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ガタゴトガタゴト
馬車は走るよどこまでも
てかもうすぐ城だけど
横に眠る白雪ちゃんを横目にたっぷり観賞する
黒い髪に白いお肌に赤い唇
素晴らしい!
これは設定通りの美少女さんだわ
鏡ちゃんがイチオシなのも頷ける
「………お…母…様?」
睫毛が微かに揺れる
白雪ちゃんが目を覚ます
「気が付いたのね白雪ちゃん!良かった~!」
「…こ…こ…は?」
ガタゴトガタゴト
これでもかと辛酸を舐めてきた白雪ちゃん
身体もロステクで元に戻ったし、ココは全て無かった事に!
夢オチ一択!
「お城へ帰る馬車の中よ…怖い思いをしたわね白雪ちゃん…でも大丈夫!ぜーんぶ夢!だからね!」
「…ゆ…め…」
白雪ちゃんは訝しむ
「そーよ!夢!」
夢オチで1つ!納得しろしてくれ!
ガタゴトガタ…ガバッ!
「しっ白雪ちゃんっ?!」
「お母様っ!!」
何抱きついてんのよこの娘っ!!
「私…私怖い夢を見ておりました!」
「お、おう!そうでしょうよだから」
「それでわかったんです!」
「とっても嫌な予感がするんですけどっ!」
「真のアガペーとは!女性同士の中にこそ」
「何アガペーって何っ?!てかなんで顔近づけてんの白雪ちゃんっ?!」
待ってよお願い待てよ待て―――
ほわん
間の抜けた音と共にカミサマという名の元凶が現れた
「いや~ハッピーエンド迎えたみたいだね~じゃ~戻るよ~ソーレッ!」
「お母様っ!」
しがみつく白雪ちゃんをペリっと剥がし
また魔空間的な渦に投げ込まれる
「さよなら白雪ちゃん、貴方の愛に応えられなくてゴメンだけど、どうか幸せになってね、ママ(継)のお願い」
「お母様~!」
可愛い白雪ちゃんが見えなくなる
意識が飛んでいく
ああでも
白雪ちゃんとだったら未知の扉開いても良かったかな―――




