その131. アタシはアタシの戦いが在るのよ、待ってなさいよ……へーじ!!
突然の爆音が響き渡った。
揺れを感じる程の大きな音に全員が驚愕の表情を見せていた。
「な、何!?」
音がした方向は、へーじが覆面達と消えた先から。
まさか、へーじに何か……。
アタシ達と同じ様に、一人残された覆面も驚愕を見せていた。
どうすればいいのか解らないのか、一人オロオロとしていた。
「おい、どうした!!」
入り口からリーダーと思われるあの男が飛び込んできた。
外にも音が響いていたらしい。
男は辺りを見渡した後、表情が青くなっていく。
四人居た覆面が一人だけになっているのだ。
そりゃ驚くだろう。
男は残った覆面の一人に近づくと、胸倉を掴んだ。
その表情には怒りが込められている。
「何があった! 何故貴様しかいない!!」
「あ、アイツ等は……! ガキを追って!!」
男の気迫に押された覆面は弱弱しい声を上げていた。
一部始終を聞いた男は、苦々しそうに眉を寄せる。
「ッチ!! クズ共が!! あんなガキに踊らされやがって!!」
吐き捨てるようにそう言うと男は胸倉を乱暴に突き離す。
「ッヒ……!」と、男の小さな悲鳴が聞こえた。
「俺はアイツ等を追う!! お前はここで人質の見張りをしておけ!」
男はそれだけ言うと、へーじ達が向かった廊下に走り出した。
残ったのは覆面一人……へーじの思惑通りに事が進んだ。
アタシは、見えない様に、小さくガッツポーズをした。
だが、へーじが心配だ。
今すぐにでも追いたい。
あの爆音はなんだったのか、覆面と男、計4人に追われて大丈夫なのか。
直ぐにでも、へーじを助けに行きたい。
アタシの中では珍しく、正義云々では無く、へーじしか頭に浮かばなかった。
どうしたんだ、アタシは。
残された覆面を一瞥した後、目を瞑る。
アタシの瞼の裏に居るのは、アタシを、暴力的なアタシを、女の子らしくないアタシを。
守ると言ってくれたへーじが、守ろうとして行動してくれたへーじが浮かぶ。
貧弱男だと思ってたのに……。
そんな事を思って、小さく笑ってしまった。
深呼吸をして、目を開ける。
へーじを助けたいと思うなら、無闇に行動するんじゃなくて、アタシが出来る事をするんだ。
覆面と目が合う。
目を逸らさずに、睨み付ける。
悪いけど、手加減は出来ないわよ。
今回みじか!!
取り合えず、早めに早めに更新をしよ〜〜かっと!
友人Aとのメール
友人A「金いっぱいいっぱい貯めといてな^^夏休みお金持ちパーティーしようぜ(ピース)」
私「いや金無いし」
友人A「バイトしろよ(怒)」
私「そんな時間部活で消えるわい」
友人A「大学生活が最後の遊べるときやぞ、俺わ、大学終わったら社会人やし今の内にやりたい事やりまくる道を選んだ
[今楽しかったら良いんちゃう!〕←妹の名言
まぁー65歳になったらまた遊べるけどね(笑)」
私 (お前の妹なんざどーでもええわい……というか65歳てお前……)
私「先は長いな(汗)」
友人A「っというか死んでるかもな(汗)お前は今の人生に満足してんのかよ?」
私 (……こいつ)
私「お前みいたいに自由だったらな」
友人A「俺、野良猫 お前飼い猫の違いやな(笑)」
私「だな(笑)」
友人ってのは、何気無く、偶に芯を突いた事を言う時がありますよね。
只の馬鹿だと思ってたんですがね……。
なんか友人が羨ましいわぁぁぁぁぁぁ!!!!
っと、毎度どーでもいい後書きでした〜