スケールがでかい
「いえ、貴女の魂は清らかな混ざりものがないものです。
だからでしょう、神が貴女の魂を引き寄せたのです。
貴女の生前の活動もまたそれに伴うものでしょう。
天海 麗さんおねがいします。世界の均衡をもとに戻す手伝いをしてください」
マジですか!
馬鹿丁寧に頭下げられちゃったよ。
色々何ソレだけど…、そんな風に頭下げてお願いされたら…、あたしには拒否できないでしょ。人として…
「はぁ~、とりあえず頭あげて。
話は分かったから。
けどやっぱりいくつかどうしたらいいか分からないのと質問させて。」
神の使いとやらはやっと頭あげてこっちを見た。
よく見てみたらでかかった。
神話の世界的な格好。
分かりやすいなぁ。
そんなことよりもだ。
まずは…
「とりあえずは分かった。分かりたくないけど。
で、質問。
あたしはその世界に行ってどうやって生きればいいわけ?
聞いてる限りあたしが居た地球とはまったくちがう常識や世界観でしょそれ。
んで次、世界の均衡?なんでんなもんあたしが直さなきゃならないわけ?てか、どうやんのよ?」
うん、まずはこれだよね?絶対にどう考えても地球とは世界観がちがう。
行ってすぐ死ぬ確率のが高いわけだよなぁ。
魔法。いってて恥ずかしいけどんなもの今まで生活してる世界にはない。
けど、いかなきゃいけない世界はある。
どうしたって、今のあたしには無理でしょ。