第七話エルム村の司祭
第七話エルム村の司祭
俺たちはテュオン墓地で墓地守護者のサキに協力してもらい墓場から現れたアンデッド系の魔物を倒してもらうことにした。
「このサキが協力するんすから負けはないっすからね!!」
サキがそう言って広範囲回復魔法を使った。
その後何かしらの魔法を使っていたのだが俺には何の魔法か分からなかった。
すると半分以上のアンデットは消滅した。
サキは自信満々に「これが墓地守護者サキの力っすよ!! 見たっすか!!」と言ってきたのだが俺たちはサキの魔法の威力に呆気にとられていた
「もうなんなんすか君たち〜? せっかくだからもっと見ててくれればよかったのに、とは思うっすけど……まあいいっすかね〜、私一人で全部倒せるっすけどどうするっすかねこれ……待った方がいいすかねぇ? 結界魔法の効果がなくなる前にどっちにするか決めてくれっすよ〜!!」
俺はアヤに頼んだ
「俺が足止めするからアヤは止めを頼む!!」
「はっはい!!」
するとサキが
「決まったっぽいすね。無理そうになったら呼んで欲しいっす(この人たちに強化魔法と回復魔法だけでもかけておこう。そうすれば手伝いぐらいにはなるよね。この人たちが成長するためには助けすぎたらいけないよね)」
三十四分後俺たちは魔物を昇天させた。
俺たちは祈りを捧げた後エルム村に向かった。
エルム村を目指して歩き始めて一時間ほど経った時サキが『エルム村に着いた時はまず教会の司祭に会うといいっすよ。驚くかもっすけどね』と言ってどこかに走っていった。
「サキさんまだお礼が!!」とアヤが大声で伝えた後走っていたサキは立ち止まって振り返りながらサキは『お礼ならまた後でいいっすよアヤっち〜」と俺たちがまるでこの後また会うみたいな言い方をしていた。
俺が不思議に思っていると、ケルヴィンさんが「もうそろそろエルム村が見えてくる。俺は村長のところに行ってくるからテッドたちは教会で待っててくれ。あそこなら司祭様に許可を貰えばになるが泊まることが出来るだろ、だから司祭様に状況を説明して泊めてもらえるようにしてもらえるか……アヤさん頼んでもらってもいいかな?」
「私に任せてください!! とはっきり言えれば良かったのですが、きちんと出来るか不安ですがどうにかしてみます」
そうして俺たちはエルム村の教会に向かいケルヴィンさんは村長さんの家に向かった。
するとケントがテッドに質問していた。
「僕たち教会の場所知らないけどどうするの? テッドは何か聞いてないの?」
するとテッドは自信満々に言った「何にも聞いてねえ!!」の一言にどうするかと悩んでいるとアヤが「私教会の場所でしたら知ってます。案内しますよ」と救いの一言をくれ、案内を頼んだ
アヤが案内したのは教会はエルム村付近の森の奥の深くだった。
「ここがエルム村教会です」
ギィィィィィ
そして教会に入り司祭様を探すことにしようとした時教会の女性が
「もしかして司祭様をお探しですか?」と話しかけてきた。
俺は司祭様を探していることを話した
そして女性が「司祭様でしたら先ほどテュオン墓地に向かわれましたが……どうしましょうか? 呼び戻しましょうか?」
とその時
ドーン!!
「その必要はないよリラ!!」
「お戻りが早いですねまた忘れ物ですか司祭様!?」
「またとはなんだいまだ……五回しか戻ってないじゃないか。それで坊主たち私に用があるんだろ言ってみな!!」
アヤは司祭様に状況を説明し協力を求めた。
すると司祭様が
「それでテュオン墓地に普段来ない坊主たちが来てたのかい」
と言った後司祭様の口調が突然変わった
「そういうことだったんすねぇ私でよければ協力するっすよ!!」
バーン
そして司祭様の姿はさっきテュオン墓地で会ったサキに変わった
「この墓地守護者サキそしてエルム村の司祭……というのは仮の姿、真の姿はグリモア王国諜報・潜入機関"幻想の夜明け(ヴィズィオンシャハル)"のエリーズ・フェリアスなのだ!! まあ仕事の癖で私口調も格好もしょっちゅう変わるから……気づいてくれれば嬉しいかな? それで協力の話だったよね。いいよ協力するよ、その代わり報酬は出来るだけ美味しいものをお願いするっすから契約みたいになるけどごめんね」
するとアヤが
「契約だとしても協力してもらえるだけで私はありがたく思います。これからよろしくお願いします」
俺たちはエリーズの協力に感謝を伝えケルヴィンさんに報告するためケルヴィンさんが向かった村長の家に向かうことにした。
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