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一番最初と言う名のプロローグ

作品として2作目になりますが、温かい目でお送り下さい。



燦々と雪が降る街中、周りにはバカップルと思われる集団が大勢。

大晦日なのだから仕方がない、と決め込む程、今のアタシは優しくはなかった。

今幸せそうにしている周りの人間たちに苛立ちを覚えた。

そんな幸せそうな場所で一人アタシは歩いていた。


顔が火照っているのが自分でも解る。

店の人間に止められなければ今もきっと酒を飲んでいたと思う。



酒の飲み過ぎで頭がボーッとする。


先に言っておくがアタシは、ピチピチの16歳だ。

社会のルールを乱しても良いと思うほどに、必死だった。

ブルーな気持ちを消し去りたいという思いが強かった。

それでお酒に手を出すのは安直だろうか?


せっかく、スカートまで穿いて来たのに、お酒でヘロヘロじゃぁ台無しだとは自分でも思う……

飲んで忘れる。

そのつもりだった。

だが、忘れられなかった。

酒の力も対したことないな……と思うアタシが居た。

燦々と雪の降る街中、周りにはバカップル。

本当は……アタシもバカップルたちのように笑えたかもしれなかったのに……

周りの幸せそうな姿を見て苛立ちを覚えるのは単なる妬みであるのは解っている。


そう思い、後ろめたい思いから視線をずらした。


その時。


それ以外の人間が居た。

周りの騒いでいる人間達の様に明るい表情をしていない少年が居た。


アタシと同じような一人。


マスクをしていて顔は見えない、だけど多分同い年か、年下かぐらいだと思う。

厚着に厚着を重ね、マスクをしている少年はイライラといった具合で黙々と歩いていた。


ボーッとその少年を目で追っていると、当然立ち止まる。


すると突然。

「アハハハハハハハハハハハハハハハ!!!」

と、大声で笑い出したのだ。

辺りが静まり返るほどの大きな笑い声にアタシ自身も驚いてしまっていた。



……その後、沸々と怒りが湧いてきた。


五月蠅い(うるさい)


頭でその言葉が浮かんだ。

何で笑っているんだイライラする。アタシを笑っているのか!!

無様なアタシを笑っているのかァ!!


酒の勢いか、アタシ自身も頭が上手く回っていなかった。

要するに  八つ当たり  したかったのかもしれない。

理不尽と解って居ても、アタシは少年に向かって歩行を向けた。

ズブズブと雪が足に絡み付くのさえ鬱陶しい。


…………暴れたい気分だ。




はい、2作目の小説となります。

前に書いている小説は終わってないんですが、友人に

「お前ひとつの小説だけって馬鹿じゃね?」とイラッとする事を言われ連載作品の2つ目を書くことにしました。

昔からちょっとずつ溜めていた作品ですので、更新を早く頑張りたいです!

溜めている分が無くなれば、連載が遅くなるかもしれませんが、温かな目で見送って下さい。


尚、小説の感想や、こここうした方がいいんでない?という部分がありましたらご指導願います。

まだまだ未熟者ですので、色々教えていただけると嬉しいです。

それではお願い致します!!!

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