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【連載版】いつの間にか溺愛されてましたとは言うけれど。  作者: 江入 杏


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神機能

 今日はシーナに留守番をお願いした。今は自室でテレビを見ながら過ごしてもらっている。事情が事情だけに彼女には聞かせにくい、という理由もあるのだが。

「……それに、何となくシーナを一人で屋敷に置いておくのは良くない気がする」

 これから起こる未来にはシーナが深く関わっていると創世神は言っていた。具体的な内容を聞いたわけではない。それでも今の屋敷内の状況といい、誰か味方か分からない以上、警戒はしておいた方がいいと直感が告げている。

 今後はシーナに聞かせられない話をする時以外は、常に彼女と二人で行動するべきだろう。リアーナのスキルであれば、いざという時も彼女と二人で安全な場所に籠城出来る。

「でも、はぐれた時が問題ね。とりあえず防犯ブザーと催涙スプレーをお互い常に持ち歩くようにしましょう」

 自衛手段になってしまうけれど、無いよりはずっとマシだろう。それにどちらも上手く使えば相手を怯ませることだって出来る。その隙に逃げ出せるし、誰かが助けに来てくれたら御の字だ。他にも使えそうな物はどんどん使っていこう。

「でも、問題は資金面なのよ」

 そう、目下の問題は資金面であった。今の状況では働きにも行けないし、所持金は減ってく一方。シーナは自分の給金を使っても良いと言ってくれたが、それは彼女が今まで一人で耐えながら貯めたものだ。しかも半分以上を不当に減らされながら。

 彼女と生活を共にすると決めた時、必要な物を購入する分は受け取った。けれど後は出来るだけ大事に取っておいてほしい。この先何が起こるか分からない以上、あればあるだけ助けになる。


【新機能追加のお知らせ】

▼ログインボーナスを開始しました。

▼今までのログインボーナスはプレゼントボックスに送られています。

▼新たなクエストが追加されました。

▼既に達成したクエストの報酬はプレゼントボックスに送られています。


「あら、この通知久々ですわね」

 この脳内に直接響く感じが最近なかっただけに、少しだけ驚いたのは秘密だ。

 そしてログボとクエスト。これも前世のゲーム知識から大体察した。丁度資金面で悩んでいたのでこれは本当に有難い。ちょっとタイミングが良すぎる気もするけれど、こちらの悩みを見越して用意してくれたのだろう。

「そういえば、御付きの方も出来るだけ力になるって言ってたものね。というか創世神様直々のサポートって既にチート過ぎない?」

 神の加護とかそういうレベルではない、現在進行形で神サポートを受けているのである。うちの神様が有能過ぎる件について。

 ここで祈るのは屋敷の者に見られたら精神を疑われそうなので流石に出来ないが、自室に戻ったら創世神様の素晴らしさについて語りながら祈りを捧げよう。きっとより一層輝いてくれることだろう。

 早速ログボとクエスト報酬の確認をしたいが、今は執事を見つけてあの男の所在について聞くのが最優先。先日の一件もあり、正直な所接触を避けたい気持ちは未だにある。いっそ執事ではなく使用人に聞くか迷ったものの、結局屋敷を歩き回っていた。

「……居た」

 見慣れた後ろ姿にゆっくりと近づく。足音で気づいたのだろう、マーカスがこちらを向いた。

 前世の原作知識を引っ張り出す。彼は原作では初手でリアーナを冷遇し、それ以降も態度は変わらず、最後にはあの男の意向で総入れ替えされた内の一人だった。立場的にはシーナと同じく断罪された側。

 彼もまた、原作とは異なる展開を迎えている。思い返してみればここまで関わることもなかった。これもリアーナが原作を逸脱するような行動を起こした影響だろうか。

「少しいいかしら」

 いつものように出来るだけ強気な態度で声をかければ、マーカスが目を細める。それだけで怯みそうになるのだから、こんな自分が嫌になった。

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