』を目の当たりにするのだ。

 

 見たくも無いのに。


 泣きそうになる僕なんて知らずに、世界は変わって行く。

 メリーゴーランドは大きな家に。

 メリーゴーランドの馬は、沢山のパトカーや沢山の車へと変わる。

 パトカーから警官達が、他の車からは大きなカメラやマイクを持って出てくる人達。

 記者取材の人間達だ。


 大きな家は、僕の昔住んでた家。

 赤いランプを照らすパトカーと、沢山の人達の目的は、僕の父だ。

最近先輩がめんどくさーーいい!!です(TT)

後、友人もめんどくさーーいい!!(ーー♯)

寮だから先輩は家に来る事出来るし、友人は暇だからって私の家に来るし(注;隠れオタクなので一人で居るのが好き、そしてパソコンを見られたくないシャイボーイ)

だから小説も書けないんですよーー!

ああ……引き篭もりたい−……ひーきこーもりーたーいーー!

本編がシリアス突入なのにいいのでしょーかこんなんで、いえ、気にしません私は気にしません、はい!私うざーい!(眠いとテンションが高いキモイですがすいません、でも! 気にs(略))


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