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読み聞かせ(3/17

今日は晴れで、涼しい日だった。

 おばあちゃん家の縁側で、ゆんくんに読み聞かせをした。タイトルは『うんち大図鑑』だった。

「消化された食べ物は、そのまま小腸、大腸へと下っていき…」ほうほう、なかなか詳しく書いてある

「かなみ姉ちゃんが『うんち』って言ってる!!」喜んでたし、私も楽しかった。

「じゃあ、バクのうんちはどうなってるの?」ってゆんくんが言った。「夢を食べてるんだよね?!」子供っぽくてかわいい質問。たしかにってなった。

「うーん、たしかに。やっぱり、夢のカスなんじゃないかな。分からんけど」適当に答えた。

「夢のカスってどんなのだろう。夢は情報の塊で、情報はエネルギーだから、捨てるともったいない!」ゆんくんが言った。めちゃくちゃ頭良いじゃないか!よく分からんけどすごそう。「お姉ちゃん」の立場を守らなくては!

「ははw。たしかに。バクは、夢を見てる人の脳の一部を食べてるのかも。それを捨てるのかな?」

ゆんくんは、「きもちわるぃ…」ってだけ言った。返事失敗したわ。一緒に考えた方が良かったかも。

 それから、30分くらいうんちの話をした。「かなみ姉ちゃんが『うんち』って言ってる!!」。楽しそうで良かった。

 おばさんが迎えに来た。「かなみちゃん、ありがとね!」って言われた。「楽しかったです!」って言った。「かなみ姉ちゃんばいばい!」「うん、バイバイ!またね!」かわいかった。

 手を振って、歩いていくゆんくんを見送ってたら、「かなみ姉ちゃん、妙にうんちに詳しいんだよ!」って聞こえてきた。誤解されそうだからやめて…

 『かなみ姉ちゃん』っていいな。楽しかった

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