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帝国呪草英雄譚  作者: 暗黒神ゼブラ
第一章ラウル編ヴァルスピア帝国へ
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第八話駐屯軍の存在

第八話駐屯軍の存在


ケルヴィンさんが向かった村長の家に俺たちも向かうことにした、エリーズの協力が得られたことを伝えるために。

村長の家に向かっている道中に俺はエリーズにヴァルスピア帝国に関する情報を持っているか聞いてみることにした。

「なあエリーズ少し聞きたいことがあるんだけど、今いい?」

「別にいいっすけど、答えられる範囲のことしか言えないっすよ当然」

「ありがとう。それで聞きたいことっていうのは、ヴァルスピア帝国に関する情報を何か持ってないかと思ってそれについて聞きたいんだ」

「ヴァルスピア帝国に関する情報……っすか(確かラウルたちは呪草が生まれ続けるアヴェル村の出身だったよね。最近掴んだ情報って言ったら『ヴァルスピア帝国が呪草を戦争に使おうとしてる』ことと、『ヴァルスピア帝国が"ナガレビト"を集めて兵器を作っている』こと……ラウルにもっとも伝えるべきなのは、やはり"駐屯軍"の存在とゴルドル山のことだな)

ラウル、ヴァルスピア帝国には"駐屯軍"ってものがあるんだ。

一つの駐屯軍で街一つを壊滅させる戦力がある。

駐屯軍の中で特に出会いたくないのがグレイン領第三駐屯軍の大将のセルマだ。あいつはヴァルスピア帝国で『絶対に立ち入ってはならない立ち入れば、立ち入ったその日に必ず森の魔獣に殺される』と恐れられている"死屍の(ししのもり)"を一人で入り一年生き残り自ら出てきた男

第三駐屯軍と第一駐屯軍は仲が悪いことで有名……そこで私が狙いをつけるとすれば第一駐屯軍と第四駐屯軍だ

第一駐屯軍と第四駐屯軍は強固な絆で結ばれている。

第一と第四は絆が強すぎて"長年連れ添った夫婦"とさえ呼ばれている

一時的にでも第一駐屯軍を味方につけることが出来れば必ず第四駐屯軍も味方に出来る、そうすれば第一と第四を第三駐屯軍にぶつけることが出来る。

そして駐屯軍がぶつかっているうちに私たちはヴァルスピア帝国に入る。

それともう一つここからが特に重要だヴァルスピア帝国に向かっていればゴルドル山があるんだが、もしゴルドル山が一度崩れれば遠回りせざるを得ない。

そうなれば第一と第四を第三にぶつけることが出来ず、私たちだけで第三に挑まなければならなくなる。

そしてヴァルスピア帝国は二年以内にナガレビトが作った兵器を使いゴルドル山を破壊しようとしている」

「教えてくれてありがとうエリーズ……話の通りだとすれば早くゴルドル山を超えないと行けないなぁ。そのゴルドル山ってここからどれくらいで着くんだ?」

俺がエリーズに聞くと

「ここからだと休憩なしでぶっ続けで走って二週間休憩を挟めば…………三ヶ月ほどだな。ちなみに馬を捕まえられれば休憩を挟んでも一ヶ月半だな」と返ってきた。

俺たちとエリーズが話しているとケルヴィンさんが走ってきているのをテッドが見つけた。

「村長と話をつけてきた。今日は村長の家に泊めてもらうことになった。そして明日の朝に出発する。それと村長が『馬舎に馬が沢山いるから、連れて行ってもらって構わないよ』と馬をもらう許可を貰ったぞ!!」

と聞き俺はなんだか都合が良いけど、とてもありがたいと思った。

村長の家に向かっている道中に俺はケルヴィンさんにエリーズのこと、そしてエリーズから聞いた話のことを話した。

そしてケルヴィンさんは『エリーズさん村長の家に着いたら村長とあなたと今後のために話がしたい、だからもう少し詳しく話を聞かせてくれないか?』と

提案をしてエリーズは『分かったっす!!』と了承していた。


読んでいただきありがとうございます!!

更新は出来る時にしますね

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