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その139.ごめん……縁

 カチリッ





 あ   れ  ?


 思ったのとは違う音だった。

 爆音が響くと思っていた。

 男が吹っ飛ぶと思っていた。

 何で?

 何で??

 聞こえたのは間抜けな外れた様な音。

 

「な、んで?」

 間抜けな風に声に出ていた。

 誰かに聞かなければ、この結果に納得出来ない。

 誰か教えてくれ、僕は何を間違えた。

 

 もう一度引き金を引いた。


 カチリッ


 同じ間抜けな音。

 解っている。

 何度やっても同じだ。




 やられた。



 やられたッ!!!!!



「ヒ、フヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!!!!」

 目の前で大声を上げて笑い出す覆面の男。

 楽しそう、如何にも面白かったという具合に体をよじり、馬鹿にした様に大声を上げ。


「スゲェ! お前スゲェよ!! 本当にやりやがるとはなァ!?」

 男は興奮した様に叫び、鉄パイプを持っていない手でポケットをまさぐり。

 そして手をポケットから引き抜いた。

 その手は拳で握られ、その腕を横に伸ばしゆっくりと手を開く。


 手から零れたのは金色の銃弾。

 六個の銃弾が硬い床へと落ちていく。

 それを、僕は呆然と見ていた。

 キン、キィン、と金属的な音を立てて銃弾は床に散らばった。



 もう、解っただろう。

 男は僕の行動を読んでいやがった。

 この部屋に来る前から、僕が拳銃を奪うという行動を読んでいたのだ。

 男を見た目だけで判断した僕の考えが甘かったのか?

 なんにしても、コイツは思いのほか頭が切れる事が解った。


 クソ……クソ!!


 男は笑い声を挙げながら、僕に近付く。

 自分が落とした銃弾を踏み潰し、僕に迫る。

 もう銃弾何て男には見えていない。

 僕はというと、動く事はしなかった。

 もう動く体力は無いんだ。

 これが最後の僕の賭けだった。


 何よりも一枚上手だった男を前に、

 呆然としてしまっていた。


 男との距離は直ぐ目の前。


 チキショウ……。

 この勝負は。


 男は鉄パイプを振り上げる。


 僕の負けだ。


 鉄パイプが僕の頭に迫り、ガンッ! という耳をつんざく音と、強烈な痛みが僕を襲う。

 衝撃に身を任せ、僕はそのまま倒れた。



 ああ、ゴメン縁。

 

 無理だったよ……。 

最近ギャグ書いて無いような気が……気のせい、では無いです、すいまっせーん!私もギャグ書きたいです!イエー!!足の小指をタンスにぶつけるという初歩的なボケをやりましたー!イェー!!


めっちゃ痛いです!でも負けない!!!

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