魔潜界漂流編 4話 修行開始!
「では燐早速あなたの異能『超凍結』について教えましょう」
「よろしくおねがいします!」
「まず能力持ちは日本人口の約四割なのは知っていますね?その異能力の中にも種類があります。一定発動一型、二型、瞬間発動一型、二型、時差発動型、自由発動型、超凍結は瞬間発動二型です」
「一型と二型ではどんな違いがあるんですか?」
「今回は燐の異能の説明なので瞬間発動型のみ説明します。一型は殺傷力が全ての型の中でも一番強力で瞬間的にしか痕跡を残しません。分かりやすく言うとあなたの異能力が発動したら一瞬で氷がまるで元々なかったように消える、そんな感じです。そして二型は一型と比べれば威力は落ちますが発動からの効果発揮スピードがトップクラスで一型と違いそのまま場に痕跡が残るのが特徴です」
「確かに…白い玉が出てきた後はほとんど一瞬だった…」
「そして今まで自分の異能力をあなたが知らなかった理由は二つ、一つ目は御家族の方が秘密にしていた、二つ目は異能力の殺傷能力が強すぎてイメージすることができなかった。燐の優しい性格と戦いとは無縁の生活ではイメージできないのも仕方ありません。恐らく御家族の方はあなたを心配していたのでしょう、教えられなかったのは恐らくその結果です」
「父さん…母さん…琴姉…そりゃそうだ…あんなマモノを一瞬で凍死させる力…危険すぎる…でもここで生き抜く事を考えればこれほど頼れる力はない!」
「よし!今から俺が徹底的に鍛えてやる!そしてお前を私の弟子に相応しい強者にしてやる!さっさとこい」
「し、師匠!?いつの間に…て痛い痛い!!離してぇ!自分で歩けますからぁ!!」
「師匠に口答えするんじゃねえ!」
「御武運を…」
そして僕の生き残るための修行が始まった。
「それにしても師匠はどうして僕の異能がわかったんですか?」
「それは私の異能『事象分解』の力だ。相手の状態をいくつかの単語で確認したり、本来起こる事を取り除くことができる。お前腹減ってないだろ、それも私の能力の効果だ。だから私たちはこのマモノの世界『魔潜界』で食わなくても生きていける。ただし餓死を防いでいるだけだ、マモノに頭でも潰されれば当然死ぬ」
「わ、わかりました…それと師匠たちはどれくらいこの魔潜界にいるんですか?」
「時期はバラバラだが、私は七十年前だ」
「は!?七十年って…師匠ってもしかして体の老化…能力で止めてる?」
「あぁ。他のやつらも真綾と信久意外そうだぞ」
「じゃあ師匠たちほとんど見た目詐欺じゃ…」
「なんのことかはわからんが…弟子が師匠を詐欺師呼ばわりとは…内臓掘り出される覚悟があるということだな?」
「師匠たち凄いなぁーどうやったらそんな若々しい体保てるんだろー」
「わざとらしい」
「ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさぁい!だから殺さないでぇ!!」
そして地獄という言葉も生温い鬼畜師匠のスパルタ訓練が始まった…僕は正気を保てるのだろうか…
燐「ちなみに師匠たちって服はどうしてるんですか?どう見ても新しい感じですけど」
麗奈「彩華の能力『糸生成』で作ってもらう」
燐「器用だなぁ」
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