英能学園編 1話 4年という空白
「っ!……戻って…きた?」
草…魔潜界にはなかった物だ…ということは…
「ほ、本当に…戻ってきたんだな…あまり実感ないけど、というかここ…俺の家の庭?師匠…もうちょっと考えて行動してくれよ…ってあの人にそれ言うのは理不尽か、でも家に入るっていってもどうやって入れば…」
「誰かいるの……え…」
「あ…琴…姉…」
「燐…なの…?幻覚じゃ…ない?」
「あ、え…とひ、久しぶり…琴姉…俺だよ…燐だよ……っん!琴姉ぇ!!」
「燐っ!!夢じゃ…夢じゃないのね…本物なのね…今まで何処にいってたのよぉ……お姉ちゃんに心配させて…本当に良かった…戻ってきてくれた……私の大切な人…」
「あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
琴姉…やっと会えた!!俺は涙が枯れるまで泣いた…泣き続けた、そして数年ぶりに家に帰って来た
「燐君!本当に無事で良かった!」
「しゅ、修さん…!ま、まさか琴姉と既に結婚してたとは…本当にあれから何年だったんだ…?」
「約四年よ、燐が十六で私達が二十歳。それにしても燐の体身長は伸びたけどあまり筋肉はついてないのね、その…魔潜界って所にいたんでしょ?」
「うん、マモノだらけで危険な異世界。でも向こうに助けてくれた人達がいるんだ、そこで彩華さんって人に出来る限り勉強教わったし、異能力の使い方を教えてくれた麗奈師匠、他にもたくさんの…もうひとつの家族が…」
「そう…じゃあ超凍結の事も知ってるのね…」
「だ、大丈夫!四年間必死に修行してきたんだ、今では完全に使いこなせてる。ほら」
「わぁ!綺麗!氷のツバメ!」
「本当に凄いなぁ…燐君の能力って瞬間発動二型なんだろう?ただでさえ扱いにくい部類なのにこんな繊細な…本当に凄い!」
「え?なんで修さんがその事を…」
「「俺(私)達、能学の教師なんだ(のよ)」」
「え!?二人が教師!?」
「そうなんだ。それで燐君、君を能学に推薦入学させようと思ってるんだ」
「俺が能学に?」
「しっかり使いこなせてるなら問題ないわ。それにマモノ討伐は能学の生徒か卒業生以外がやると犯罪だからね、あなたの目的も能学に入学しないと果たせないわ」
「なら行くしかないか…で、いつ頃なの?」
「許可が貰えれば明日でもOKよ」
「そんなに早くできるの?」
「学園長は物凄く仕事が早くて有名だから推薦自体は問題ないけど実技試験だけは合格しなくちゃいけない。といっても安全なところで証拠映像だけでもいいんだ、学園の技術は凄いから映像解析でも問題ないんだよ。だから最速明日登校だ」
「なら問題なし!明日月曜なんだろ?ならタイミング的にも大丈夫」
「私達の弟が能学に旋風を巻き起こすのよぉ!!」
「あははっ…じゃあ今日は映像撮ったら早めに寝るといい」
「わかりました」
そして実技試験を合格した俺は日本英能学園高等部二年生として名門への入学を果たした。
つづく
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