【待っていて、必ず戻ってくるから】第六章
どうにか水希とリリスの死を見なくて済んだ叶夢は、今自分が殺されそうになってしまった。
エルの腹には剣、リリスの先には魔獣と殺し屋。
二人の死の引き換えにといいそうな感じで二人が襲われる。エルは自分の事より、リリスを追いかけるように叶夢に言った。果たして叶夢はリリスを救う事はできるのか!?トラブルだらけの第六章の長いバトルの始まりだ!
【待っていて、必ず戻ってくるから】第六章
森に響き渡る銃声、それに驚いて飛び立つカラスの群れ、そして、夕日の光に打たれながら戦うとむと殺し屋。勝負の行方はまだわからない。
「ぜんぜん勝負がつかねぇーや」
ここは運勝負といくか!
「魔法を発動する!発動魔法はスピードソード!」
叶夢は剣を持って、走ったところに砂埃を立てながら攻めに行った。
スピードソード、それは剣をものすごい速さで振ることができて、運がよければ大ダメージを食らわせることも可能、デメリットは一度剣を振って連続攻撃を始めると止まらなくなる。
「テーザーバレッド!」
僕は麻痺魔法を使い、殺し屋を少ない時間動かさないようにした。
「はぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
叶夢は動けなくなった殺し屋に連続攻撃を食らわした。
「はぁぁ!ヴッ!くっそっ!」
連続攻撃を食らわしている途中、とむは殺し屋のナイフが飛んできた。
「浮遊魔法か!」
このまま攻撃を続けるのは危ない!
叶夢は殺し屋が魔法で飛ばしてくるナイフをよけながら距離をとった。
そして、リリスは意識を取り戻していた。
「このままじゃ叶夢さんが危ない、とりあえず今私が前に出ると手間をかけてしまいます。静かに援護しましょう」
そして、リリスの静かな援護をしてもらいながら、とむは戦った。
「さっきはよくも!」
殺し屋につけた麻痺魔法の効き目が切れた。
殺し屋の体内にまだ銃弾が残っている。呪いはいつでもかけられる。
けど、今かけたところで、あいつは倒れない。罪人は全てのステータスが上がるから、余計に厄介になる。
僕もそのステータスをアップされたうちの一人だ。
罪人になる大半はこうやってステータスの欲に負けて罪人になる。もう、強欲だな。
けど、この殺し屋はもう二つの罪人になっている。色欲傲慢、これ以上必要か?
わからないけど、今は勝負に集中した方がいいな、ここは思い切って溜め技で行くか!
確かこの世界にもユニークスキル的なものがあった。
叶夢は魔法の書を出して、自分専用のスキルを確認した。
「あった!えっと、バレッドソード」
なんか、ダサいな。けど、意外と使えそうなスキルだ。
銃と剣を使ったスキル。
けれど、この世界でスキルとか必殺技は、攻撃力アップとかそこらへんのことしかしてくれないし、はっきり言って、アニメのような攻撃は出来ない。
「まぁ、使ってみる価値があるか確かめてみたかったし」
叶夢は魔銃と剣を構えた。
「我がパートナーの精霊よ!今こそ力を貸してくれ!バレッドソード!」
そしたら、叶夢の剣と魔銃が光り始め、魔方陣が拳銃の持つのところにかかった。
「行くぞ、スモーク!」
叶夢の周りは煙だけになった。
僕は銃と剣を構え、攻撃態勢になった瞬間、
「ストーム!」
殺し屋の奴が暴風魔法を発動させた。
「煙が無くなった。じゃあ、正々堂々と戦うか!」
よくみると、殺し屋の顔の一部が変わっている!?
右目が切られている!?
これは、僕の仕業じゃない。どこかで攻撃を受けたのか!?
「デスワールド!」
これはまずい!罪人しか使えないものすごい爆発力を持った爆発魔法!
しかもこれは自爆魔法だぞ!あいつ死ぬつもりか!だんだんと中心(殺し屋)に火の玉が集まっていく、もうこの時点で殺し屋は死んでいた。
次は僕とリリスの番かよ!
必殺技も結局使えていなかったし!
「結界魔法を発動する!」
叶夢は爆発魔法が起こる中心に結界をかけた。
結界魔法は自分の体力との勝負。
もしも僕が倒れたら、この世界ごとふっとんでしまう。
それにこのデスワールドは罪人の死神専用技だ。
その時、リリスは―
「叶夢さんを助けないと、たすけない・・・・と」
地面にはいつくばって、手を伸ばし、とむを必死にたすけようとしていた。
私はあの人を助けないと、それじゃないと、とむさんは私を助けてくれたのに、
自分は何もしないのは最低です。
私が爆発魔法の方を見るともう、爆発寸前だった。
「叶夢くーーーーん!」
私は必死に叫んだ、だけど彼には届いてはいないだろうな、彼は今魔力と体力を全て使ってでも止めようとしている。
私の声なんか。
そして、叶夢は・・・。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
叶夢はリリスの叫ぶ声が聞こえていた。
けど、結界のせいで、何も返事すら出来なかった。
だけどリリスがこっちに向かって手を伸ばしているのを少し見えていた。
僕は少し、うれしかった。だって、あんなおとなしいリリスが叫んででも僕の名前を呼んだ。
それに、少しは心を緩めて燃えあっただろう。少し安心した。
「結界魔法以外の魔法を解除する!」
空がオレンジ色に染まる中、とむはずっと爆発魔法を抑えていた。
「かならず、救って見せる!」
叶夢はそう言いながら、結界を分厚くしていった。
もうすぐ爆発する。そんな予感がしてきた。
その予感は的中した。
僕が結界を強めた瞬間、結界の中で爆発が起こった。
爆発した瞬間、結界が破れ、小爆発が起こった。
衝撃波で僕は飛ばされ、意識を失った。
改めて思った。自分はなんてところで物語の章分けをしてしまったのだと。(ナンテコッタ!)
もう七月ですね。最近は投稿をしておりませんでしたが、この日までに色々とありました。関西での震度6の地震に死者の出た大雨の災害。僕は本当にその時の事を思い出すと心が痛いです。自分自身も始めて体感した地震でしたので冗談抜きで怖かったです。手の震えが止まりませんでした。ですが、僕よりもっと怖い思いをしている人が大勢と居ます。そんな事を考えると僕の怖さは本当に小さい方です。
そして、学校でも少し震えが止まらない人を見たら何故か涙が出そうでした。本当に怖いのだなと思い。少しでも助けにでもなれればと思い、楽しい話をその友達と一緒にしました。
その時、本当に自分はちっぽけだなと思いました。僕は何もできない身ですから、それが悔しくて悔しくて何もできない自分が悔しいです。だから、一人でも笑ってもらえるように僕は小説を書き続けようと思いました。小説でみんなを助けるとかカッコいいことはいえません。できるならそうしたいです。
だけど、僕は小説を書き祈るいっぽうです。だから、負けないでください!頑張ってください!
僕はずっと心の中からそう願っています。 和泉しんご




